霜降の季節がやって来る
霜降や人肌の席ゆずられし 北川英子
ついこの間までキラキラ輝いていた露が、
北国や早い所では、霜に替わり始めるころとなりました。
甲府地方気象台は9月26日、富士山の初冠雪を観測しました。
これは記録に残らないそうです。
地表が0度近くになると、現れる霜は、
踏むとサクッとした感触で、子どもたちには大人気。
朝の学校に通うそのむかし、
畦道に入り≪踏むあのサクッとした感触≫が、懐かしい。
一方農家にとっては、あまりにも早い霜は、
作物に被害をもたらす天敵です。
10月23日からは、24節気の「霜降」で、
読んで字の如く、霜が降ると言う意味です。
霜降が過ぎれば、立冬となるので、まさに秋から冬へ
変わり目にあたります。
今朝(18日)ラジオ体操に行くと、みなさん何がしかの上着を纏い、
身体を動かし1枚脱ぐ、そんな状況が見られた。
ラジオから今朝の気温が、14、5℃と流れて来た。
朝の挨拶で、だいぶ冷え込みましたね…と交わした。
長野、稲荷山にて
この頃は、来る冬に備えて、障子の張替時期とされています。
空気のフィルターを兼ねている障子は、
張り替えることで、気持ちも身体もスッキリです。
幼少時に障子張で、やや斜めにしてジョウロで満遍なく水で濡らし、
水が滲み渡ってから、丸棒で巻き取った覚えがあります。
冬に向けて準備しているのは、木々も同じで、
日を追うごとに葉が赤や黄いに染まってい来ます。
間もなくすると紅葉の真っ盛りです。
こんな雑事で一息ついた時は、
お蕎麦屋さんで新そばをすすりたい頃です。
今年の収穫したそば粉で打った、新そばこそが美味いです。
香りも高くコシも風味も抜群です。
お蕎麦屋さんに足を運んで、一献傾けながら、そばを食べれば
新そばの味が倍加いたします。
そば打ち、水元学び交流館にて
暦の上では、秋も残りわずかです。
実りの秋に感謝を告げ、冬を迎える準備を始めたいものです。
霜降や極暑の月日振り返る (縄)
コメト open