BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ワンピース-ONE PIECE- 第1117話 『も』 感想: 「Dの一族の中に…も…」何がいる(ある?)と言うんだ、ベガパンク!?w

2024-06-17 22:18:44 | ワンピ
肝心なところが伏せ字になってしまったw

にしても、前回の最後でレイリーが言っていた、皆まで喋るな、ベガパンク、若者からロマンを奪うんじゃない!というのを実現したのが五老星というのも、なんとも因果なもので。

ただ、レイリーが知っていたということは、きっとヤマトも「おでん様の日記」を見て知っていた、ってことなのだろうな。

ということで、いろいろとわかり始めてきた。

あと、コビーたち海軍若手の方からも「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」の意味を想定し始めたのも面白い。

さすがに赤犬サカズキは知っていたようだけど、コビーたちのような新世代の海軍実力者たちが、その事実を知ったとき、どう動くのか、は気になるね。

まぁ、普通に考えて、ルフィとコビーたちが最終的には共闘することになるに決まってるんだけどねw

その場合、端的に、若者が老害を倒す、って絵面になるのだろうな。


あと、今回、ゾロが剣を交えた五老星と「鬼徹」を認識し合ったのも、即座に効いてきそう。

ルフィがニカ、サンジは人工的な強化人間、に続いて、ゾロには鬼徹、というワノ国の謎をそのまま背負う流れになるのだろうな。

そう思うと、バーソロミュー・くまによって、麦わらの一味がそれぞれ飛ばされた先の人びととも、それぞれ意味のある因縁がこれから明らかにされそう。

ナミの空島とか、もう、完全にこのベガパンクの「バレ放送」のあとで意味を持つはずだよね。

問題は、このゴチャゴチャしたエッグヘッド編を終えたあと、次の一手として何から始まるのか。

久しぶりに面白くなってきたw

しかし、鉄巨人、あっというまにやられたね。

もう少し、ちゃんと掘り下げてほしかったぞ!

で、ベガパンク、「Dの一族」の何について言おうとしたの?

以前にちょっと書いてみたように、Dの一族は、半月の人、という可能性もあると思うのだけど

それはステラたちじゃ、わからないのかな?

ていうか、エッグヘッド、どうなるのだろう?

ベガパンクのサーバーも破壊されるの?

ていうか、ベガパンク、ほんとに死んじゃったの?

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創約 とある魔術の禁書目録 第10巻 感想: 上条当麻、死す!・・・ではゼッタイ終わらせないゾ!☆

2024-06-17 20:15:58 | 超電磁砲/禁書目録
これも事前に、上条当麻がとうとう死ぬ、というバレを知ってから読んだのだけど、だからといってどうこう、ということはなかったな。

前巻の総力戦に比べればプロットが若干、込み入ってるけど、基本は、

アリス・アナザーバイブル vs アンナ・シュプレンゲル

という構図。

最後まで読むとその対立もよく理解できる。

ポイントは、両者ともに「オープンソース」のオリジナルだったということ。

その点で、アンナ・シュプレンゲルは、他の《超絶者》とは一線を画していて、アリスの対抗たり得た。

で、そのアンナ・シュプレンゲルの尻を叩いてアリスに向かわせたのが、「元祖アンナ」のアンナ・キングスフォードだったということ。

どうやら、次巻で、上条さんは、このアンナ・キングスフォードとともに、地獄からの脱出、すなわち《脱獄》をするらしいw

なので、「上条当麻、死す!」といっても、近代西洋魔術の全知をもって、その事実を上書きする手はずのようw

なので、「死んだ!」という事実は、それほど重くなくなっちゃったかな。

実際、これまでにも、なんども「復活者」がでてきたのがこのシリーズだし。

その理屈が上条さんにだけ適応されないはずはないよねw

で、そういう意味では、「上条当麻、死す!」というプロットも想像していたほど、ハラハラしたものではなかった。

だって、当初からこの「死」は避けられないものとして上条さん本人を含めて認識されていたから。

なので、気分は、余命一月とか言われてやりたいことに向かう人物に近かったんだよね。

つまり、いわゆる「運命に抗う」系の物語。

で、その「運命」を否定しようと、《超絶者》の何人かも9巻に続いて上条側について戦ってくれたりしたわけで。

なので、最後の死は、上条さんが自分の運命を受け入れて、それでもアリスの魂を救いたいから、と本望を遂げる形で至ったものなので、むしろ、上条さん的には通常運営。

実は、もっとハラハラ・ドキドキする展開で、事前に「上条、死す」を知っていたら白けるかもしれないと思っていたのだけど、全くの杞憂だった。

それくらい潔い死。

まぁ、だから、アンナ・キングスフォードお姉さん(19世紀の魔術師w)に、いやダメよ、この子、ちゃんと現世に戻しましょう、って気になったのだろうけどw

もちろん、アンナ・キングスフォードが、アレイスターのどうやら師匠だったことも影響しているようだけどw

でもさ、そもそもアンナ・キングスフォードの場合、これまで作中に出てきた準アンドロイドモードのほうが、魂的には実は「出先」で、本籍は地獄にあります!ってことのようだから、だったらそもそも、地獄=来世と現世の間もチャネルさえ確保できれば比較的ルーズに行き来できる、ってことだよね。

なので、気分的には、この《地獄》がSAOにおけるアンダーワールドみたいな世界だなと思ったし、アンナ・キングスフォードは、SAOのアリス(ややこしいw)のような存在と思えばいいんだ、って思った。

まぁ、だったらきっと、上条さんももう一度、現世に戻って、無事16歳の誕生日を迎えることができるよw


ということで、思っていたほどサプライズはなかったかな。

むしろ、改めてなるほどなぁと思ったのが、《超絶者》という存在が、縛りを設けることである特定の「神を装う」術者たちだったんだ、ってこと。

神装術というらしいが、要は、一種の「神降ろし」だよね。

それを安全かつ長期にわたって安定的に可能にした魔術。

そうすると、モノホンの神、というか《魔神》であったオティヌスには呆れられるだろうし、要するによくできた魔術の一つ、ってことであれば、魔術の近代化に貢献したアンナ・キングスフォードのような魔術師だったら、その返しさ技とかハッキング方法とか考えられそう!とか思ってしまう。

ある意味、科学と魔術が分離する前の自由を満喫できた創始者たちの柔軟な発想が生かされそう、ってことで。

なんか、そういう意味で、実は「創約」って、実は、無印と新約の物語のメタコメンタリーなんだなと思ってきたw

実際、アレイスターはもう、上条さんの日常にまで降りてきて、しばしば魔術の実情とかも語っているわけだしw

その点では、実は違う意味で面白くなってきたようには思う。

もっとも、その分、何がゴールか、わかりにくくなってきて入るので、この先、どう畳むのかな?とは思うけどね。

ともあれ、次巻の、上条当麻&アンナ・キングスフォードによる「脱獄」はちょっと楽しみ。

当然、これまで上条さんが冥土送りしてきた悪人?とか再登場しそうだし。

逆に首尾よく上条さんが復活した折には、大なり小なり新拵えのボディに戻るのだろうから(それこそアレイスターがクローンとして調整してそうw)記憶喪失とか、脳の配線障害とかの問題が自動的に解決されて、それこそ食蜂操祈のこととかちゃんと認識できるようになったりする、というご褒美特典がもれなくついてくる・・・気がするw

ということで、次巻は楽しみw

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響け!ユーフォニアム3 第11話 『みらいへオーケストラ』 感想: 奏が言う通り、真由はわかって久美子に絡んでるよね?

2024-06-17 13:32:35 | 京アニ
前回ラストの久美子による檄?の後で、北宇治が全国大会に進まない展開は想像できなかったので、冒頭で選出されたのは納得なのだけど。

それにしても、結局、演奏描写がないまま、ここまで来てしまった。

なんか淡白すぎない?

もちろん、作中での久美子たちの喜びようは理解できるけど、同じような気持ちに観ている側はなりにくいよね。

やっぱり、これ1クールに話数を収めなくちゃいけない弊害のようにしか見えない。

特に今回はそれが目立ってひどかった。

作劇上どうしても外せないセリフだけ抜き出して、その台詞のあるシーンをとにかく全部つなげました!という感じにしかみえなかったなぁ。

ていうか、今回、ものすごい駆け足だよね?

せっかく麗奈と初めて?ちゃんと?喧嘩できたのに、あっという間に仲が戻ってるし。

しかも、関係が修復したのって、北宇治が全国大会に進むことができたからでしょ?

それも久美子のぶっちゃけちゃいますけど!な檄があればこそで。

麗奈って何にもしてないじゃん。

そのくせ、久美子が音大には行かない、と決めたら、じゃ、ここで二人の関係も終わり、とか勝手に宣言しだすしw

麗奈も相当やばいよ。

まぁ、そのまえに、もっとヤバいみぞれが出ていたから、なんとかごまかせたけど。

音楽やる奴ら、おかしいヤツしかいないの?って思うくらい。

そりゃ、久美子があたしには無理、って思うはずだよね。


とまれ、次回、またもやオーディション。

なんかずっとオーディションやってるなぁ。

ていうか、オーディションしかやってないと言ってもいいくらい。

で、ここに至ってもなお真由は「ソロを降りる降りる詐欺」を示してくるのだから、困る。

ていうか、もはや普通にホラーなんですけど。

なんなの、あの真由の久美子に対する執着は?

どうやら次回あたり、高1のときのあすか先輩、高2のときの奏、に続いて、高3の久美子に言葉責めで癒やされるのが真由になりそうな気配。

問題があるとすれば、これまできちんとした接点描写がされてこなかった真由に対して何を言うかな、ってことで。

正直、真由ってキャラは、高3になった久美子が順風満帆の部活経営をしていくうえでの障害としてだけ造形されたキャラにしか思えなくて、うーん、この子、救済する必要ある?って思うんだよね。

奏が言う通り、ほんとに「ソロを辞める」なら、あんなに何度も久美子のもとにやってきて言うはず無いもの。

それを奏は「嘘」だと見て、対して久美子は、何らかのSOSだと思ったってことなんだろうけど。

でも、それにしたって、真由、うざい

ほんと、こういう自分の世界の繭のなかに住まうタイプのメンヘラ系を演技させたら戸松ってうまいよね。

セリフ聞かされるだけで、真面目に神経、逆なでされるので。

でも、話の流れ的には、麗奈と一瞬でも別れ話wが出たあとでのことだから、そして、今の今まで、久美子の進路が定まらないという話を引っ張っているから、麗奈とは違う未来を久美子が描くうえで指針となる何かを得るきっかけを与えるのが真由なんだろうなぁ、と思ったり。

でもまぁ、それならより一層、作劇上の都合で造形されたキャラって評価は強まってしまうのだけど。

にしても、あー、真由、うざいw

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無職転生 II 〜異世界行ったら本気だす〜 第22話 『親』 感想: うーん、パウロよ、なぜ、死に急ぐ。。。

2024-06-17 13:05:34 | 無職転生
いろいろヒュドラとの戦闘シーンはすごかったけど、終わってみれば、パウロの死と引き換えにゼニスを救出、でも、そのゼニスもどうやら何かしら脳障害のようなものを抱えてしまったみたい。

まぁ、ベストエンドではない、バッドエンドでもないけれど。

代償なしに欲しいものは得られない、の代表みたいなもの。


しかし、パウロの死、って、やっぱりルーデウスがちょっとばかり慢心したからだよね?

どうも肝心なところでルーデウスって、増長というか、舐めプというか、自分よくやった!という自我絶賛のもとでコケることが多いよね?

今回、左手を失ったのも、後先考えずに感情にしたがって、左腕をヒュドラの目につっこんだのが原因だし。

結構、身から出た錆なんだよな。

まぁ、そう思わせるのは、杉田ボイズの前世の人のボイスオーバーがあるからなのだけど。

やっぱり、前世の人がちょこちょこ顔を出す(声を出す)のはマイナスだと思うなぁ。

パウロじゃないけど、だからルーデウスは時々冷静すぎることになる。

にしても、今回も、パウロが大怪我したくらいで済んだなら、きれいに終わったのになぁ。

戦闘シーンの描写が凄いのは認めるけれど、それ以外の物語のプロットのところは稚拙だよな。

特に、パウロが、とにかく今助けよう!とひたすら前のめりになっているところとか。

ギレーヌ級の剣の使い手があと一人いてくれれば、だいぶ違ったんだろうけどなぁ

で、ルーデウス、失った左手は、どうやら義手を使うみたいだね。

いつ魔術で治すのか期待していたのだけど、さすがに欠損部位の完全回復は、やはりそれなりの高位の魔術師でないと無理らしい。

まぁ、そういうところが次回、なのかな。

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怪獣8号 第11話 『曝露』 感想: 怪獣8号のバレ回、いいじゃん!

2024-06-16 13:35:06 | 怪獣8号
やっぱり、変身ヒーローの正体バレ回って、画面に独特の圧があっていいよね。

しかも、基地全体の最悪の危機から救うために、今後どうなるか分かった上での正体バレだったのだから。

それはもう燃えるしかない!

まぁ、すでに、こうしたバフがかかっている分、今回はいいじゃん!って印象になるわけだけど。

でも、カフカが余獣爆弾の基地内での爆発を阻止するべくパンチwで高度を上げようと試みたところ、原作よりも遥かにかっこよかったね。

その前の変身に至るシークエンスもよかったし。

ちょっとだけ、エレンの巨人化が頭に浮かんだけどw

あー、でもそれをいったら、保科副隊長の二刀流が、もう完全にリヴァイ兵長の動きにしか見えなかったのは秘密w

若干、前半のVS怪獣10号戦が長かった気もするけれど、今回、最後にカフカが身柄を拘束させるところで終わらせるなら、保科vs怪獣10号に尺をとるしかなかったんだろうな。

しかし、これで次回、カフカの身柄は防衛隊本部の預かりになるわけだけど、もしかしてそこで今期は終わり?

だとすれば、随分中途パンパなところで終わることになるけれど。

もしかして2クールだったりするのかな?

そちらのほうが気になってきた。

原作最新話までの今後の展開を考えると、さすがに8号バレをしたところで終わるのはあまりにも残念。

今回の8号バレからようやくこのマンガの本編が始まるのだから。

ここまでが長い「序章」にすぎないんだよね。

なので、このままだと、よくある「オレたたエンド」に落ち着いて締まらないこと、この上ない。

今回の作画や演出を見ると、怪獣との戦闘シーンが増えれば増えるほど、原作を超えた魅力をアニメは伝えられるはずだから(この点もまったく『進撃』と同じだけどw)、むしろ本番であるこれからを描く続編(2期?)の方に期待したいところ。

うん、アニメはアニメでやっぱり見どころはあるんだよ、たくさん! 


それにしても、怪獣8号が余獣爆弾に挑む際、ふくらはぎのあたりや脇腹?のあたりからロケット噴射が起こっていたのだけど、これ、本当に怪獣なのかな?

むしろロボットとかサイボーグっぽいんだけど。

生体兵器というか。

今更だけど、怪獣8号って、実は、怪獣変身兵器のプロトタイプだったりするんじゃないの?と思ったり。

どうなのだろうね?

でもさ、物語が進むにつれて、『東京グール』のように、敵である怪獣の能力を兵器に転用して、それを適合者に転用させて莫大な攻撃力を確保するのが当たり前の世界になるから、だったら、最初から、人間を、時間限定的に「怪獣化」させる軍事技術が開発されてもおかしくないと思うのだよね。

だって、怪獣が襲うのって日本だけじゃないんだよね?

キコルとか、カリフォルニアに留学してたんだよね?

だったら、日本の防衛隊が捕捉していないところで、怪獣化兵器が開発されていてもおかしくはないかと。

でないと、8号の足に時々出てくるロケットブースターのような「機構」を説明できないと思うんだよね。

もちろん、カフカの先祖が怪獣討伐の一族だった、という「血脈」オチの可能性も否定はしないけど。

とにかく、9号の発言からすると、8号は、唯一9号に対抗しうる、その意味では、人類にとっては希望となる、特権的な「怪獣」だということなので、その力の源泉についてはいずれちゃんとした説明が必要になると思ってるのだけど。。。

ちょっとだけ心配なのは、作者がそこまで思慮深い人かどうかだよなぁ。。。

全編をパクリのノリだけでやってると多分、遠からず物語が失速して破綻すると思う。

読者が知りたい秘密の周りをいつまで迂回する流れを取るだろうから。

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続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 第8巻 感想: さすがにこのあたりで軌道修正しないとシリーズとして物語が破綻するんじゃないかな?

2024-06-16 13:30:48 | さすおに
正確には7巻も含めての感想。

正直、全般的な印象としては、6巻の感想で書いたものと変わらなくて、とにかく読みにくい。

それは、6巻の繰り返しになるけど、目的もなく、ほんとに目的もなくだらだらと「達也の活動日記」をやってるだけだから。

一応、8巻では、達也の一撃必殺の魔法では対処が難しい、広域集団催眠魔法であるギャラルホルンと言うのがでてきたのだけど、要するに、これってゾンビの恐怖だよね? あるいは、パンデミックの恐怖?

で、そういうところでは、たしかに、達也、というか、そもそも兵力があまり役に立つものではなく、限りなく治安維持活動に近くなってくるわけだけど。

でもさ、それって、達也がやること? って素直に思ってしまうのだよね?

だって、事件事態が地味で、うーん、まぁ、少しくらいの人間が死んでも仕方ないですね? ・・・くらいの「人口管理」の話にしかならなくて、そんなの、スーパー何でもできるマン!の達也の物語でそもそも扱う必要があるのか?という気がしてくる。

作者的には、伝奇的なことを書きたいという願望のほうがもともとあって、それはシャンバラなんてネタを持ち出してきたところで理解できなくはないのだけど、正直、それがうまく言っているようには思えない。

困惑する達也が見たいのではなく、無双する達也が見たい、というのが、このシリーズの魅力の出発点だったと思うから。

要するに、悩むゴルゴ13なんて見たくない、とにかく殺しの依頼をきっちりやり遂げるゴルゴ13が見たいんだ、ってことで。

なので、作者がしなくちゃいけないのは、僕、伝奇モノを書きたいんです!という自分の欲望の発露に使うのではなく、達也が自然に活躍できるプロットはなにか?という問いに向き合うことだと思うのだよね。

でないと、本気でこのシリーズで何をしたいのか、わからなくなってくる。

ていうか、すでに「メイジアン・カンパニー」ってシリーズタイトルがどうでもいいものになってるし。

いたずらに設定を固めて外枠から攻めていくのではなく、キャラに注目してその動きをフォローすべきだと思う。

そういう意味では、6巻で中国の密偵のハニートラップにかかった一条とか、7巻でひたすらレナの安全だけを重視してローラ・シモンに固執した結果、ロッキー・ディーンを取り逃がした遼介とか、そんなアホな男キャラはもういらないんだけど。

スピンオフへのつながりを確保するという商業的理由から、むりやりこうしたどうでもいいエピソードを挟み込んでくるだろうけど、本気でどうでもいいので、やめてほしい。

せめてやるなら、今回、達也の富士樹海遺跡発掘の露払いに駆り出されたエリカとか幹比古のように、達也と親交のある人たちに限ってほしい。

端的に、一条とか、遼介とかの話とかいらないから。

あとは、後出しジャンケン的にどんどん、シャンバラの話がデカくなってきていて、ついには、四大老のレベルにまで話がインフレしそうだけど、それでどうする気なんだろう?

構造的に、四葉が四大老の一人である東堂の傘下にあって、その四葉の次期当主である深雪に仕える達也の立場からすると、これは、力でどうにかできる話ではなくて、結局のところ、政治力で落とし所を探すしかないものになると思うのだけど。

でもさ、そんなの読みたいか? 楽しいか?

あと、シャンバラ絡みの、古代魔法文明の遺物として、パラサイトの発生や操作、除去の話などもでてきたけれど、そんなオーバーテクノロジーな話を持ち出して、収拾がつくのかな?

というよりも、これまでの物語の魅力を貶めるだけの結果にしかならないんじゃないの?

謎を謎のまま放置せずにこじ開けようというというのだから。

しかも、どうやらパラサイトの発生は、魔法の使用総量に依存する、という、形を変えた気候変動問題のようなはなしにするのはどうなのだろう?

文明が進歩した結果、人類が制御できない巨大な問題が生じ、そのままその文明は滅んでしまった・・・みたいなオチだと、最終的にまた、魔法の軍事利用に積極的なステイツと大東亜連合を敵役にして終わる・・・みたいな流れになりそうで、嫌なのだけど。

いやいや、作者、そこまで反米主義者かよ、って。

なんかねー、いろいろと嫌な、というか、ダメな感じしかしない7巻、8巻だった。

こういう伝奇モノをやりたいなら、仕切り直して、別シリーズの別主人公で始めるべきだと思う。

それくらい、いまの「メイジアン・カンパニー」は達也の魅力の低下を含めてつまらなくなっていると思う。

週間マンガなら、打ち切りレベル一歩前だと思うよ。

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『怪獣8号』、最新話(108話)まで読んだ・・・感想: 怪獣9号がいつまで「死ぬ死ぬ詐欺」を続けるかで、物語の評価が決まりそうw

2024-06-16 12:47:45 | 怪獣8号
どうにも中途半端な展開が続いたので、原作の方にあたってみた。

で、一応、最新話まで読んだけど。

なんか、『進撃の巨人』だけでなく『東京グール』までパクったような展開になってきて、ちょっと???となった。

かつて討伐した怪獣の力を防衛隊隊員が利用する、ってもう、完全に『東京グール』じゃんw

しかも、その適合者としてなぜかレノが超飛び抜けた適性で抜擢されるとか、えー、それはさすがにご都合主義すぎない?

その結果、ミナや鳴海のような隊長クラスの戦闘力をキコルやレノも得ることができるようになった。

つまり、キコルやレノも、怪獣8号/カフカの横に立って戦える仲間になった。

しかもいつの間にか、怪獣9号の暗躍から、彼に対抗できる唯一の防衛隊戦力がカフカ=怪獣8号になってしまっていて。

えっと、それってもう防衛隊、詰んでない?って思うよね?

だって完全にカフカ頼みの防衛ラインになってしまうわけだから。

そして最新話の方では、怪獣9号の殺戮(というか取り込み)目標がミナ、ということになって、いつの間にか、防衛隊最強のミナが、カフカに救出される姫になってしまったw

そのうえで、幼少時の「カフカ隊副隊長」の方をミナが思い出して行動するようになるのだからw

・・・で、ここまで来て、なるほどなぁ、と思ったのは、なんで怪獣9号がわりと物語の早い段階からうろちょろしていたのか、ということと、なんで9号はいつまでも討伐されないのか、ということ。

で、その理由は、怪獣9号の存在によって、討伐対象の怪獣のレベルが爆上げして、いつの間に、強さのインフレが起こってしまい、その中で、防衛隊が、めんどくさいことはすっとばして、さしあたりカフカ=怪獣8号に頼らざるを得ない状況をつくるためだった、ってことなんだろうな。

なので、俄然、気になってきたのは、9号っていつまでも「死ぬ死ぬ詐欺」を繰り返してダラダラと登場し続けるんじゃないかということ。

ラスボスとして。

で、そうなると、9号が随分昔から存在する怪獣で、これまでの怪獣の歴史をそのまま飲み込んだようなメタな上位存在としての怪獣、になってしまう。

で、その「古の因縁」の中で、カフカを怪獣8号にした「ミツケタ」さんの存在の意味や目的も明らかになるのかな・・・と。

なんか慰霊神社でカフカがみた亡霊のような武者は、どこか鬼っぽい形相をしていたから、きっと、カフカは、怪獣の系譜とは異なる「鬼」とかの系譜なんだろうね。

それこそ、古の時代に人間と協力して討伐する側にたった怪獣、すなわち鬼として。

だったら、8号のフォルティテュードが大怪獣トップクラスというのも納得できる。

で、「ミツケタ」と言われた以上、何らかの「血脈」的つながりがその鬼とあったとおもうべきなのだろうな、とか。

ということで、いまやっている決戦で、はたして9号を葬ることができるのかどうか、が割と今後の展開の基本プロットを決めると思っている。

けどなー、問題があるとすれば、作者の画力が、こういうシビアな物語を語るには、どうにも軽すぎるんだよねぇ。。。

なので、しばしばギャグにふって、それが空振りする、ということを繰り返す。

え、それ、ここで必要?という寒いギャグをなんとかしてくれると、もう少し読みやすくなるのだけどなぁ。。。

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転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 第169話『衝突』 感想: ギザルムがベジータにしか見えない件w

2024-06-15 12:27:19 | 第七王子
なるほど、タイトルの「衝突」ってロイドがギザルムをぶちかますことだったのかw

いやー、最後のコマ、笑いましたよw

ていうか、ロイドが、今、魔力出力の調整が一切できない、ってのが功を奏した感じだなぁ。

だって、ギザルム、瞬殺じゃんw

なんか、完全にギザルムがベジータになっててワロタw

あれだけ、バビロン相手にイキってたのが、次のコマで潰されてるんだからw

なんか、今回の最後のコマで、今後のギザルムの運命が決まった気がするw

で、魔力の蛇口が壊れたロイドの魔力を見て、マジでギザルム、次回、冒頭からビビるんじゃないの?

ものすごく楽しみだぞ!

なんかこの感じだと、この先、ギザルムは、ロイド一味のネタキャラになりそうだな。

いわゆる「いつでも首をとってもいい」という約定で仲間入りした強者(でも実はチキンw)枠、になりそう。

でも普通に考えて、多分、ロイドは、地獄の邪神タルタロスの生まれ変わり?だろうから、たかが魔族のギザルムごときに相手ができるはずもなく。

この先、ずっと、大きめの両生類に毎秒シバカれる人生が、ギザルムを待っている。

まぁ、とりあえず、暗殺者ギルドの面々との和解が困難を極めそうだけど。


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魔法科高校の劣等生 第3シーズン 第11話『古都内乱編III』 感想:今回は緊迫するシーンの連続でちょっと驚いた!

2024-06-15 11:47:27 | さすおに
簡単にいえば、見ごたえがあった、ということなのだけど。

もっとも、原作の方をすっかり忘れていただけなんだけれどね。

特に、最後に出てきた一条のこととか、本気で忘れてたw

なんで一条がいるの?って素朴に思ってしまうくらい。

あとは、真由美が達也に、名倉殺害の真相を探らせる依頼とか、こちらも完全に忘れていたw

ということで、意外と、次回以降、普通に楽しめそうな気がしてきた。

しかし、今思うと、ここまではレオやエリカがまだ達也のトラブルに関わっていたんだなぁ、と。

それが、高校生編の終盤では、もっぱら光宣ばかりが目立つようになってしまうから。

続編の「メイジアンカンパニー」でもそうだし。

やっぱり、光宣の登場が物語のターニングポイントだったんだな。。。

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ダンジョン飯 第24話 『ダンプリング2/ベーコンエッグ』 感想: 結局、尻切れトンボで終わってしまった。。。

2024-06-14 11:15:52 | Weblog
一応、「to be continued」のクレジットはでていたけどね。

ただ、正直、24話まで来て、ようやくダンジョンの秘密に迫るのが、この物語の幹であることが分かったけど、さすがにここまで来るのに時間、かかりすぎ。

もちろん、当初は、フェリンの救出、というか復活が目当てだったので、それがいつの間に、ダンジョン全体の秘密にまで広がったのは御愛嬌、ということなのだろうけど。

ただ、どうにも、ライオスがいきあたりばったりすぎて。

途中からはもう、ほとんど惰性で見てた。

ダンジョン飯、の部分も最初は良かったけど、物語が進むにつれて正直、どうでもいいというか、そこに尺、使わなくてもいいんじゃない?と思ってたほど。

面白いか面白くないか、と問われれば、後者なんだろうな。

繰り返すけど、ライオスがあまりにもいきあたりばったりすぎて。

それも最初のうちは、一種のムードメーカーなんだろうな、とは思うことで納得できたけど、回が進むごとにほんとに、こいついなくていいんじゃね?と思ったくらい。

ウザキャラだよね、基本的にライオスって。

それがまたTRIGGERのいまどきくどい演出で5割増しくらいになるから、結構、やってられない。

ともあれ、続編をせいぜい半年後くらいに始めないと、もういいかな、って感じ。

まぁ、一応、エルフの精鋭部隊を登場させたから、このまま放置はないと信じたいが。

とにかく微妙な作品だった。

キャラが変な上に、ダンジョンの設定もおかしいから、どこから見て愉しめばいいのか、わかりにくいのがどうにも苦手だった。

で、飯のシーンはいらないし、魔物の蘊蓄もいらない。

見る前は結構面白いと聞いていたから結構、期待していたのだけど、終わってみれば残念な結果だった。

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