私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

小さな恋のステップ

2006-02-05 15:42:59 | 映画鑑賞
長年付き合っていた恋人と別れ、医師から余命3ヶ月と告げられた2軍のプロ野球選手。そんな彼を10年前から好きで見つめている女性。そんな二人が主人公なのにもかかわらず、ぜんぜん悲壮感なし。勿論余命3ヶ月と告げられ、飲めないお酒を飲み、家を担保に借金をしたりはするが、遣り残したことをするためにどこかに旅立つわけでもなく、ちょっと心ここにあらずではあるが、練習にも参加し、バーに勤務する彼女の名前さえはっきり知らぬまま、映画館でデートしたりする。時々切れたように銀行泥棒にそして自宅に入った泥棒に愛について語ったりはするが、ぜんぜん緊張感はないのだ。
この緊張感のなさがこの映画の持ち味だろう。彼を見つめる女性を演じるイ・ナヨンの持っているどこかぼーっとした感じも、この映画の雰囲気にあっていると思う。いまどきラジオが趣味というのも、どこか不思議な感じでいい。10年間片思いをしながらも、ただ見つめているだけなのだ。彼に携帯をプレゼントしようとラジオ懸賞応募に精を出すが、普通に買ったほうが楽なのにと思う。頑張り方がどこか不思議なのだ。

更にこの映画の第三の主人公は電信柱だ。それもこの映画の不思議さと妙にあっている。電信柱を見るとちょっと胸がキュンとするなんて、それこそ不思議以外のなにものでもない。不思議だけれど可愛い映画だ。

イ・ナヨンは出演しているドラマ@アイルランドの役柄もあり、勝手に不思議ちゃんと呼んでいるのだが、この映画でもやっぱり不思議ちゃんだった。
この映画で主演女優賞を受賞したそうだが、これも不思議パワーに皆がだまされたせいに違いない。

忘れえぬ想い

2006-02-05 15:20:19 | 映画鑑賞
結婚式を目前に事故で亡くなった婚約者。婚約者を亡くし、残された子ども(ロロ)を引き取り一人で育てようとする女性(シウワイ 演セシリア・チャン)
周りの皆が楽な道を進めようとするにも関わらず、意地を張る。自分でも無理なことを知りつつも、その気持ちに気づかぬふりをしてなりふりかまわず生きていこうとする。気丈に生きるというより、出来ないことをやり遂げることで死んだ婚約者への気持ちを忘れないようにと無理をする姿。セシリア・チャンのあの独特のがらがら声でそんな女性を演じている。他人同士があんな風に一緒になって生きていけることは、なかなかないと判っていても、残された子どもを演じる原島大地の可愛さもあいまってちょっとほろっとする。
父親が亡くなりさびしいだろうに、わがままも言わないし、ラウ・チンワン演じるミニバスの運転手にもすっと心を開いていくのだ。セシリアの演技もいいし、この子どもも可愛いし、ミニバスが走り回る香港の雰囲気もいいし、好きな映画だ。

ソン・スンホン中毒

2006-02-05 14:55:36 | ソン・スンホン(宋承憲)
「スンホンって2年間いない間でも露出が途切れることがないですね~」と知人のcさんに言われる。韓国での露出は何もないのだが、この場合の露出は日本での商品発売と変換すればいい。本当にたくさんの商品が出たと思う。業界の皆さんは本当に商売熱心で頭が下がる。

私は俳優としてのソン・スンホン、動くソン・スンホンが好きなので、商品選定の基準は動いている姿が見られるかどうかが基本だ。買った商品もあれば、お財布と相談の上購入しなかった商品もあるし、最初から購入を考えなかった商品もある。
そんな中、購入したこの@ソン・スンホン中毒-は映画氷雨のメイキングをスンホンを中心にまとめたDVDだ。
本編を見せ、その後メイキングシーンをつけるというつくりで、特に凝ったこともしていない。映画は出来上がった本編を楽しむことが正しい楽しみ方だと思うので、本来ならこういう風にメイキングシーンを楽しむのは邪道なのかもしれない。まぁこの時期、そんな硬いことも言わずに出されたものを素直に楽しむのもいいと思う。なんといってもスンホンが動いているのだから・・・

一番好きなメイキングは野球のユニフォーム姿でピッチングの練習をする場面だ。
本編ではいつの間にか腕を怪我しており、ユニフォーム姿でいながら練習に参加していない(練習に参加せずに、キム・ハヌル演じるギョンミンと喧嘩などしたりしている)のだが、こちらではちょっと足元がふらつきながらも何球も投げ込む姿が見られる。
高校時代友人と一緒に、放課後の教室からグランドでやっている野球部の練習をなんとなく眺めていた頃を懐かしく思い出した。当時は
友人が自分の彼氏の姿を見つめる隣でちょっと退屈したりしながら「なんでこんなに何時間も練習を眺めていることができるんだろう?」と思ったりしたが、今ならその気持ちがわかる。何度も何度も投球シーンを繰り返して見ながら「もっと若い頃からこんな熱い思いがあれば、もっとばら色の青春時代が送れただろうに・・・」と思う。ちょっと気がつくのが遅すぎただろうか?それとも野球部にスンホンのような男前がいたら、やっぱりこんな風に何時間も練習を見つめたりしただろうか?


氷雨の世界 ~ソン・スンホン中毒~ making of the Ice Rain

エスピーオー

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