かめの会の例会・投句
お題「茸➡きのこ」 宿題
【子季語】
菌、たけ、くさびら、猪茸、黒皮茸、茸売、茸汁、天狗茸、煙茸、楢茸
【茸は】
晩秋山林の湿地や朽木などに生える大型の菌類の俗称。傘の形をしていて種類が多く、美しい色を持つ毒茸もある。椎茸、舞茸、しめじ、榎茸などは味も良く人工栽培が可能で市場に出荷されている。
茸採りの名人(古老)は、穴場を絶対教えてくれない。
イッポンシメジ
① 茸狩り落葉を踏みし篭重し
故郷は山間地。季節になると篭を持って山に出かけた。
沢山採れる物ではないですが、穴場に当たると篭一杯のことがある。
② 山小屋の囲炉裏の鍋やきのこ汁
つい最近までは低山山歩きに出かけた。山小屋のマスターがキノコ汁をご馳走してくれるときがある。
赤々と燃える焚き火、コトコトとキノコ汁が仕上がる。
③ 九十九路や峠の茶屋できのこ飯
山行きの時は、バス利用がほとんどでした。バスを山小屋の駐車場に止める。たどり着くまでには日光いろは坂ではありませんが、多くの曲りを経て辿り着く。
山登りを終えて小屋で頂いた茸飯、山菜料理に舌鼓することがあります。
④ 榾木から椎茸採りて筵干す
田舎では椎茸栽培が盛んでした。ナマは箱詰めにしたり、筵に干して天日干しをした。干し椎茸をビニール箱詰めにして神田市場へ出荷した。
乾燥椎茸 原木栽培椎茸
⑤ 茸狩り古老に聞けば口つぐむ
古老は山の茸の穴場をよく知っている。あの山は北の裾野、この山はあの1本松野西方向・・・・・・・・等それは良く知り尽くしています。
しかし茸採りの名人は、決して他人にはその場所を教えてくれない。
⑥ 岩茸や身体にロープ腰に籠
縄文人は、山人です。
山でキノコ狩り、シイタケ栽培そんなことしか思い浮かばない片面的な人間で、
作句も山にちなんだ句になりました。
人に尋ねる(聞く)とき、(インタビュー)
≪どこの生まれ、どんな環境で、どんな遊びで、どんな本を読みましたか!?
これでインタビュアーは、その人の三角形の底辺を知り得る≫と
ある先生から説かれたことが有ります。
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