私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

H.I.T. [ヒット] -女性特別捜査官-

2009-02-26 22:34:32 | 韓国ドラマ・映画
このドラマを見ながらストロベリーナイトを読んだりしていたので、コ・ヒョンジョン演じる女刑事とストロベリーナイトの姫川刑事がごっちゃになったりしたが、ドラマの方は連続殺人犯を追うという内容であっても、新米検事との女刑事の話にもちゃんと(というか、やや多いくらい)スポットが当たっており、シンプルな警察物というわけでもない。

サスペンスアクション的なドラマが少ない中で見る、カーチェイスやヘリコプターを使った追跡、更には香港のロケと結構動きが激しいのは目を引く。このまま行くのかと思ったが、勿論そんなことはなく、後半は恋物語だの、心理戦だの急にスケールが小さくなってしまうのだ。
登場人物のキャラクターがはっきりしてからなので、前半は動きの多さを楽しみ、後半はキャラクターを楽しみという見方をした方ががっかりしないかもしれない。

コ・ヒョンジョン演じる女刑事とハ・ジョンウ演じる新米検事のエピソード。
どう考えても女刑事の方が年上なのだが、ドラマの中ではそれは取り立てて問題にならず。新米検事の考えの浅はかさを女刑事が諭す場面も多々あるのだが、それも取り立てて歳の差を強調したものではない。
ベテランと新米という差はあるものの、お互い刑事と検察というプロの視線で話が進む場面が多く、立場の差がお互いの障害になることはあっても、歳の差が障害になるということがなかったのが、よかった。
何かあるたびに一々「歳の差、歳の差」などといわれながらラブストーリーを見ても面白くないし・・・

見始めの頃はハ・ジョンウを見るたびに「おおつるぎたんにそっくり」と思ったが、最後には「おおつるぎたんがハ・ジョンウに似ているかも」と思うくらいになった。慣れというものは怖い。20話も続けてみていると、誰が誰に似ているのかと一々気にするのも面倒になるものなのだ。


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ストロベリーナイト

2009-02-26 22:33:22 | なんということはない日常
犯罪場面の描写が凄い。普段「グロい」という表現を使うことはないけれど、多分こういうことに対して「グロい」という言葉を使うのだろう。
こういうグロい場面も含めてこの作品なのだろうけれど、正直ちょっと辛いものもあり、やや薄目で読み飛ばした部分もあり。

姫川玲子という主人公や、裏金作りにせいを出しながら彼女を目の敵にする男性刑事など、出てくる登場人物はかなりあくが強い。スピード感があり、犯罪の内容そのものは非常に重苦しいのに、場面、場面の映像が想像しやすいところもあり。
そんなところから、本であるのに、漫画なのかもと思わせる雰囲気もあり。
重いのに、軽さを思わせる雰囲気があるのはそんなところからやってくるのかもしれない。

特に裏金作りにせいを出す刑事の物言いは、正直耳を塞ぎたくなるものもあり。勿論それが必要悪であるというのも読んでいるうちに伝わってくる。
また、過去を語る場面で出て来る敬礼シーンも、その映像が見えるかのような臨場感あり。
この本が不思議なのは、今の物語よりも、彼らの過去の物語の部分が面白いところだ。

***
警察はこんなにセクショナリズムに冒されているのか?
身内の争いがこんなに激しいものなのか?

ストロベリーナイト (光文社文庫)
誉田 哲也
光文社

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