縄文人の生まれるまで(続き)
秩父神社と秩父夜祭の屋台
3、改名・知知夫人
盛り上がった秩父原人とは何たるお騒がせであったのだろう。
膨らんだシャボン玉が、一気に葬り去られた。
秩父にまつわる何かよい名前はないか・・・・・。
A , 知知夫とは
秩父神社の歴史は古い。
『先代旧事本紀』によれば、創建は崇神天皇の時代までさかのぼる。
国造(くにのみやつこ)の知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が祖神の八意思金命(やごころおもいかねのみこと)を祀ったのが、当社の始まりとされている。
当時の知知夫は現在の秩父をいう。
『国造本紀』は知知夫彦命を知知夫の初代国造としている。
国造制が敷かれていたかどうかは疑問だが、いずれにせよ
知知夫を氏名とする豪族がこの地方に関わっていた事は
間違いないようである。
(奥秩父・清水武甲、浅見清一郎著)
B、知知夫人と命名
迷ったときは原点に還る。これをモットウとして来た。
秩父原人に代わる名前はこれだと直感した
知知夫人と名乗る事にした。
すると、数ヶ月して新たな波紋が広がった。
次回に続く