BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第22話 『まだ還れない』 感想

2016-03-06 18:45:47 | Weblog
うーん、やっぱりこの物語は話の持って行きかたがおかしいだろ。
てか、あまりにもぞんざいで、無理矢理過ぎる。

仲間の死、というのを何か次の行動のためのフラグにしか使わない。

フミタンの時もそう思ったけど、今回のビスケットの死もそう。

あのさ、もう少し真剣に悲しめよ。
慟哭しろよ。
てかさ、三日月、お前、人間辞めてるだろ?

いや、もちろん、その前に阿頼耶識システムを導入した人間はもはや人間ではない、って薀蓄は、マッキーからされているから、視聴者として「理解」はできる。三日月があんな行動しか取れないのは。

でもさ、オルガにせよ三日月にせよ、ビスケットの死に対して、きちんと受け止めろよ。

なんだろうなぁ、これ、悪い意味で、脚本書いてる人たちが西尾維新世代なのかな?

死んだら泣くのって、テンプレだよね?みたいに思ってるのかね?
だとしたら、終わってるよな、2クール目に入ってからの脚本家たち。

前回の終わりでビスケットが倒れたところで、あぁ、このまま、ビスケットの弔い合戦だ!みたいに、鉄華団の面々を動機づけるようになったら、最悪、醜悪な展開だな、と思っていたのだけど、その通りの展開でがっかりだよ。

よくさ、文学賞の寸評とかで「人間が描けていない」という表現がされるけど、このオルフェンズは見事なまでにその評が当てはまる。

まったく、人間が描けていない。

それはフミタンの死でもそうだし、明弘の弟の死の時もそうだし、今回のビスケットの死の時もそう。

これ、脚本家が、視聴者を舐めてるのかな?
どうせ、キャラ死んだら、よっしゃ、弔い合戦だぜ!ぐらいにしか感じないだろうから、そこに直に着地すれば、いいよな?って感じで。

ていうかさ、最終決戦!に、単なる宇宙運送屋の鉄華団の面々が、真顔で決戦に及ぶためには、「弔い合戦」という共通の目標でもない限り、無理だよね、ってことで。

そして、そこでよくわかんないけど、一応は逡巡していたオルガの背中を推したのが、殺人マシン三日月の、俺、何をすればいい?指示くれよ?誰を、何人殺せばいい?だもんね。

何、このザルの脚本。

その殺人マシンの言葉に逆ギレして即座に立ち直るオルガって一体何?

火星で生まれると、ここまで人間性が喪失されるのかね?

オルフェンズは、長井龍雪×岡田麿里のコンビだったので、期待していたのだけど、ここまで舐めた展開が待っているとは思わなかった。

ヒドイ話だ。
これでは、ビスケットが浮かばれなさすぎだよ。


そうそう、今回のOPは流石に空気読んで、第1クールのやつにすべきだろ、
なに、あのアヴァンからのOPの入り。
悲しみも何もないじゃんか。

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