先輩でもある市長と同席した宴席で自分の所属する政党の党首から商店街のそばで大規模商業施設の開発が進められることを聞き、衝撃を受けるデハン。
市長からは中止になると聞かされていたにも関わらず、結局は裏で話がついていたのだ。
テレビ討論でカン弁護士の以前の主張の件もあり、商店街の顧問に就任することになるデハンだが、その場で「僕の力ではどうしようもない」と土下座し、強硬に反対するのではなく、譲歩案として賠償金を貰い、その賠償金で商店街の看板や、商店街専用の駐車場を作って少しでも買い物客が離れないようにするのが現実的だと話をするデハン。
商店主たちも話が違うとびっくりするも、デハンのせいでないことは十分わかっている。
ほとんどのメンバーはデハンの意見に従うことになるのだが、ただ商店会長であるスヒョンの父だけは反対するといい、大規模商業施設を建設する会社の前で、プラカードを持ち一人デモを始めるのだ。
デハンは現実的にはどうしようもないとスヒョンに父親を説得するように頼むのだが、逆にスヒョンは父と交代で一人デモを続けるのだ。
(デハンの意見に従うのが現実的と分かっていても、娘としては父の心情も分かり、更に自分としても反対したい気持ちがあるのだ・・・)
刑務所の跡地に大規模商業施設を建てることに固執しているのは、広さと交通の便がいいことからコストパフォーマンスがいい土地だと見込んだから。一キロ近く離れており、必要な手当をしていれば、法的にも問題はない。商店街に勝ち目はないと見たデハンは断腸の思いで補償金額を最大限先方から出させることに力を注ごうとする。
補償金の確約も取れ、交渉の場に臨んだデハン達だが、正式に提示された金額は聞かされていたものの半分。更にカン弁護士はデハンが事前に建設会社の社長と面識があったという情報をその場で話してしまったため、交渉の場は大騒ぎとなる。
カン弁護士、自分がその情報を耳にしたのは、父の差し金であったことに気づかないのだ。何も知らないから悪気もない。皆その言葉を聞き、一気にその場の形勢は逆転してしまうのだ。
理想に燃えるカン弁護士よりも、現実的はデハンが取った道は、大規模商業施設建設反対に動いてほしいとカン議員に交渉することだった。
もともと低所得者向けの住宅を造るつもりだったカン議員。大規模商業施設建設に反対すれば、商店街へのアピールにもなるし、国際高校を造ればイメージアップになると議員を説得するデハン・・・しかし、自分の後釜に息子から振られたニュースキャスターを抜擢しようとするなど、このカン議員も一筋縄ではいかないのだ。
そしてなぜ、スヒョンの父親が施設建設に反対しているのか、悲しい思い出も明かされるのだが・・・