私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

私道問題

2019-10-05 20:35:21 | なんということはない日常
 
上の記事とは直接関係がないが、私にも身近な私道問題のあれこれ・・・
 
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畑を整地して建てられた建売住宅の一角に引っ越しをして来たのは50年程前。
 
正方形の土地に小さい建売住宅が100近く建てられており、その区画の中、数本の左右に走る道と外周の道は私道になっていた。
近所の家は小学生の子供がいる30代の夫婦という家族構成がほとんどで、私も学校から帰ると、ランドセルを家に置き、毎日のように自宅前の私道で近所の友達と自転車に乗ったり、縄跳びをしたりして遊んでいた。
それも引っ越した当初、「ここは私道だから車があまり通らない」と言われていたからだ。
 
ただ、近隣にも規模の違いはあれど同じように整地されて建売住宅が建てられている区画がいくつもあり、建売住宅の区画の中と外周は私道、私道が公道に隣接してまた別の建売住宅の私道に繋がるというようになっていた。
要するに同じ区画の中でも、通り抜けされない場所もあれば、通り抜けするのが自然という私道が出来てしまうということだ。 
実際、私の家の前の私道は、区画内の中でも外周に当たっており、いつの間にか隣の区画の建売住宅に住んでいる人の生活通路となっていった。
 
勿論、近所にも同じように近隣の人の生活通路となる私道もあれば区画内の人しか通らない私道も自然に出来上がる。
それはお互い様だと思っていたのだが・・・・
 
20数年前のある日、突然、近隣の区画の私道に通行止めと書かれた大きな設置物が置かれ、車は通り抜けが出来ないようになった。
 
近所の噂話を聞いて来た両親の話を総合すると「あの道は近隣の人が公道に抜ける道として使っているだけでなく、どうやら幹線道路に抜ける道として有名になり、なんの関係もない車がどんどん入ってくるようになったので、住民が業を煮やして通行止めにした」ということだった。
(ただ、車が通り抜けられないように道の真ん中に設置物が置かれただけで、原付バイク、自転車、歩行者はキチンと通れるようになっていた。)
 
印象的な出来事だったので、友人に会った際に雑談の流れでこの話を披露すると、「えっ!あの道が通れなくなったの!!」と私以上に驚くではないか。彼女の家から私の家まで5キロ近く離れている。その彼女曰く、「あの道は〇〇に抜ける道で有名だったんだよ」との事。
 
カーナビの無い時代、「抜け道マップ」に掲載され、全く縁もゆかりもない人が時間短縮のためにどんどんと通り抜ける道になっていたのだ。
 
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今回ニュースを目にして、この「私道通り抜け問題」の話を思い出した。
もちろん、自宅前は今でも私道なので、私道問題は常に私の身近な問題でもある・・・・