元CIA出身のマッコールはボストンで運転手をしながら静かに暮らしている。決まった客を乗せる時は静かに話し相手になるが、理不尽な出来事を目にすると、助けが必要な者のために自分の力を惜しげ無く遣う。世捨て人ではなく、自分なりの方法で人と関わり、そして自分なりの方法で誰かを助けようとする。
そんな彼の唯一の理解者である女性上司殺され、復讐することを誓った彼が見つけた犯人は、元同僚だったCIAの職員だった。
自分と同じ能力を持った相手と対峙することになるマッコール・・・・
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監督アントン・フークァがCIA同士の対決の場所に選んだのはハリケーンの最中の海辺の街。同じCIA出身ゆえ、技術力は互角だ。そんな対決シーンに自然の驚異が付加されるのだ。復讐心が強いマッコールに自然が味方してくれるのか・・・そんな緊張感の感じられるアクションシーン。
アクションシーンが綺麗なのはもちろんなのだが、タクシーの中から見えるボストンの街の夜景、そして朝日が上るのに合わせてはっきりと姿を表す高層ビルの数々。そんなシーンも一つ一つが綺麗だ。海辺の家に一人たたずむマッコールの姿を映す場面も静かに美しい。
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