私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

プロジェクト・グーデンベルグ(原題:無雙)

2018-10-24 19:17:56 | 映画鑑賞

タイの刑務所に収監されている男が、自分の送った1通の手紙をきっかけに出身地である香港に移送される。その男リーを保釈させようとする女性が現れるものの、男は「外に出たら殺される・・」と叫び、自分は殺人の罪を着せられたんだと訴え続ける。捜査に当たる刑事は、現場にいたと思われる@画家と呼ばれる男だけをリーが殺さずに逃がしたことを訝しがる。なぜリーは画家だけを逃がしたのか・・・・画家とは一体誰なのか・・・

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リーは移民先のカナダで、中国人の彼女とともに画家を目指すも、貧しい生活の中なかなか思わしい結果が出ない。才能あふれる彼女と違い、技術は優れていてもオリジナリティがなく「2番、3番のゴッホはいらない」と言われるリーに目を付けたのは、画家と呼ばれる香港出身の男。ビジネスを手広くやり、資産家らしいその男は、「自分が出来ることをやり、その道のプロになれ」と言い、贋作制作に優れた才能を見せる彼を、自分が行っている偽札プロジェクトに誘うのだ。その道のプロを集めた偽札チームを率いる画家の行動力に尊敬のまなざしを向けながらも、犯罪集団を率いるために時には非情な態度を取る画家に恐れを感じるリー。

しかし、偽ドル紙幣造りは順調に進み、書家のアシスタントとして、出来上がった偽札を持ち世界各国を回ることになるリー。画家から「これが終われば自由だ」と言われた最後の取引先のタイでトラブルに巻き込まれるリーと画家。

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贋作制作に才能を見せるもどこか自信なさげなリー(演:アーロン・クォック)と、彼の目線で描かれるカリスマ溢れる画家(演:チョウ・チュンファ)。どちらの目線で見ても面白い映画だ。

特にカリスマ溢れる画家の描き方が素晴らしい。プロジェクトを率いるリーダーシップはもちろん、時に大胆に時に妙な優しさを見せてプロジェクトを引っ張る。画家を演じるチョウ・チュンファが今まで演じてきた刑事やマフィアそしてチンピラ等々。そんな様々なキャラクターの、一番いい部分を全部集めて作ったのでは?と思わせる非の打ち所がない姿と行動。

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90分が基本の香港映画にあって、140分は破格の長さだ。ただ、ストーリーが盛りだくさんであり、途中の転調も素晴らしいので長さは気にならない。

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10/19~10/21の二泊三日の短い香港旅行の間に鑑賞。同行した知人が快く送り出してくれたこともあり、コーズウェイベイの映画館で日曜日の朝8:30の回を一人で鑑賞。

明日(10/25)から始まる東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で上映される事は全く知らず、同行した知人に教えて貰った次第。

 

 

 


私の後ろにテリウス 第13,14,15,16話

2018-10-24 19:11:54 | 韓国ドラマ ら・わ行

Jインターナショナルの会長から「キム・ボンは仮名で本名はワン・ジョンナム、前科●犯だ」と聞かされ混乱するエリン。ボン本人に質そうとすると、なんとキングスバックの社長からボン宛に電話がかかってきたのに気づいてしまう彼女。

キングスバックの社長とボンが知り合いだったと知り、更にボンに不信感を感じてしまうエリンは、子どもたちのシッターを辞めてもらうようにボンに伝えるも、自分自身も混乱した心を落ち着けることは出来ず。

しかし、このまま彼女がキングスバックを辞めたとしても、夫が事件の目撃者だったことと、彼女が夫の葬儀の際に目撃した事実が消えるわけもない。
更に彼女に容疑がかからないようにと、Jインターナショナルへのハッキングをワザと行わないようにボンが判断していたのに、若い男性後輩はそんな事を思いもせずに、ファイルの調査をしようとしてしまうのだ。

キャンディ事件を機に姿を消したテリウスことボンを探す彼の元女上司は、証拠がつかめればと、「エリンさんをスカウトしたい」などと言いながらキングスバックを訪れるも、マダムチームは怪しい動きに敏感だ。名乗りもせず、催促しないと名刺も出さないような輩は怪しいと一刀両断だ。

更にスパイではなくとも、怪しい動きがあれば、追求するというのがマダムチームの信念。一員のエリンにもその信念はあり、蛍光塗料だの、扉の開閉をチェックする方法、さらには高額の電気代料金から、キングスバックのバックヤードにある社長やボンたちの事務所をあっさりと発見してしまう。

彼らが怪しい者でないとは分かり、逆にJインターナショナルの会長が怪しい(彼の方が偽名を遣っているのだ・・・)と分かったエリンだが、ボンとしては彼女の夫が事件に巻き込まれたことを明かすことは出来ない。
Jインターナショナルのことを調べたくて彼女を雇ったボンの女性後輩は、彼女がもっと重要な情報を持っていると知ると、今度は更に彼女を囲い込もうとする。
理由は分からずとも、求められて期待以上の働きを見せるエリン。

しかし、自分のところに危険が及んだJインターナショナルの会長が起死回生の手段にしたのは、エリンを拉致すること。
自分の事務所にある砂時計と彼女の命を引き換えにするという条件を出してくるのだ。

砂時計にどんな意味があるんだろう・・・