犬も歩けば棒に当たる
時期も早いし、こんな場所にと・・・。
花と幹を確かめた。
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今日のメモ
花咲か爺さんとサクラの生きざま
夜来の雨は、ホウを撫でるそよ風を残し、まぶしい程の日差し。
朝の散歩に戸外に出ると心地よいさわやかさ。
日照り続きの大地に好いお湿り気をもたらし、
街路樹の枝や冬芽、草花がことのほか元気に見えた。
スニーカーのつま先から伝わってくる柔軟なクッションが軽やかで
夜来の雨の心地よさを一層際立てていた。
春の『蠢き』を感じた。
あんなに屋根を叩いた雨は、嘘のように穏やかな朝をくれた。
車の少ない車道を通り、踏切を抜け中学校の脇から
新中川の土手に歩を進めようとした・・・・とき。
川に繋がる橋の通路30m程のスロープの土手が、
なにやらボ~ゥと霞むように明るんでいた。
梅の花でも咲いたのか・・・・と興味半分近づいた。
梅にしては花びらが大きい。ピンクの花弁でサクラよう~だ。
花の一輪一輪に目を注ぎ、幹の特徴をも確かめると偽なく桜だ。
ヤッターと心の中で叫ぶと共に、今年第1号の桜がこんな場所に・・・・・
と意外さに驚いた。
桜や梅ノ木は、花が咲くと、その存在価値を天空に如実に示しますが、
寒風吹きすさぶ真冬は、何の変哲のない木として見過ごしてしまう。
庭の片隅、公園の端、街角にあっても気付かれず関心が薄い。
満開の桜を見てこんなところにも・・・と驚きと共に心が和む。
小学校の国語の本に、花咲か爺さんが籠に灰をつめてサクラの樹に登った。
『枯れ木に花を咲かせましょう』と言って灰をまくと
見事にパット満開になった。
枯れ木に咲く花は無い。
いま思えばサクラは、けなげに冬を過ごし、普通の樹と全く同じでジ~ット耐え忍び暖かい時季になると見事な花を咲かせる。
これぞ桜、日本のサクラ
人の生き様を(耐え忍んで、やるときはやるよ・・・・)教えられたようで、
夜来の雨が心地よい春を運んできてくれた。
意外な場所に開花第1号。
☆ 顔のしわ桜のピンク貰うなり (縄)