夫がちょっとした現金を残して亡くなったことを悲しむわけでもなく、逆に喜びを隠せないような妻の態度に違和感を感じるカン刑事達。
監察医は自殺に間違いないというものの、練炭自殺にも関わらず、顔の焦げ方に問題があるのではと食い下がるカン刑事。男の携帯に残った通話記録がウギョンだったことで再びウギョンの元を訪れるカン刑事だが、「娘さんの事が気になったのでお母さんに連絡を取ろうとしたのですが、上手く繋がらなかったので、お父さんに連絡したんです。」と言うだけだ。
「皆にそうするんですか?」と食い下がるカンだが、はっきりした繋がりは分からない。残るのは違和感とそしてお金を包んだ新聞紙に書かれた「獣・・・」という言葉のみだ。
夫が賭博中毒だったことも、夫から暴力を受けていたことも当初は警察に語らなかった妻も怪しいが「夫からそういえと言われたから・・・」と言うのだ。これも違和感しか残らない。。。
結局夫と離婚することになったウギョンだが、児童相談員の仕事に戻ろうとしても、ずっと緑のワンピースを着た少女が見える状況では仕事もスムーズにはいかない。カウンセラーの意見も懐疑的だ。「ただ幻想を見ているだけだ。。。」と言われ益々落ち込む彼女。
母の反対からウギョンが相談を続けられなくなった少年から送られたのは、精巧に作られた家の模型だ。その中に隠れた少女の姿を見つけたウギョンは、交通事故で亡くなった少年に妹がいたことを更に強く感じるが、誰もそれを信じてなどくれない・・・
夜、再び自分の前に現れた緑のワンピースの少女は、自分が幻想でないことを証明するかのように、しみが出来ていた相談所の天井を指差すのだ。その動作に誘われるように、若い女性のミイラを見つけるウギョン。
壁に書かれているのは「腐って崩れた肉 その罪の重さ・・・」というこれも詩らしきものの一文だ・・・
何故、突然今まで足を踏み入れたこともない部屋に行ったのか訝しがられるウギョンだが、カン刑事達に上手く説明することも出来ない。「彼女には子どもが居たかもしれない」などと何の脈絡もなく言い出し、逆に怪しまれるだけだ。身分証明書から彼女の元夫の存在が分かるも、夫は孤児だった彼女と偶然結婚しただけ・・・子どもはいないととりつくしまもない。しかし監察医は彼女の身体に出産した兆候を見出し、さらにウギョンはカン刑事が口にした言葉と書類を元に元夫の下を訪れるのだ。
亡くなった妻に何の感情も見せない元夫は、子どもは居なかったというが、子供服の古着があったり、クレパスのあとがあったりと子どもが居たことは確かなのだ。元夫の目を盗んで家捜しをするウギョンは警察に通報されてしまうが、元夫の怪しい動向にカン刑事も動かざるを得ない・・・
ウギョンは、「詩が関係しているだけでなく、いままでの事件には子どもが関係しているに違いない」と言う彼女。
子どもが孤児院にいることを知り、カン刑事と少女に会うべく向かうウギョン・・・・そしてその孤児院の一室で、詩が書かれた額を見つける二人・・・
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ウギョンに家の模型をプレゼントしてくれた少年は、相談所の施設管理をしている男性が、絵を描く女性と一緒に居たことを知っている様子。
意識の戻らない妹の前で声を荒げたウギョンは、母に叱責されるも、その際の行動がかなり不思議だ。
彼女自身も何か問題を抱えている様子。