グラナダでの事故から1年。。。ヒジュの前から姿を消したジヌは1年ぶりに滞在していたアメリカから帰国し、亡くなったヒョンソクの命日に皆の前に姿を現す。様々な疑惑を残しながら消えていたうえに、突然の帰国。そして墜落事故による怪我により、手からは杖が話せない状況だ。ヒョンソクの妻でジヌの元妻も動揺を隠せないし、ヒョンソクの父であり、ジヌを可愛がっていた教授もジヌの真意を測りかねている様子。
ヒョンソクの亡霊から逃げるようにアメリカに行ったジヌだったが、アメリカでもヒョンソクの亡霊は自分の前に現れていたようで、結局彼と戦うためにレベルの維持が求められるジヌは結局毎日のようにゲームを行うしかないらしい。教会にもヒョンソクは姿を現すのだが、ジヌは拳銃を取り出し、周囲に気づかれることなく、決闘を簡単に終わらせる。多分こんなアイテムを手に入れるために、毎日ゲームをしているのだろう。(ゲームをしないので、よく仕組みが分からないのだが、多分そんな話なんだろう・・・)基本的に「ヒョンソクが剣を持って現れる」というのは誰も信用しない現象だ。結局は、「社長は帰国しても出社することもなく、毎日ゲームに興じるだけ。。。」という状況なのだ。
ジヌがいない間、会社を任されている彼の先輩は、当然非常に心配する。逆にそんな状況なら自分でもゲームに参加するというのだが、それは断固拒絶するジヌ。彼は自分がおかしいというより、ゲームそのものに何かバグがあると思っているようで、それを解明するためにもゲームをやらねばならぬと思っているらしい。危ないゲームに翻弄されるのは自分だけで十分だということなのだ。
(なんとジヌの秘書も、一日中何もしないのは退屈だと、ゲームのIDを取得し、ゲームに参加。なんと彼もヒョンソクの姿を目にし、ジヌの言葉を信じるようになっているのだ。。。)
ボニータホテルを売ったお金で、韓国に帰国し、ギター工房を始めたヒジュの元に向かうジヌ。ゲームの開発者である彼女の弟を探そうとするジヌは、ヒジュを心配させまいと、秘書に偽のメールを送らせ、その後もずっと「友達と旅行中。。。」と弟のふりをしたメールを送り続ける。当初はジヌに会い、笑顔を見せるヒジュだが、彼が嘘をついていることは分かっていたのだ。
「自分を信じるな・・・」と言いながら、バルセロナに住むゲームの共同開発者のマルコという青年が、ヒョンソクに接触したこと。麻薬常習者である彼の元に行けばヒジュの弟を探す手がかりが得られるかと思ったが、見つかったのは死因もはっきりしない彼の死体だけ。。。という話を聞き、ショックを受けるヒジュ。
そんなヒジュに「生きているという証拠を示せないが、弟は絶対に生きている。絶対に探して見せる」というジヌ。
ヒョンソク相手に戦うだけで一杯の毎日を過ごしているジヌの言葉にあんまり説得力はなく、怒る彼女はグラナダに向かう飛行機に乗り込むのだ。
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私はゲームをやらないので、残念ながらそのあたりの面白さは良く分かっておらず。暴走したゲームの裏に隠れた黒幕が誰かなのかとりあえずそれだけが気になる。今のところヒョンソクの父であり、何もしない社長になってしまったジヌの首を切ろうとしている教授が一番怪しい気がする。