1940年代後半の上海。共産党との勢力争いに敗れた国民党は台湾に逃れたはずなのだが、それでもひそかに中国国内で活動しているメンバーはいる。残っている彼らの無線を傍受するのが主な目的の部隊にスカウトされることになった一人の男。
幼い頃事故に遭い、目が見えなくなった男は、ピアノ調律師の助手として生計を立てていた。
どんな小さい音でも聞き分ける彼の特殊な能力に気付き、スカウトしたのは女性諜報員。
自分の特殊な能力を活かせる場所があることに気付き、男は次々と無線を傍受していく。
男は諜報部員として訓練を受けたわけではない。その特殊な能力を活かせる場所がたまたま特殊部隊だっただけだ。男が自分に優しい女性諜報員に心を開くのは当然の流れ。
しかし諜報活動は非常に孤独で苦しいもの。無線傍受という危険からは少し離れていると思われる場所でさえも、それは一緒。孤独で苦しい活動は人の好意さえも上手くコントロールすることが求められるのだ。
男もそれを敏感に察し、二人の間には微妙な同僚愛が生まれていく。
スパイ映画だと思ってみていたら、微妙な同僚愛の話だったのでやや驚く。
アクションが多いなかで微妙な同僚愛の話となるとバランスが悪いように思えるが、主人公は音の世界に生きる男。
制約された中での同僚愛は、逆に人間味溢れるとでもいったらいいのか。
幼い頃事故に遭い、目が見えなくなった男は、ピアノ調律師の助手として生計を立てていた。
どんな小さい音でも聞き分ける彼の特殊な能力に気付き、スカウトしたのは女性諜報員。
自分の特殊な能力を活かせる場所があることに気付き、男は次々と無線を傍受していく。
男は諜報部員として訓練を受けたわけではない。その特殊な能力を活かせる場所がたまたま特殊部隊だっただけだ。男が自分に優しい女性諜報員に心を開くのは当然の流れ。
しかし諜報活動は非常に孤独で苦しいもの。無線傍受という危険からは少し離れていると思われる場所でさえも、それは一緒。孤独で苦しい活動は人の好意さえも上手くコントロールすることが求められるのだ。
男もそれを敏感に察し、二人の間には微妙な同僚愛が生まれていく。
スパイ映画だと思ってみていたら、微妙な同僚愛の話だったのでやや驚く。
アクションが多いなかで微妙な同僚愛の話となるとバランスが悪いように思えるが、主人公は音の世界に生きる男。
制約された中での同僚愛は、逆に人間味溢れるとでもいったらいいのか。