BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ぼくたちは勉強ができない 第167 話 『[x]= 文学の森の眠り姫編⑧』 感想: そうか文乃にとっては北極星だったのかぁ、乙女だなぁ。

2020-07-20 14:28:30 | ぼく勉
あっという間に文乃と成幸の告白回。

しかも予想したとおり、二人で星を見ながら。

ただ、それだけではさすがにサプライズがない!ので、地面にもミニ電球をいくつもおいて、天と地面で星を観る、という趣向。

成幸、がんばったなw

にしても、文乃にとって北極星だったのかぁ、成幸は。

なんかキレイにまとめてきたなぁ、って思った。

でも、成幸に告白する前に、理珠だけでなくうるかにも自分の本心を告げに行くところは、やっぱり文乃だよなぁ、って思ったよ。

乙女だねぇ。

そして、理珠とうるかは、漢だねぇw 潔い!

ということで、あと2回ほど残しているとは思うのだけど、これで文乃編、決着なのかな?

なにか後日談的なものをもう少しするのだろうか。

いや、あるならぜひ、なにか描いてほしい。

というのも、ここまでの文乃編の展開、あまりにも盛り上がりに欠けて、さすがにこれは消化試合に過ぎない?と思っているので。

文乃も成幸も似た者同士の内向的な二人なのだろうけど、さすがに、これだけでは恋愛という感じがしない。

当初はてっきり、成幸母や成幸妹が絡んでくると思っていたのだけど、それもなかった。

どうやら、それは真冬先生の方で使うってことのようだから。

なので、もうちょっと文乃と成幸という二人の関係性らしさを描いてほしいなと思う。

てか、これだと理珠編のほうが、まだ関城や地縛霊がいて面白かった、ってことになりかねないので。

さすがに、これで終わりはないよね?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第166話 『[x]= 文学の森の眠り姫編⑦』 感想: もはや純愛少女漫画、一直線ですね!

2020-07-13 16:06:12 | ぼく勉
冒頭で唐突に語られる成幸の心情。

もはや完全に少女漫画w

二人は惹かれ合う運命にあったのだ!、とかいう神の声が聞こえてきそうな、結構、強引な展開。

要は、いつの間に彼ももう文乃に惹かれていた、って話なわけだけど。。。

これ、最後の告白の場面で、成幸の口から文乃に対して、どうして惹かれたのか、ってことを語らせるための前フリと考えていいんだよね?

そうでもないとさすがに唐突かなぁ、と。

もっとも文乃親衛隊である「いばらの会」の皆様にとっては、予測可能な既定路線であったみたいだけどねw

しかし、そうかぁ、ここで、成幸の尻を叩く役をうるかにさせてくるのかぁ。

まぁ、その対として、理珠が文乃の目を覚まさせる役だったわけだけど。

一応、一緒に勉強をしてきた4人で、最後は納得した上での祝福、みたいな感じになるのだろうな。

そして、最後の場面は当然、文乃と成幸が二人で星を観る場面で。

・・・と思っていたら、どうやらマジでその方向みたいだね、今回の終わり方だと。


しかし、この流れだと、文乃編ではあしゅみー先輩も真冬先生も出番がないまま終わりそうだなぁ。

むしろ、二人については、文乃編が終わってから本格的に描くのかな?

いや、なんでそんなことを言っているかというと、やっぱり「担当回」とか「○×ルート」とかいう形で相手が決まってしまっていると、話としては緊張感に欠けるので、いまいち盛り上がらないんだよね。。。

あと、担当回ではそれぞれ10話使います、みたいな構成も。

これなら、誰のルートかは明らかにしないで、けれども、うるか以外の4人のエンドも描きます!って方が、よかったかもしれない。

もちろん、その場合は、作者&編集者の構成力がモロ、試されるわけだけど。

でも、あれ、今回は誰で終わるの?というくらいの疑問がないと、本当にただの消化試合を4回見せられているだけになってしまって、面白くない。


いっそのこと、今回、うるかが成幸にデコピンするあたりでは、うるかルートのときの記憶がうっすらあって、たとえば、

「あたしだったら、(あのときみたいに)はっきりしてほしいと思うよ」

とか言わせてみてもよかったように思うのだけどね。

各々のルートが完全に独立しているのではなく、相互にゆるくリンクしている感じ。

そうしたら、5回分の物語が微妙に重ね掛けされて、ちょっとはニュアンスが深まってくると思うのだけど。。。


ともあれ、いばらの会の方々、お疲れさまでしたw

あと、文乃父、あんなベタな伝言メモ残すの、さすがです!w

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第165話 『[x]= 文学の森の眠り姫編⑥』 感想: マジで少女漫画的純愛ものにしていくのか…

2020-07-06 13:22:21 | ぼく勉
なんか、完全にシチュエーション・コメディのような恋愛物語になってきた。。。

って、最初からそうかw

いきなり取ってつけたように、真冬先生の親戚のロッジ!に皆でスキーに行き、そこで、文乃っちと成幸は、お約束の、雪山の山小屋で二人きりで過ごす!、のイベントをこなして。。。

で、その場で、成幸の回想から、うるかを振ったことが読者には明かされながらも、文乃はそんなこととは知らずに、うるかと成幸の関係がうまくいくようにアドバイスをしていくw

でも、それもまた、成幸の方では違う意味にとられつつ。。。

しかし、こうなると気になるのは、成幸はいつから文乃のことを意識するようになったか・・・、だよね?

そこがうまく明かされないと、大して盛り上がらずに文乃編が終わってしまいそうで怖い。


それにしても、成幸がうるかをきちんと振る場面が描けるのも、すでに一度、うるかルートを終えているからだよね。

わかってはいるのだけど、しかし、本編でも一本道のストーリーとして、ちゃんとだれかを振る、という描写を入れて、その上で、最後の一人を選ぶ、という展開にしてほしかったなぁ、と思う。

なんていうか、やっぱり、最近のラブコメって、『五等分の花嫁』もそうだったけど、主人公が「きちんと相手を選ぶ」過程を描くのを極力避けるようにしていてことが多くて。

でも、やっぱり、それは恋愛ものとしてはストーリーが弱すぎると思うんだよね。

告白されてきちんと応じる、というのは、物語をきちんと閉じるためにも大切なプロセスだと思うんだよね。

まぁ、『ぼく勉』では今更言っても遅いんだけど。

そういう意味では、せっかく「純愛もの」のラブストーリーに持ち込もうとしているようなので、文乃編は、そのあたりをきっちり描きこんでほしいなぁ。

というか、もう内面描写しかしていなんだから、文乃も成幸も素直に、思いの丈を相手に伝えるしかないでしょ。

期待しています!


しかし、それにしても、担当回を終えたあとの理珠の扱いがあまりも雑で笑える。

てか、理珠ってホントに、キャラとして弱かったんだな、と感じないではいられないw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第164話 『[x]= 文学の森の眠り姫編⑤』 感想: ここでうるかが横槍を入れてくるのか…

2020-06-29 12:13:03 | ぼく勉
あれれ、ヴァレンタイン・イベントがあんなので終わったと思ったら、受験もあっさり終わってしまった。

この作者、あくまでも、受験前後の緊張感は描かないつもりなのかな?

それとも、それは一浪の先輩回でこそのネタにするのかな?


ともあれ、あっさりと受験も終わり、皆、晴れて合格。

で、その間も、文乃は、足が悪いふりをしていたみたい。

悪い乙女ですねw

でもまぁ、眠り姫というよりはシンデレラのノリで、受験が終われば成幸との関係も自然に消えていく…、という少女漫画的感傷に浸りながら、ひたすら独白を繰り返していく文乃っち。

もうこうなると、この文乃編で語られる成幸のセリフも、多少なりとも文乃っちの願望込みの「盛られた」ものなんだろうなぁ、という気になっていく。

今回の、お父さんのことを振り返りながら語る成幸の姿なんて、あれ、どうみても、父親と確執のあった文乃にとって、本当は望んでいた父親像の投影で3割増しくらいの美談担っている気もする。

まぁ、あくまでも成幸が捉えた父親のことなのだけど。

あ、でも、これ、もしかして真冬先生編に向けたネタの仕込みであるのかもね。


それはともあれ、そんな成幸の父親よりもきっと素晴らしい教師になるに違いない!と熱弁する文乃は、内心、そうやって成幸への思慕を表現しているのだろうな。

ホント、国語の問題みたいだw

でもまぁ、長かった受験勉強も終わったわけで、これでそれぞれの道を歩き始めるんだね・・・、でもね!成幸くん!!!、って行こうとしたところで、まさかの、いや予定通りの「うるか」登場!

さてさて、このうるかの介入は、きちんと文乃の本気に火を点けるのだろうか?

いや、文乃編だから焚きつけるに決まっているのだけどw

でも、そういう意味では、今回の展開は、まだこんな平行世界編になるのが明らかになる前の「本編」のときにやってくれたら、もっと盛り上がったんだろうけどな。

うるかと文乃、どちらを成幸は選ぶのか?ってね。


もっとも、今回の最後で、うるかの登場によって、文乃のボルテージはどんどん上がっていってるみたいだから、文乃の方の気持ちは心配ないとして。

問題は成幸の方。

これ、もしかしたら、文乃だけでなく成幸の気持ちに火を点けるのも、幼馴染であるうるかの役割になるのかな?

その場合、うるか推しの人たちがどんな反応をするのかも見ものだけど。。。

しかし、そろそろ、最終ゴールに向けて、巻きを入れてほしいぞ。

でないと、このまま、ホントに文乃の恋愛日記で終わってしまいそうで怖い。

お願いだから、脳内恋愛の成就、みたいな捻ったオチはなしでw

やっぱり、文乃がストレートに成幸に告白する展開なのかなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第163話 『[x]= 文学の森の眠り姫編④』 感想: どんどん文乃の恋愛日記文学になりつつあるw

2020-06-22 11:29:02 | ぼく勉
予想していたことではあるけれど、もう、ひたすら文乃の独白で埋まっていく、少女漫画展開。

今回なんか、ただただヴァレンタインのチョコを成幸に渡すか渡さないか、って、一人でモジモジ、イジイジしていただけで終わってしまったものねw

むしろ、理珠とうるかのヴァレンタイン・アタックが直球過ぎて、あの二人、脇役に収まるとわかってしまっているからだろうけど、むしろ、今まで以上にアグレッシブでビックリ。

まぁ、それも、文乃との対比を明確にするためなんだろうけどね。

その分、文乃は自分の中で悶々とあれこれ考えてしまう。。。

ホント、全編にわたり、文乃の内面の告白ばかり記されるから。

むしろ、その結果、成幸の気持ちも全くわからないw

いや、これは、理珠編とは結構大きな違いで、一応、あの時は、関城の家族の問題を前に、成幸と理珠で一応、コミュニケーションしながら、共同作業としてあたっていたじゃない?

で、その分、二人のやり取りから成幸の気持ちを推し量ることもなんとなくできたけど。

文乃編では、成幸はひたすら文乃のお助けマンに徹してしまっているから、彼の内面の動き、とりわけ恋心なんて、まったくわからない。

裏返すと、文乃の恋愛一人芝居にも見えてくるわけで。。。

結局、ヴァレンタイン・イベントにしても、なぁなぁなまま、成幸にチョコをわたしただけだし。

もちろん、文乃的には、川に流れたチョコを、自分の代わりに飛び出して取り戻してきた成幸に胸がキュンキュンなわけだけどw

でも、それは、あくまでも文乃の恋愛ゲージがどんどん上がっていく、という描写でしかない。

はたして、どのタイミングで、成幸との対話が生じるようになるのか?

本編の展開通り、恋愛問題とか乙女の気持ち問題とかいいながら、一般論で切り出しそうな気もするけれど、しかし、その手はすでに理珠が「恋愛ゲームをやりましょう!」といって使ってしまっているんだよね。

なので、文乃ルートでは、文の独自の、成幸に自分のことをきちんと意識させるイベントが必要になるわけど。。。

それはいつなのか?

やっぱり、受験本番ってことになるのかな?

もちろん、足の怪我がいつ治るのか次第の展開でもあるのだけど。

さてさて。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第162話 『[x]= 文学の森の眠り姫編③』 感想: やっぱりヴァレンタイン・イベント、やりますか!

2020-06-15 12:23:38 | ぼく勉
文乃ルートは、受験の頃を描き直す、というから、となると、ヴァレンタイン、やるのかな?どうかな?と思っていたのだけど、やっぱり入れてきたか。

文乃の場合、恋愛の機微はわかっても、調理など、現実的な女子力が壊滅的だから、さて、どうするかな、と思っていたのだけど。

とはいえ、それでもヴァレンタインを強行するとなると、いろいろな意味でボロボロなチョコが出来上がって、それが文乃の手から成幸に渡される、という流れですかね?


しかし、文乃宅に来るのは、てっきり成幸妹だとばかり思っていたのだけど、ストレートにうるかと理珠だったな。

このあたりは、むしろ、二人に対する文乃の罪悪感を際立たせるための策なのだろうけど。

にしても、成幸があまりに朴念仁にすぎるのはなんだな。

あの状態で、だんまりを決め込める彼は彼で、どうなの?

でも、文乃ルートってことも含めて、鈍感空耳キャラになるってことなのかな?

そうして、文乃を無駄にドギマギさせるってことなのかね?

とりあえず、今回は、成幸の通い婚wというシチュエーションに、うるかと理珠が介入することで、文乃に対して、今この時間がかけがえのない時だ、という思いを募らせるのに成功はしたようだけど、さて、ここからどう転がすのか?

捻挫、どれくらいのタイミングで治るのかね?

わりとそれ次第な気もしてきた。

というか、外に出て、天体観測をしなくちゃね、文乃としては。

そこまで、どうつなげてくるのか・・・ 気になる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第161話 『[x]= 文学の森の眠り姫編②』 感想: これぞラブコメって感じで最初から最後までニヤニヤがとまらないw

2020-06-08 12:45:25 | ぼく勉
引き続き、成幸の通い婚が続く文乃っちの自宅w

朝から髪型、なにで迎えようか、とか、

成幸と二人きりの勉強タイムにもう乙女心爆発wで何も手につかないとかw

いやー、これこそ、ラブコメだね。

てか、久しぶりに見たよ、これだけ、女子の方の内心が描かれ続けるのってw

もはや完全に少女マンガのノリw

さすがは、文系・眠り姫の文乃っち!って感じで、もう最初から最後までニヤニヤが止まらないw

読んでる側が思わず悶絶してしまうwという点で、マジで、ラブコメだー1

まだ序盤も序盤だと言うのに、これがあと8話?続くわけでしょ?

いやー、凄いなぁ。。。

しかし、まだ文乃編第2話で、序盤も序盤でこの状態なのに、この先、一体、文乃の内面描写のボルテージはどこまで上がっていくのだろう!w


とはいえ、さすがに、この文乃と成幸の二人きりの密会状態がいつまでも続くわけもないだろうから、次回あたり、成幸ラブの妹・水希あたりがきっと乱入してくるんだろうな。

だって、お兄ちゃんだって、受験を控えている身ですから!とかいってw

あるいは、今回の散髪騒動で対応に困った成幸は、勉強以外の日常生活の女子的場面のサポート役として、水希を自ら引き連れてきてしまうのかもしれないw

さすがは、鈍感主人公w

いや、それ、多分あるだろうな。

だって、いつまでも文乃っちの独白を聞かされていたままでは、話が先に進まないから。

とはいえ、文乃にはいまのところ、行動範囲に制限があるから。

となると、水希が文乃の話し相手になって、少しずつ文乃の成幸に対する想いを口にさせていく、って展開かなぁ。

うん、ありそうだ!


しかし、この文乃で3周目?を迎える、パラレルヒロインの展開って、成幸視点に立つと、マジで、ゲームクリアのシナリオ難度が上がっていく感じだな。

1周目のうるかは、いわゆる幼馴染エンドで、思い出を対価に恋愛感情が盛り上げる系。

2周目の理珠は、感情表現に難有りのリケジョの効力に伴う、家族愛の確認編w

となると、3周目の文乃では、マジメに「乙女心」を読むための鍛錬の場となるのかね?

で、4周目の先輩では、小悪魔キャラをむしろ文乃ルートを経た「乙女心マエストロ」として正面から揺さぶる感じになるのかなw

それで、最後の5周目の真冬編では、先輩を通じて得た「年上攻略法」をもってして、難攻不落の女子力ゼロwの姉キャラをおとすジゴロになると・・・w

うん、それくらいのノリ・ツッコミは、考えてそうだな。この展開だと。

ともあれ、ドキドキが止まらない文乃、ニヤニヤが止まらない読者、の心拍数増大のラブコメが、しばらくは続きそうでワクワクが止まらないw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第160話 『[x]= 文学の森の眠り姫編①』 感想: なるほど文乃ルートは受験イベントに絞るのか!

2020-06-01 11:47:12 | ぼく勉
今回から始まった、お待ちかねの文乃ルート!

前回の理珠編が大学卒業後の話だったから、文乃もそれで行くのかな、と思ったら、あっさり高3の受験シーズンまで戻っていたw

なるほど、そう来たかー。

これだと、あしゅみー先輩編は、成幸が大学に入ってから就活に出る、というような時期とか、真冬先生編は、逆に、成幸が教育実習で母校に帰るなり、あるいは、すでに教師になった後で先輩後輩というか同僚としてお付き合いが始まる、とかなりそうだなw

ま、それはその時の楽しみにとっておくとしてw

文乃編は、むしろ、高校最後の日々を丁寧に描く、ということだね。

で、最初に思ったのは、あ、だから、本編、というか、うるか編のときは、受験の顛末をあんなにあっさり描くにとどめていたんだ、ってこと。

だって、基本的には、みんなで志望校に合格するぞ!おー!、って話だったはずなのに、肝心の受験については、思い切りさらっと描かれただけど、ほとんど大した盛り上がりもなく、みな、希望校に合格していたから。

でも、あれは、うるかが直接、大学受験とは関係なかったからだったわけだ。

で、今回の文乃編で、そのあたりを細かくネットリw描いていく。

なにしろ、成幸が、文乃の家に「通い婚w」してしまうシチュエーションなのだから。

しかし、前回の理珠編でのアパートの訪問もそうだけど、誰がヒロインか、予めルートを決めてしまったものだと、その子との密室的な状況をどうやってつくるか、工夫しないといけないから大変だな。

特に、今回の文乃編の場合は、受験期間とはいえ、まだ高校に在籍していたときのことだから。

なので、むりやり、成幸が文乃に負い目を感じてしまう事件を起こして、受験期間中であるにもかかわらず、文乃に対して、うるかや理珠よりも3割増し?、いや、2倍?の目配りをするシチュエーションを作ったのだろうな。

まぁ、それが、文乃が成幸をかばったせいで捻挫したから、というのは、うん、ちょっとあざといのだけどw

もちろん、あざといのは作者だけどね。

ともあれ、そういうことで、文乃編がスタート。

正直に言えば、特に推しがいたわけではないけれど、本編でまだ誰が選ばれるかわからなかった時、なら誰が真ヒロインになるのがいい?と聞かれれば、多分、文乃と答えていたであろうくらいには、文乃はいいキャラだと思っているので、この先の展開は楽しみ。

文乃に期待するのは、やっぱり、もともと彼女は文学少女であることから、内面描写が豊かであることで。

だから、文乃編は、意外と王道のラブコメ的展開になるのではないかと思っているからでもあるw

ともあれ、この先が楽しみ。

きっと、いい意味で、ドタバタ劇、というか、あたふたする文乃を見続けることができるんだろうな。

もちろん、最後は、成幸と文乃の二人で、ちゃんと天体観測をして、星を見ながら終えてほしいなw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第159話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編⑨』 感想: 理珠編はラブコメというよりもテレビっぽい恋愛ドラマだったw

2020-05-26 08:57:34 | ぼく勉
うん、なんというか、今回は冒頭で成幸が理珠父に挨拶に行っていたところからして、なんかドラマっぽかった。

終盤のキスシーンとかもね、なんかねっとり系のキスだったしw

多分、理珠が、やっぱり素のリケジョらしく、ド直球の真っ直ぐ系のキャラなだけに、物語自体も、シリアスっぽいトーンで押したんだろうな。

そう思うと、隠し味として、関城ならびに関城の両親の話を挟んでも理解可能。

あれは、理珠編の全体を、家族ドラマとかホームドラマとか、そういう雰囲気にしたかったからなんだろうな。

だって、理珠父なんて、見るからに昭和っぽい昔気質の蕎麦屋の親父だし。

そもそも蕎麦屋の娘という理珠の設定からして古風なわけだし。

で、その古風な、和服というか着物というか、下町的雰囲気をさらに増すために追加したキャラが、幽霊のみさおだったんだろうな。

そうして「和」のテイストを、みさおがいる限り、ずっと維持することができた。

だって、幽霊だよ、ひゅーどろどろ!、だよ。

そうして、関城&関城家と、みさおの存在で脇を固めることで、全体の雰囲気を、和風で古風なものに維持したところで、理珠のド直球に真っ直ぐな性格を全面に出してもおかしくない雰囲気にしたのだろうな、この最終話に向けて。

そうして、ラブコメではなくちょっと少女漫画チックな「重たい恋愛ドラマ」風な感じで終わりにしたのだった。

最後のキスシーンなんて、そもそもいつもの描き方と違って、成幸と理珠を描く線も少女漫画風に細かったしね。

そもそも、絵の雰囲気からしてシリアス。

裏返すと、それだけ理珠が、お笑いのあるラブコメやるには、天然&真面目キャラに過ぎたのだろうな。

そういうキャラごとのまさに「キャラ特性の配置」は、今回のように個別ルートに入ると際立つものなんだな、と実感。

そして、シリアスな「本物の」恋が成就したことを示すエピソードとして、幽霊のみさおが、友だちを作りたいという心残りを解消して、めでたく成仏したことが描かれる。

しかも、いわゆる「消える」というやつで。

特に、関城に何かをいうわけでもなく、成幸と理珠の恋が成就した瞬間に、みさおもまたふっと消えた。

うん、だから、この終わり方は、とてもシリアスだし、余韻あるものとして描いているよね。

その静謐さを醸し出すためにも、関城とみさおという二人の「お邪魔者」のキャラが必要だった、ってこと。

当初は、え、なんで幽霊?、なんで関城?と思ったし、あれ、もしかしてまさかの関城ルート?とまで邪推したけどw

終わってみれば、関城もみさおも理珠編のドラマに不可欠の舞台装置だったわけだ。

ちょっと感心してしまった。

漫画っていろいろな表現方法があるんだね。

となると、ぼく勉の作者って、結構、技工派というか、知性派なんだな。

いや、コメディって、そもそも頭がよくないと描けないから。

今回、それがよくわかった気がするw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第158話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編⑧』 感想: これは次回で理系編は終わり、という流れかな。

2020-05-19 10:37:10 | ぼく勉
前回で一応、関城家の家庭不和の問題は解決されたようで、関城は、一旦自宅にもどることなり、あとは、理珠と成幸で好きにして、という流れ。

関城にもれなく幽霊がついていくのは笑えたがw

で、好きにして!って流れで、二人して残って、なんとなく散歩にでかけたら、途中で真冬先生に遭遇w

ポンコツ真冬先生らしく車がガス欠で荷物が運べなくなっているところを、理珠&成幸の二人で手伝って、そのまま卒業した母校へ。

で、久しぶりに校内をブラブラしているところで、高校時代を振り返り、勉強を教え/教わりしていた頃を思い出しながら、階段で自己キスかな、と思いながらも、一旦、それは回避した上で、しかし、理珠がキスして、互いに告白をして、次回へ。。。


・・・なのだが。

正直、関城と真冬先生のほうが、キャラ造形的に理珠よりもヒロイン力が高いように感じて、ちょっとそれ、どうよ? と思ってしまったのと、

あれ、結局、理珠のアドバンテージって、連載当初にあった自己キスくらいだった?、と思ってしまい、

あー、やっぱり、理珠は、そもそも最後に選ばれる女子としては描かれていなかったんだ、と感じてしまった。

単純に、これは!というエピソードに欠けていた、というか。

やっぱり、エピソードの積み重ね、って大事だな、と思った次第。

まぁ、うるかについても、それはいえるのだけど、ただ、彼女の場合は、最後の追い込みのところになって、裏技として「かつての成幸を支えた女子」という実績が示されてしまったのが、大きかったのだな、と。

文字通り、末脚を見せつけた!ということで。

それに比べると、理珠の場合は、ここまで彼女の当番回?になってすでに8話も費やしているのに、そういう決定的なエピソードすら描かれていないのは不憫といえば不憫。

この流れだと、次回で理珠編は終わりになるようだけど、最後くらいは盛り上げてくれるのか?

それとも、このまま、なんとなく当番回だから予定通り消化しました、という感じで終わってしまうのか。

結構、微妙な幕引きになりそうかな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする