結婚相談所に勤務するジョンウムと財閥の息子であるフンナムが出会ったのは、ジョンウムが契約を取ろうと向かった済州島。
兎に角契約を取りたくてガツガツしていたジョンウムは、自分の後にやってきたフンナムも同じような結婚相談所の職員と勘違い。当然恥ずかしい結果となり、もう二度と会わないと誓うのだが、悪運はどこまでも続く。
ジョンウムが契約した第一号の顧客でありお互い飛び込み選手時代からの友人ヤンに紹介した相手が、とんでもない浮気者だった事から、ショックを受けたヤンが漢江に飛び込もうとするのだ。
飛び込み選手が漢江に飛び込んでも何も起こらない気もするのだが、気が動転したジョンウムは偶然居合わせたフンナムを漢江に突き落とし、彼女を助けて貰おうとする。フンナムは泳げず、助けられるはずだったヤンが彼を助けることになるのだが、「泳げない人を河に突き落とすなんて、殺人未遂だ!」と騒ぎ立てるフンナム・・・・
****
コメディはこんな風に大いなる勘違いと、出来過ぎな偶然で出来上がることになっており、ヤン以外にも結婚相談所で紹介された女性に次々と手を出し、相談所を混乱に陥れたのは、フンナムのいとこ。
幼馴染でイケメンの医師ジュンスが、て雑誌に掲載されているコラムを真似して@おでこキスを試すのを見て、勤務先の結婚相談所の成約率を上げるために(紹介された相手からまた会いたいといわれることをどうやら『アフター申請』と韓国では言うらしい・・・)雑誌に恋愛コラムを書いている編集者のチャーリーに近づこうとするジョンウム。
契約を成約させたい一心でチャーリーを追いかけまわすジョンウムだが、なんとそのコラムは軍隊でチャーリーの同期だったフンナムが書いていたのだ。
****
コメディらしく、悪運がテンポよく続く。
飛び込み選手時代、恋人に逃げられたジョンウムの様子を偶然見かけたフンナムは、「誰の黒歴史になるのではなく、いい思い出になりたいなら、第一印象でなく、最後の思い出を準備しなければならない・・・」などと感想を述べる、冷静な恋愛評論家なのだ。