私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ダーリンの頭の中

2005-03-12 19:32:14 | たまに読んだ本
今でこそ大ヒットでコンビニに雑誌と一緒に並んでいるダーリンは外国人(小栗左多里)だが、私が買ったのは発売されて幾らも時間が経っていなかったので、この本が電車の中で読んではいけない本だとは全然知らなかった。
ダーリンことトニー・ラズロが非常に頭脳明晰な方でありながら、パートナーの小栗さんにあっさり「語学オタク」と言われているのも爽快だし、非常に深く考える姿勢がこんなにも笑いを誘うものだとは思わなかったのだ。
しかし深く考える力の無いのを隠しもせず、「考えても分からないから考えません」と開き直っている私にとっては、笑いながらもちょっと肩身が狭い思いだ。
これからは深く考えていなくても、考えているふりぐらいしようと思う。

「ダーリンは外国人」の続編というべきこの本「ダーリンの頭の中」は、言葉というものの奥深さを、「するめです。」最初のすと最後のすが違う発音だというような簡単な例えにして書いてあり、深く考える癖のない私にもとても分かりやすい本だ。
そして言語の中で、音の響きが好きなのは広東語なのだという。
10年以上も香港映画を見続け、何度も香港へ行っているにも関わらず一言も喋れない私にとっては、このコメントも肩身が狭い。映画を見始めた時に、もう少し深く考えていたら、今頃広東語もペラペラ(これは言い過ぎだ。ペラ位だろう)になっていただろうにと思うと、これからはフリではなく本当に深く考えた方がいいかもしれない。