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法務チーム長のチャンヨンが黒幕の会長と一緒にいるところを見、ショックを受けるテギョン。
チャンヨンは秘書室長の変わりに停電を引き起こすためにこっそりと設置された機材を回収し、それを黒幕のジャンセン社のキム・ドジンに引き渡しに来たのだ。
チャンヨンのことも気になるが、テギョンにとってはまず一緒にジャンセン社に忍び込んだボウォンを助けなければならない。彼女はデータがコピーできなかったので、お金の流れを資料で確認しメモを取ることしかできなかったのだが、それでも証拠はそろった。
16年前に動いた1億ドルと同じことが16年後にも起ころうとしているのだ。
16年前にも私腹を肥やした黒幕の会長。16年経った後もまた同じことをしようとしているのだ。
あの北の元軍人が持っていたのは、16年後の写真、秘密裡の会談に同席し、写真に写る会長。16年前も同じように事件は始まり、そして惨劇・・・結局得をしたのはあの黒幕の会長とその周りに居た人々。
自分のしたことを恥じ、自分が何か出来るようにと大統領になった元経営コンサルタントは、すべての真実を明かそうとするものの、ことごとく黒幕の会長に邪魔される。
テギョンの父親から始まり、警護室長、そして元軍人等々。
秘書室長もジャンセン社の会長に寝返り、法務室長のチャンヨンも寝返ったかと思ったのだが、それには別の真実あり。
ビルから突き落とされた元軍人に部屋から見つかったレシートには別の重さの郵便物もあった。
遺書だけならそんな重さになるはずはない。その書類は確かに官邸に送られてきたはずなのに、官邸内でどこかに消えてしまった。元軍人が送った機密書類のコピーはどこにいったのか?チャンヨンはそれを探るために、秘書室長に寝返ったかのようにふるまったのだ。
秘書室長は疑り深い。信用してもらうためにはそこまでしなければならなかったのだ。
しかし秘書室長の車にあったのは機密書類の複写ではなく原本。
あの突き落とされた軍人から直接もらったのだから原本に決まっている。
それを知り、大統領に報告しようとしたチャンヨンは、黒幕の会長ドジンによって亡き者にされそうになるのだ。(亡き者になったかと思ったのだが、どうやら昏睡状態らしい)
「私も警護官です」というチャンヨンの言葉に乗っかる形で大統領がチャンヨンに二重スパイをさせ、危ない目に遭わせたことを大統領に意見するテギョン。
テギョンにしたら怒るのは当然だが、大統領にしてみたら、「怒って物にあたっても死んだ人間は帰ってこないし、真実を世間に明かすことも出来ない・・・」ということらしい。
結局機密書類のコピーが入ったUSBは秘書室長の財布に入っていた。秘書室長は解雇されるが、黒幕の会長の手下は大統領府だけにいるのではない。
検察内部にもちゃんと入り込んでいるのだ。。。。。
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大統領を守る警護官は一人ではないのに、テギョンはどうしてあそこまで一人で突っ走るのか・・・
その暴走度合いは益々高まるばかり。