日本でいい夢というと、お正月限定の初夢位しか思いつかないが、「豚が出てくる夢を見るといいことがある」「蛇の夢もいい夢」など、韓国でのいい夢の話は、時期に関係なく一年中らしい。
さらに吉夢、悪夢、胎夢(子供を授かった時に見る夢)、解夢(いい夢なのか、悪い夢なのか判断すること。日本的にいうと夢占いが一番ぴったりするんだろうか・・・)などと漢字で見れば意味は分かるが、日本語にしようとするとぴったりな単語がなかなか思いつかない言葉がたくさんある。
夢に対する考え方が違うのだろう。
そういうことを考えてみると、オダギリジョーが韓国で出演した悲夢も、とても韓国らしい映画と言えるかもしれない。
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日本では非常に一般的な星座占い、血液型占いなどは、韓国ではそんなにポピュラーなものではないらしい。
「日本では朝のニュースの合間に星座占いなどが入って、ニュースが一休みというか、雰囲気が変わりますよね。
日本に来たばかりのころはあれが、珍しかったです。
韓国では週刊誌に星座占いが載ることはあっても、テレビで星座占いを一般の人に向けてすることはないし、「私の星座ってなんだっけ?」と思い出せない人もたくさんいます。韓国で一番一般的なのは干支占いだけれど、これも新聞とか雑誌に載るだけで、テレビでは放送しないですね~」とSさんは韓国の占い事情を教えてくれた。
それに韓国で占いというと、占い師さんのところに行き、占ってもらうというイメージが強いらしく、星座占いは星座運勢、血液型占いは血液型運勢という風にいうのがぴったりくると思う。とのこと。
占いにも文化の違いありだ。
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