日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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10月句会

2018年10月03日 | 文学  かめの会・季語のある風景

かめの会の例会・投句

お題「茸➡きのこ」 宿題

 

【子季語】
 菌、たけ、くさびら、猪茸、黒皮茸、茸売、茸汁、天狗茸、煙茸、楢茸

【茸は】
 晩秋山林の湿地や朽木などに生える大型の菌類の俗称。傘の形をしていて種類が多く、美しい色を持つ毒茸もある。椎茸、舞茸、しめじ、榎茸などは味も良く人工栽培が可能で市場に出荷されている。
 茸採りの名人(古老)は、穴場を絶対教えてくれない。

 

             
  イッポンシメジ

 

① 茸狩り落葉を踏みし篭重し
   
   故郷は山間地。季節になると篭を持って山に出かけた。
   沢山採れる物ではないですが、穴場に当たると篭一杯のことがある。

 

② 山小屋の囲炉裏の鍋やきのこ汁

   つい最近までは低山山歩きに出かけた。山小屋のマスターがキノコ汁をご馳走してくれるときがある。
  赤々と燃える焚き火、コトコトとキノコ汁が仕上がる。



③ 九十九路や峠の茶屋できのこ飯

   山行きの時は、バス利用がほとんどでした。バスを山小屋の駐車場に止める。たどり着くまでには日光いろは坂ではありませんが、多くの曲りを経て辿り着く。
   山登りを終えて小屋で頂いた茸飯、山菜料理に舌鼓することがあります。

 

④ 榾木から椎茸採りて筵干す

  田舎では椎茸栽培が盛んでした。ナマは箱詰めにしたり、筵に干して天日干しをした。干し椎茸をビニール箱詰めにして神田市場へ出荷した。

    

       乾燥椎茸             原木栽培椎茸

 

⑤ 茸狩り古老に聞けば口つぐむ

  古老は山の茸の穴場をよく知っている。あの山は北の裾野、この山はあの1本松野西方向・・・・・・・・等それは良く知り尽くしています。
 しかし茸採りの名人は、決して他人にはその場所を教えてくれない。

 

⑥ 岩茸や身体にロープ腰に籠

   秩父の岩茸採り。

 

 

 
     
 縄文人は、山人です。
山でキノコ狩り、シイタケ栽培そんなことしか思い浮かばない片面的な人間で、
作句も山にちなんだ句になりました。



人に尋ねる(聞く)とき、(インタビュー)
≪どこの生まれ、どんな環境で、どんな遊びで、どんな本を読みましたか!?
これでインタビュアーは、その人の三角形の底辺を知り得る≫と

ある先生から説かれたことが有ります。

                    

 

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