いいんちょのパクティオカードのことを考えていたら、今回のお話は見た目のチャラさに比べて実はとても深い、というか、今後のネギま!の物語の流れを暗示しているものであるように思えてきた。
というのも、前のエントリーで書き足したように、要人といつでも会えるこのカードは、その能力の定義上、ナギ=造物主=始まりの魔法使い、にもアクセスすることが可能となる。だから、「ネギによるナギ探し」が基本的な物語の推進力だったネギま!の物語を根幹から揺るがすツール、それこそネギま!という物語を否定してしまうツールだと思った。そもそも魔法世界編の発端もナギの手がかりを得ることが目的だったくらいだから。
確かに、そのナギに簡単に会えてしまうかもしれない。
そうなると、造物主としてのナギとどう戦うのか?という疑問がどうやら出てくるみたいだ。
あと、そうなると、ネギま!はあっという間に終わってしまうね、という懸念も生まれてきているようだ。
でも、この疑問や懸念も、いいんちょのパクティオカードのエピソードが全て無効にしてしまうのではないかと思えてきた。
読者は今のところ、魔法世界編最後の、「俺を殺しに来い」というナギの言葉に物語の方向性を囚われているのだけど、けれども、これがどうも物語進行上のトラップではないかという気がするからだ。
多分、今回の描写で一番重要なところは、
パクティオカードの割り当て = 仮契約システムとは何か?
というところにあるように思えてきたから。
一見ギャグに見えた、あやかがネギの主人となりネギにパクティオカードをもたらそうとしていた描写も、言ってしまえば、このパクティオシステムには、皆が知らない謎がまだまだ隠されている、ということを示している。
愛が強いほうがパクティオカードにおける主従を決する、というようなカモのギャグのような説明?すら、もしかしたらシステムの本質をついているのかもしれない。
パクティオカードの謎といえば、茶々丸の仮契約にも謎が付随していた。
一つは、「魂」の有無が契約に値する存在とみなされるかどうかの鍵になること。
もう一つ、茶々丸のカードは、どうやら未来の超鈴音制作のものが送られてきたこと。
その後の展開で、魔法世界そのものが人造異界であることが判明したことから考えれば、そもそも純然たる魔法世界人は、人造という点では、茶々丸と全く変わらない存在だ。あの場の描写では、ネギの気合で仮契約が成立していたように見えていたけど、実はそんなことはなかったことになる。人間ではないという点では、魔法世界人も茶々丸も同等な存在だったわけで。ただ、「魂」の有無を判定するシステムが、それが人の集団なのかプログラムのようなものなのかは依然不明だけど、判断をしていたことになる。
そして、超からの贈り物であったということが、そのパクティオシステムが何らかの形で時空を超えた存在であるか、あるいは、そのシステムを超が未来からハッキングしたと考えることもできる。
いずれにしても、パクティオシステムというのは、ネギま!物語を回していく根幹でありながら、実はそれがなんなのか、全く詳細はわからないまま、正確には、ネギ達には明かされないまま、今に至っている。
このように、仮契約システムとは何か?誰が行なっているのか? という問は、そのまま、
魔法のあるネギま!世界は一体全体どうやって成り立っているのか、
という問いを引き出さずにはいられない。
ところで、このパクティオカードはレアだとか、この数百年出現しなかった、とかよくフェイトが言うけど、その表現をそのまま受け取れば、フェイトもよく知らない存在が、パクティオカードをネギま!世界にもたらしていることになる。
もしもパクティオカードが造物主の関わるマターであるならば、フェイトが全く知らないということはないだろう。つまり、パクティオカードの出現システムの存在は、ナギ=造物主=始まりの魔法使い、とは別の、更なる「創造主」がこの世界に存在することを示唆する。そして、おそらくは、その「創造主」はナギ=造物主=始まりの魔法使い、よりも上位ないし高位の存在だ、ということになるのだろう。
要するに、ナギ=造物主がラスボス、というのは実はフェイクで、パクティオシステムを作り維持する存在が、新のラスボスとして存在することになる。
おそらくは、そのラスボスの存在との関わりで、ナギやアリカが消息不明になったといえないか。
と考えると、これもネギま!の物語の原点にある、
ネギの村の魔族による襲撃
が浮上してくる。
さらに、この襲撃は、ゲーデルによれば、メガロメセンブリア評議会が関わっているという。
このメガロメセンブリア評議会は、魔法世界では例外的存在である「旧世界出身の人間」から成り立っている。
どうだろう。ここまでくると、
メガロメセンブリアという人間集団と魔族の共謀によってナギが追いやられた
という風には考えられないか。
つまり、メガロメセンブリア評議会+魔族、こそが「真のラスボス(w)」として実はある。
そして、パクティオシステムも何らかの形でこの「真のラスボス」の制御下にあるのかもしれない。
さらに、もしかしたら、始まりの魔法使いが魔法世界を人造的に構築したことも、この「真のラスボス」への抵抗の中から生じたことなのかもしれない。
つまり、始まりの魔法使いは、なんだか悪者として考えられてきたけど、実は、「真のラスボス」の陰謀から世界を救済しようとした「イイ奴」だった、ということにならないだろうか。
むしろ、ナギは魔法世界を存続させるためにこそ、自ら造物主となる、造物主の霊?を受け止めることを選択したのではないか。
そして、このように考えてくると、火星テラフォーミング化計画にも、遠からず「人間=メガロメセンブリア関係者」から横槍を入れられる展開になるのではないか。
もっといえば、テラフォーミングの遂行に問題があるからこそ、魔法世界の構築という手段が次善の策として取られていたのかもしれない。
そして、ネギは、いわば寝た子を起こすような形で、この封印された計画を再起動させてしまった。だとすれば、そのための対抗措置が、メガロメセンブリア側から仕掛けられてきてもおかしくない。
そのメガロメセンブリアの中にアリカが囚われているとしたらどうだろう。
あるいは、ネカネは、メガロメセンブリアがネギの監視役にもともと配置した存在だったとしたらどうだろう。
ネギの村を襲撃した魔族の関係者としてポヨたちがいたらどうだろう。
という具合に話はどんどん広がる。
多分、この、メガロメセンブリアがラスボスである(←しかも、これは一回既にゲーデルによって宣言されている!)というシナリオに従えば、ナギは引き続きネギが追い求め解放しなければならない存在となる。そして、そのナギを解放することは同時に、メガロメセンブリア+魔族の秘密に肉薄する物語になる。その過程で、アリカとのネギの真の再会、ということも起こりえる。また、ネギ、ナギ、エヴァ、フェイト、明日菜、・・・、らのオールキャストが揃い踏みで、真ラスボスを叩く、という展開も可能になる。その過程で、超鈴音の再登場もあるかもしれない。あるいは、ラスボスを倒した後の火星テラフォーミング計画の遂行は、あやか+ちづ姉、の「ネギを理解した人間」によって遂行され、茶々丸によって、未来の超鈴音が登場する時まで管理されるのかもしれない。茶々丸は、超へのメッセンジャーとして、未来において超と再開を果たす・・・
黒いいんちょによれば、パクティオカードは「選ばれし者にのみ与えられる」ものだった。とすれば、パクティオカードの入手自体がスーパーレアな出来事になる。単に魔法世界の住人には与えられないものかもしれないが、それにしても、ネギによるパクティオカード乱発wは、まともに考えれば確率的にありえないことになるのかもしれない。となると、パクティオシステムに誰かが介入=ハッキングして、ネギ達に「旨みのあるカード」をひきださせているのかもしれない。
いずれにしても、パクティオシステムの謎への探求が、魔法世界編に続くネギま!第三章の駆動力になるのではないか。そして、ネギが、ナギとアリカとともにハッピーに暮らせる世界が物語の大団円となる。
それくらいの王道展開を期待したいぞ!w
ともかく、あやかのカード召喚は、パクティオカードシステムへの肉薄を迫る、最初の扉になったのではないだろうか。だとすれば、ものすごくワクワクする話がこの先のネギま!世界には待ってることになる。
というか、ホントにこんな展開にならないかなぁ。
いや、実際あり得るのだろう。
なぜなら、ユエのもつ世界図絵は、最深度の情報も探索できる(これもまた)スーパーパクティオカードだからだ。
ただし、世界図絵の欠点は、利用者が「探索する」という行為をしない限りわからないところにある。
となると、ユエがただ一人、魔法世界編を通じて、魔法世界人として生活し、魔法を習得し、ネギとは異なるレベルで、魔法世界と旧世界の両方に通じることになったのかも、そのような世界図絵による探索のための準備だったのかもしれない。
そして、ネギに会ってから後のユエの記憶が相変わらず戻らないままになっているのも、世界図絵の探索を阻害するためのものなのかもしれない。
なぜなら、カモが言うとおり、愛の深さがどうやらパクティオシステムの稼働に大きな影響を与えるようであるからだ。ネギへの愛情を素直に受け止めることができるユエであれば、世界図絵をそのように稼働させてしまうのかもしれない。それがまずい、あるいは時期尚早だと考えた誰か(メガロメセンブリア?あるいは超?)が引き続き自分の気持に疑心暗鬼になったユエを保持しているのかもしれない。そして、その封印がとれた時・・・
ということで、いやー、我ながら妄想全開だとは思うが、でも、有りそうな気がしてきたんだよねw
ということで、休載中を楽しく過ごすことにしようw
というのも、前のエントリーで書き足したように、要人といつでも会えるこのカードは、その能力の定義上、ナギ=造物主=始まりの魔法使い、にもアクセスすることが可能となる。だから、「ネギによるナギ探し」が基本的な物語の推進力だったネギま!の物語を根幹から揺るがすツール、それこそネギま!という物語を否定してしまうツールだと思った。そもそも魔法世界編の発端もナギの手がかりを得ることが目的だったくらいだから。
確かに、そのナギに簡単に会えてしまうかもしれない。
そうなると、造物主としてのナギとどう戦うのか?という疑問がどうやら出てくるみたいだ。
あと、そうなると、ネギま!はあっという間に終わってしまうね、という懸念も生まれてきているようだ。
でも、この疑問や懸念も、いいんちょのパクティオカードのエピソードが全て無効にしてしまうのではないかと思えてきた。
読者は今のところ、魔法世界編最後の、「俺を殺しに来い」というナギの言葉に物語の方向性を囚われているのだけど、けれども、これがどうも物語進行上のトラップではないかという気がするからだ。
多分、今回の描写で一番重要なところは、
パクティオカードの割り当て = 仮契約システムとは何か?
というところにあるように思えてきたから。
一見ギャグに見えた、あやかがネギの主人となりネギにパクティオカードをもたらそうとしていた描写も、言ってしまえば、このパクティオシステムには、皆が知らない謎がまだまだ隠されている、ということを示している。
愛が強いほうがパクティオカードにおける主従を決する、というようなカモのギャグのような説明?すら、もしかしたらシステムの本質をついているのかもしれない。
パクティオカードの謎といえば、茶々丸の仮契約にも謎が付随していた。
一つは、「魂」の有無が契約に値する存在とみなされるかどうかの鍵になること。
もう一つ、茶々丸のカードは、どうやら未来の超鈴音制作のものが送られてきたこと。
その後の展開で、魔法世界そのものが人造異界であることが判明したことから考えれば、そもそも純然たる魔法世界人は、人造という点では、茶々丸と全く変わらない存在だ。あの場の描写では、ネギの気合で仮契約が成立していたように見えていたけど、実はそんなことはなかったことになる。人間ではないという点では、魔法世界人も茶々丸も同等な存在だったわけで。ただ、「魂」の有無を判定するシステムが、それが人の集団なのかプログラムのようなものなのかは依然不明だけど、判断をしていたことになる。
そして、超からの贈り物であったということが、そのパクティオシステムが何らかの形で時空を超えた存在であるか、あるいは、そのシステムを超が未来からハッキングしたと考えることもできる。
いずれにしても、パクティオシステムというのは、ネギま!物語を回していく根幹でありながら、実はそれがなんなのか、全く詳細はわからないまま、正確には、ネギ達には明かされないまま、今に至っている。
このように、仮契約システムとは何か?誰が行なっているのか? という問は、そのまま、
魔法のあるネギま!世界は一体全体どうやって成り立っているのか、
という問いを引き出さずにはいられない。
ところで、このパクティオカードはレアだとか、この数百年出現しなかった、とかよくフェイトが言うけど、その表現をそのまま受け取れば、フェイトもよく知らない存在が、パクティオカードをネギま!世界にもたらしていることになる。
もしもパクティオカードが造物主の関わるマターであるならば、フェイトが全く知らないということはないだろう。つまり、パクティオカードの出現システムの存在は、ナギ=造物主=始まりの魔法使い、とは別の、更なる「創造主」がこの世界に存在することを示唆する。そして、おそらくは、その「創造主」はナギ=造物主=始まりの魔法使い、よりも上位ないし高位の存在だ、ということになるのだろう。
要するに、ナギ=造物主がラスボス、というのは実はフェイクで、パクティオシステムを作り維持する存在が、新のラスボスとして存在することになる。
おそらくは、そのラスボスの存在との関わりで、ナギやアリカが消息不明になったといえないか。
と考えると、これもネギま!の物語の原点にある、
ネギの村の魔族による襲撃
が浮上してくる。
さらに、この襲撃は、ゲーデルによれば、メガロメセンブリア評議会が関わっているという。
このメガロメセンブリア評議会は、魔法世界では例外的存在である「旧世界出身の人間」から成り立っている。
どうだろう。ここまでくると、
メガロメセンブリアという人間集団と魔族の共謀によってナギが追いやられた
という風には考えられないか。
つまり、メガロメセンブリア評議会+魔族、こそが「真のラスボス(w)」として実はある。
そして、パクティオシステムも何らかの形でこの「真のラスボス」の制御下にあるのかもしれない。
さらに、もしかしたら、始まりの魔法使いが魔法世界を人造的に構築したことも、この「真のラスボス」への抵抗の中から生じたことなのかもしれない。
つまり、始まりの魔法使いは、なんだか悪者として考えられてきたけど、実は、「真のラスボス」の陰謀から世界を救済しようとした「イイ奴」だった、ということにならないだろうか。
むしろ、ナギは魔法世界を存続させるためにこそ、自ら造物主となる、造物主の霊?を受け止めることを選択したのではないか。
そして、このように考えてくると、火星テラフォーミング化計画にも、遠からず「人間=メガロメセンブリア関係者」から横槍を入れられる展開になるのではないか。
もっといえば、テラフォーミングの遂行に問題があるからこそ、魔法世界の構築という手段が次善の策として取られていたのかもしれない。
そして、ネギは、いわば寝た子を起こすような形で、この封印された計画を再起動させてしまった。だとすれば、そのための対抗措置が、メガロメセンブリア側から仕掛けられてきてもおかしくない。
そのメガロメセンブリアの中にアリカが囚われているとしたらどうだろう。
あるいは、ネカネは、メガロメセンブリアがネギの監視役にもともと配置した存在だったとしたらどうだろう。
ネギの村を襲撃した魔族の関係者としてポヨたちがいたらどうだろう。
という具合に話はどんどん広がる。
多分、この、メガロメセンブリアがラスボスである(←しかも、これは一回既にゲーデルによって宣言されている!)というシナリオに従えば、ナギは引き続きネギが追い求め解放しなければならない存在となる。そして、そのナギを解放することは同時に、メガロメセンブリア+魔族の秘密に肉薄する物語になる。その過程で、アリカとのネギの真の再会、ということも起こりえる。また、ネギ、ナギ、エヴァ、フェイト、明日菜、・・・、らのオールキャストが揃い踏みで、真ラスボスを叩く、という展開も可能になる。その過程で、超鈴音の再登場もあるかもしれない。あるいは、ラスボスを倒した後の火星テラフォーミング計画の遂行は、あやか+ちづ姉、の「ネギを理解した人間」によって遂行され、茶々丸によって、未来の超鈴音が登場する時まで管理されるのかもしれない。茶々丸は、超へのメッセンジャーとして、未来において超と再開を果たす・・・
黒いいんちょによれば、パクティオカードは「選ばれし者にのみ与えられる」ものだった。とすれば、パクティオカードの入手自体がスーパーレアな出来事になる。単に魔法世界の住人には与えられないものかもしれないが、それにしても、ネギによるパクティオカード乱発wは、まともに考えれば確率的にありえないことになるのかもしれない。となると、パクティオシステムに誰かが介入=ハッキングして、ネギ達に「旨みのあるカード」をひきださせているのかもしれない。
いずれにしても、パクティオシステムの謎への探求が、魔法世界編に続くネギま!第三章の駆動力になるのではないか。そして、ネギが、ナギとアリカとともにハッピーに暮らせる世界が物語の大団円となる。
それくらいの王道展開を期待したいぞ!w
ともかく、あやかのカード召喚は、パクティオカードシステムへの肉薄を迫る、最初の扉になったのではないだろうか。だとすれば、ものすごくワクワクする話がこの先のネギま!世界には待ってることになる。
というか、ホントにこんな展開にならないかなぁ。
いや、実際あり得るのだろう。
なぜなら、ユエのもつ世界図絵は、最深度の情報も探索できる(これもまた)スーパーパクティオカードだからだ。
ただし、世界図絵の欠点は、利用者が「探索する」という行為をしない限りわからないところにある。
となると、ユエがただ一人、魔法世界編を通じて、魔法世界人として生活し、魔法を習得し、ネギとは異なるレベルで、魔法世界と旧世界の両方に通じることになったのかも、そのような世界図絵による探索のための準備だったのかもしれない。
そして、ネギに会ってから後のユエの記憶が相変わらず戻らないままになっているのも、世界図絵の探索を阻害するためのものなのかもしれない。
なぜなら、カモが言うとおり、愛の深さがどうやらパクティオシステムの稼働に大きな影響を与えるようであるからだ。ネギへの愛情を素直に受け止めることができるユエであれば、世界図絵をそのように稼働させてしまうのかもしれない。それがまずい、あるいは時期尚早だと考えた誰か(メガロメセンブリア?あるいは超?)が引き続き自分の気持に疑心暗鬼になったユエを保持しているのかもしれない。そして、その封印がとれた時・・・
ということで、いやー、我ながら妄想全開だとは思うが、でも、有りそうな気がしてきたんだよねw
ということで、休載中を楽しく過ごすことにしようw