大作であることには間違いなし。しかし壮大さと安っぽさが画面の中に同居しているのだ。引きの画面になるたびに笑いが出てしまう。
変えることの出来ない運命に立ち向かう、一人の姫と三人の男。
三人の男の目力に注目だ。
自分が大将軍であることを信じて疑わず、いつまでもどこまでも自分だけの目をした男。(演 真田広之)
大きな目を見開いても、奴隷であったためにどこかおびえた様子の抜けない男。(演 チャン・ドンゴン)
幼い時から人を信じることが出来ない、常に流し目の男。(演 ニコラス・ツェー)
変えられない運命にこの三人が翻弄されるドラマなのだが、脚本はご都合主義が満載だ。「運命は変えられない」と言い切る女神。簡単に忍び込める城。そしていつまでもどこまでも走っても疲れない男。更に人が凧の如く空に浮かんだりするのだ。もうびっくりである。
しかし衣装がとても印象的だ。
「芸術は爆発だ」の太陽の塔を連想させる兜の奇抜さ。ニコラス・ツェーの身に着ける白い衣装の数々のシルエットの美しさ。(ニコラス・ツェーの立ち姿も美しいし、扇を使ったアクションも雰囲気がある)
またチャン・ドンゴン演じる奴隷と同郷の役で出演しているリュ・イエも、裏切ったという後ろめたさから上目遣いの眼差しが多いが、これもなかなか印象的だった。
観終わってから疑問に思ったことが二つある。
三人の男を翻弄するセシリア・チャンの美しさを、観客の男性はどのように評価するのだろうか。
そしてチャン・ドンゴンファンの人に、彼の演技についての感想を聞きたい。
変えることの出来ない運命に立ち向かう、一人の姫と三人の男。
三人の男の目力に注目だ。
自分が大将軍であることを信じて疑わず、いつまでもどこまでも自分だけの目をした男。(演 真田広之)
大きな目を見開いても、奴隷であったためにどこかおびえた様子の抜けない男。(演 チャン・ドンゴン)
幼い時から人を信じることが出来ない、常に流し目の男。(演 ニコラス・ツェー)
変えられない運命にこの三人が翻弄されるドラマなのだが、脚本はご都合主義が満載だ。「運命は変えられない」と言い切る女神。簡単に忍び込める城。そしていつまでもどこまでも走っても疲れない男。更に人が凧の如く空に浮かんだりするのだ。もうびっくりである。
しかし衣装がとても印象的だ。
「芸術は爆発だ」の太陽の塔を連想させる兜の奇抜さ。ニコラス・ツェーの身に着ける白い衣装の数々のシルエットの美しさ。(ニコラス・ツェーの立ち姿も美しいし、扇を使ったアクションも雰囲気がある)
またチャン・ドンゴン演じる奴隷と同郷の役で出演しているリュ・イエも、裏切ったという後ろめたさから上目遣いの眼差しが多いが、これもなかなか印象的だった。
観終わってから疑問に思ったことが二つある。
三人の男を翻弄するセシリア・チャンの美しさを、観客の男性はどのように評価するのだろうか。
そしてチャン・ドンゴンファンの人に、彼の演技についての感想を聞きたい。