私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

自転車事故と健康保険

2009-06-24 21:26:32 | 日の目を見ない会社員のブログ
「うちの奥さんが歩道を歩いている時に自転車に跳ね飛ばされて、救急車で運ばれたんだ。でも病院では『健康保険は使えません』といわれて全額自費で払ったんだよ。」
先日、こんな相談を受ける。

病院からの領収書を見せてもらうと、自費診療扱いなのか、パーセンテージを表示する欄に150%という数字が入っている。
(ちなみに普通健康保険証を提示することができずに、いったん自費で全額支払う場合は100%という数字が入っているはず)

「自転車を運転している人が、費用は負担するが、健康保険を使って治療を受けてくれないか?って言っているんだよ。でも病院は『健康保険は使えません』って言うだけだし。どちらの言っていることが本当なのかな?」と言う。

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ここで本当に健康保険を使うことができないかというと、そうではない。

①いったん健康保険を使わせてもらい保険診療を受ける。
②その際に健康保険組合や社会保険事務所に第三者行為であることの書面を提出する。
③健康保険組合(または社会保険事務所)は第三者である加害者に費用を請求する。

自賠責保険がない自転車が事故を起こした場合はこのように処理することが可能だ。
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最終的には健康保険を使わずに加害者が費用負担をするのだが、いったん健康保険の適用を使わせてもらうということは別に出来ないことではないし、被害者である人が健康保険を使いたいといったら病院側は拒むことは出来ないはずだ。

おそらく病院側としては、「最終的には健康保険を使うことにはならないのだし、費用は加害者が負担するのだから、保険診療でなく点数の高い自由診療でやればいい。被害者の人は最終的に金銭負担することはないのだから、問題ないだろう。」多分そんな考えて「健康保険は使えません」と短い説明をしたのだと思う。

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最近は自転車と歩行者の事故も多いと聞く。
先日も同僚が自転車便の人に跳ね飛ばされて救急車で運ばれた事故もあった。
歩道を歩いていても注意が必要だ。