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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

<物語>シリーズ セカンドシーズン 『花物語』 感想

2014-08-19 10:58:11 | 西尾維新
延期になっていた『花物語』だけど、一度に5話放送。
これはこれで映画っぽくてよかったかな。

原作はもちろん既読だし、ここでも感想は書いているけど、中身はほとんど忘れていたw 
覚えていたのは貝木が神原を焼肉屋に連れて行くところだけw 
でも、あそこはやっぱり面白かったけどねw

で、肝心のストーリーは、ああ、こういうことだったのか、とは思った。

まぁ、初読の時は、あまりに時系列が無視されていたので、読了したけど、ほとんどの部分の感想が棚上げになっていたので、ようやく納得できたかな。

その意味では、『終物語』が一応完結したからこその、納得、だよね。

特に、扇ちゃんが男子になって出てくるところは、多分、『終物語』の結末を踏まえてのものだと思うので、そこも納得。

しかし、『終物語』の後でも扇ちゃんは存在しているんだねー。ちょっと不思議。
八九寺神がなんかしてるのだろうかw

で、神原、というか、臥煙の「忘れ形見」の問題を一応クリアしたのが、今回の話だった、とってことだよね。

で、ようやく神原も、左手の怪異から解放された、ということで。
そうやって、『終物語』で積み残した問題の一つを解決した、ということで。

となると、やっぱり、9月に出る『続・終物語』は月火ちゃんの問題を解決する方向なのかなぁ。あれも積み残しているからねー。

ともあれ、この話は、怪異のお祓い、成仏の話だったわけで、結果的にはお盆にやって正解だった気がする。

で、気になった点というと、まずは、阿良々木くん。
うーん、あのロン毛はさすがにないんではない?
キモいw
最後に神原の髪を切るところで、阿良々木くん、君も一緒に切ってもらいなさい、と思ったもんねw

あとは、思った以上に、シャフトの作画力が劣化しているところかな。

というか、沼地のCVがかぶっていた成果、メカクシ~にしかみえない感じがして。
この点では、実はこのアニメ化はかなり失敗だったんじゃないかな、と思っている。

なんというか、作画の質がかなり落ちていて、にもかかわらず、化物語のファーストシーズンの頃の演出を使ってくると、なんていうか、劣化したセルフパロディにしか見えない。
ていうか、単純に、このシャフト演出に飽きてきたのだろうけど。

で、間に、メカクシ~を挟んでしまったから、なおのこと、劣化感が増した。

しかし、そう思うと、メカクシ~は、ホントに化物語の劣化コピーだったんだな、アニメとしては。

ということで、西尾維新原作の『花物語』のストーリーを、『終物語』の後に確認して納得する、という点では、とっても良かったんだけど、アニメ自体としては今後に対してかなり不安を覚えた。

一応、ファイナル・シーズンもアニメ化するわけだよね、この先。

その時になっても、今の演出を踏襲するなら飽きてしまうのは間違いないだろうし、今の作画クオリティだと、もういいかな、と思ってしまう。

なので、ファイナルシーズンでは、総監督ではなく、再度、新房「監督」として本気モードのシャフトの底力を見せて欲しいかな。

まぁ、そういう意味では『化物語』自体が、さすがに時代に取り残されてしまった、ということなのかもしれない。

そういう意味では、9月の『続・終物語』で綺麗に幕を引くほうがいいんだろうな。

むしろ、化物語に代わって、空々くんの話をアニメ化した方が今っぽいのかもしれない。

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