先週行った香港で見てきた映画。
【MV】電影《黃金兄弟》主題曲 「一起衝一起闖」
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印象的な主題歌@一起衝一起闖がオープニングから流れる。一度聴いただけで忘れらなくなる印象的なメロディのテーマ曲が、この映画の全部を物語っているといってもいい。
孤児院出身の5人の少年。彼らの固い友情、仲間を見捨てなかった絆の深さに思うところがあった一人の男性が、5人の面倒を見るようになる。そうやって血は繋がらずとも固い絆で結ばれた一つのファミリーが出来上がる。
5人いれば役割も色々異なる。生まれながらにリーダーの風格があるものもいれば、情に熱い者、やや気弱な者・・・正義の強盗団のような事をやりながらも、絆は昔のままだったはずなのに、大人になると友情にちょっとした嫉妬な悩みが顔を見せる。
裏切りと拒絶を5人はどんな風に乗り越えるのか・・・香港、アフリカ、ハンガリー、熊本、福岡、モンテネグロ!を舞台にして話はどんどん進んでいく。
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1990年代の後半、香港の銅鑼湾を舞台にしたチンピラたちの熱い物語@古惑仔シリーズが、20数年経ち、世界を舞台にした映画になって帰ってきたのだ。
ただ、時間は流れても根底に流れるマインドは、仲間を愛する熱いチンピラ精神そのまま。テーマ曲の中で繰り返される「能同苦 能同甘 倣兄弟 有今生 有来世」というフレーズそのままの映画だ。(漢字というのは素晴らしい。広東語が分からずとも、「能同苦 能同甘 倣兄弟 有今生 有来世」というニュアンスはなんとなく伝わってくる。これに心躍るメロディとリズムがつくのだ。思わず一緒に口ずさんでしまう・・・)
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追記:
同行者とは別行動で朝一番で映画を見、その後旺角で合流し飲茶を堪能。その後は尖東からケリーホテルに移動したのだが・・・
同行者たちは、「ネタバレOK!」との事だったので、そのタクシーの中で「監督は錢嘉樂だったの。出演しているんだけれど、ドライバー役でも出演していて・・・錢嘉樂 忙しかったと思うよ。」などとイーキン、小春以外にも監督の彼が大活躍だったと映画のストーリーを長々と説明。
ビックリしたのは、タクシーの運転手さんが私が連呼していたチン・ガーロウ(錢嘉樂)というバリバリの日本語発音を聴き取り、「一体何を話してるのか?」と興味を持った様子を見せたこと。まぁ、それ以上のコミュニケーションは当然なく、ただそれだけの思い出なのだが・・・それでも楽しい旅の思い出だ。