たまたま別マガを見る機会があったので、超久しぶりにUQHを読むことができたのだけど、なんか、いつの間にか、ナギ救出作戦の全貌が描かれていたのね。
というか、これ、ネギま!の最後で端折られた部分だよね。
なんとか、始まりの魔法使い、今はヨルダだっけ、を倒して、ナギが生還するところ。
・・・なんだけど。
うーん、いまいち展開がよくわかっていないところであれこれ言うのも何だけど、このナギ救出劇は、正直なところ、いまさら感が強いなぁ。
これ、やるなら、やっぱりネギま!本編でやってほしかった。
それが無理なら、特別編、というかたちでもいいから、とにかくUQHの時間軸ではないところでやってほしかった。
というのも、今回の話の最後で、刀太が言っていたように、あくまでも今回の救出劇は、刀太の世界からみて、「この世界では・・・」という但し書きがつく決着なんだよね。
要するに、まぁ、こんな終わり方もあったんだけどさ!って感じで。
全く「本物感」がない。
もちろん、すでにUQHでは、平行世界を導入してしまっているから、いわゆる「この時間軸では・・・」と断ってしまえば、何でもあり、なわけだけど。
でもねー。
それじゃ、物語はつまんないんだよ。
別にネギま!に限ったわけじゃないけど、いわゆる「平行世界」って、おそろしく物語と相性が悪いと思っている。
だって平行世界を導入した時点で、ホント、何でもあり、になってしまうから。
たとえば、今回でも、いつの間にか、千雨がネギ君の嫁になった結末が、結婚式の写真で示されるわけだけど、それもまた「あり得べき中の一つの結末」でしかない、ってことになる。
つまり、せっかくのハッピーエンドも、生殺しのようにしか感じられない。
いや、ネギま!連載の頃から、千雨こそがネギのパートナーだと思っていたから、この写真には、そうだろ、そうだろ、って頷くところなんだけど、でも、何の感慨もわかないんだよね。
だって、あり得た一つの結末でしかないから。
しかも、ナギとエヴァが結ばれる・・・なんて蛇足な結末までついてくる始末。
いやいや、ナギ&エヴァのカップリングをするなら、いつの間にか途中「蒸発」していたアリカのその後を明らかにしないとおかしいだろ!って、さすがにここはツッコミを入れざるを得ない。
というか、このアリカ問題が解決していないから、ネギ&千雨カップルの誕生も、本当っぽく見えないんだよね。
でもさ、ネギま!本編をリアルタイムで読んだ人たちなら、魔法世界編に限らず、千雨がネギに示した献身がいかほどのものであったかは、よくわかっているし、連載中のリアリティからすれば、ネギが千雨に惹かれることには、それこそ、きちんとリアリティがあったわけで、だから、ネギま!本編の「結論」として、千雨が選ばれることは、ものすごく納得がいくはずの結末だったはずなんだよね。
でも、その自然な結末を、むしろ、この並行世界による処理は、ないがしろにしてしまう。
つまり、刀太たちが、テレビの画面をみるかのように、一つのお話しとして消費してしまう。
それは、徹底的に「ダメな」扱いだよ。
どうも、このあたりの、ゲーム由来の「マルチエンディング」に対して、今の漫画家は、勝手に怯えすぎているんじゃないかな。
それは、どうやら最終回を酷評で迎えそうな『Re:CREATORS』を見てても感じることで。
いや、もっと一本線の、起承転結のある物語に自信を持てよ、漫画家なら、とものすごく思うよ。
仮に平行世界を使うにしても、『君の名は』のように、時間の先後関係がある形に限って導入するくらいのことはしないと、結局、カタルシスも何もないものになってしまう。
もっといえば、漫画家は、あくまでも一つの原作をつくったオリジネーターとして君臨すればよくて、その平行世界バージョンたる「二次創作」は、ファンを含む第三者にまかせておけばいい。
そこに作者そのものがでしゃばる必要はなくて。
だって、作者自身がいくつもの解釈が可能なマルチエンディングを示した時点で、物語は物語であることを辞めてしまって、ただのキャラの背景事情に墜ちてしまう。
まぁ、もちろん、キャラだけを売りたいなら、それでいいんだけどね。
でも、そういうのは、やっぱりつまらないと思うんだよね。
だったら、設定資料集だけあればいいじゃん、と思ってしまう。
ということで、UQH、ホント、蛇足だなぁ。
まぁ、もともとは、刀太たちによる新世代の話としてUQHを始めて新たな読者を集めたかったのだろうけど、裏返すと、ネギま!本編を、それこそ旧世代の、おっさんたちが楽しんだ話として過去の遺物にして、読者層の新陳代謝を図るつもりだったのだろうけど、その目論見は外れて、UQHといえども、結局、旧ネギま!読者が食いついてきたくらいだったんだろうな。
それは、別マガに移ってから、ネギま!2、なんて副題が付けられてしまったところで明らかなわけで。
それゆえ、今回のようなナギ救出劇やネギ&千雨エンドが描かれることになったのだろうけど、しかし、やっぱりこれは、このUQHという枠組みの中では、蛇足でしかない。
まぁねー、
要するに、続編、ってむずかしいね、ってことなんだな、きっと。
二匹目のどじょうは、そうそういないってことだよね。
あーあ。
なんか、ネギま!本編まで汚されてしまったようで、ホント、残念だよ。
というか、これ、ネギま!の最後で端折られた部分だよね。
なんとか、始まりの魔法使い、今はヨルダだっけ、を倒して、ナギが生還するところ。
・・・なんだけど。
うーん、いまいち展開がよくわかっていないところであれこれ言うのも何だけど、このナギ救出劇は、正直なところ、いまさら感が強いなぁ。
これ、やるなら、やっぱりネギま!本編でやってほしかった。
それが無理なら、特別編、というかたちでもいいから、とにかくUQHの時間軸ではないところでやってほしかった。
というのも、今回の話の最後で、刀太が言っていたように、あくまでも今回の救出劇は、刀太の世界からみて、「この世界では・・・」という但し書きがつく決着なんだよね。
要するに、まぁ、こんな終わり方もあったんだけどさ!って感じで。
全く「本物感」がない。
もちろん、すでにUQHでは、平行世界を導入してしまっているから、いわゆる「この時間軸では・・・」と断ってしまえば、何でもあり、なわけだけど。
でもねー。
それじゃ、物語はつまんないんだよ。
別にネギま!に限ったわけじゃないけど、いわゆる「平行世界」って、おそろしく物語と相性が悪いと思っている。
だって平行世界を導入した時点で、ホント、何でもあり、になってしまうから。
たとえば、今回でも、いつの間にか、千雨がネギ君の嫁になった結末が、結婚式の写真で示されるわけだけど、それもまた「あり得べき中の一つの結末」でしかない、ってことになる。
つまり、せっかくのハッピーエンドも、生殺しのようにしか感じられない。
いや、ネギま!連載の頃から、千雨こそがネギのパートナーだと思っていたから、この写真には、そうだろ、そうだろ、って頷くところなんだけど、でも、何の感慨もわかないんだよね。
だって、あり得た一つの結末でしかないから。
しかも、ナギとエヴァが結ばれる・・・なんて蛇足な結末までついてくる始末。
いやいや、ナギ&エヴァのカップリングをするなら、いつの間にか途中「蒸発」していたアリカのその後を明らかにしないとおかしいだろ!って、さすがにここはツッコミを入れざるを得ない。
というか、このアリカ問題が解決していないから、ネギ&千雨カップルの誕生も、本当っぽく見えないんだよね。
でもさ、ネギま!本編をリアルタイムで読んだ人たちなら、魔法世界編に限らず、千雨がネギに示した献身がいかほどのものであったかは、よくわかっているし、連載中のリアリティからすれば、ネギが千雨に惹かれることには、それこそ、きちんとリアリティがあったわけで、だから、ネギま!本編の「結論」として、千雨が選ばれることは、ものすごく納得がいくはずの結末だったはずなんだよね。
でも、その自然な結末を、むしろ、この並行世界による処理は、ないがしろにしてしまう。
つまり、刀太たちが、テレビの画面をみるかのように、一つのお話しとして消費してしまう。
それは、徹底的に「ダメな」扱いだよ。
どうも、このあたりの、ゲーム由来の「マルチエンディング」に対して、今の漫画家は、勝手に怯えすぎているんじゃないかな。
それは、どうやら最終回を酷評で迎えそうな『Re:CREATORS』を見てても感じることで。
いや、もっと一本線の、起承転結のある物語に自信を持てよ、漫画家なら、とものすごく思うよ。
仮に平行世界を使うにしても、『君の名は』のように、時間の先後関係がある形に限って導入するくらいのことはしないと、結局、カタルシスも何もないものになってしまう。
もっといえば、漫画家は、あくまでも一つの原作をつくったオリジネーターとして君臨すればよくて、その平行世界バージョンたる「二次創作」は、ファンを含む第三者にまかせておけばいい。
そこに作者そのものがでしゃばる必要はなくて。
だって、作者自身がいくつもの解釈が可能なマルチエンディングを示した時点で、物語は物語であることを辞めてしまって、ただのキャラの背景事情に墜ちてしまう。
まぁ、もちろん、キャラだけを売りたいなら、それでいいんだけどね。
でも、そういうのは、やっぱりつまらないと思うんだよね。
だったら、設定資料集だけあればいいじゃん、と思ってしまう。
ということで、UQH、ホント、蛇足だなぁ。
まぁ、もともとは、刀太たちによる新世代の話としてUQHを始めて新たな読者を集めたかったのだろうけど、裏返すと、ネギま!本編を、それこそ旧世代の、おっさんたちが楽しんだ話として過去の遺物にして、読者層の新陳代謝を図るつもりだったのだろうけど、その目論見は外れて、UQHといえども、結局、旧ネギま!読者が食いついてきたくらいだったんだろうな。
それは、別マガに移ってから、ネギま!2、なんて副題が付けられてしまったところで明らかなわけで。
それゆえ、今回のようなナギ救出劇やネギ&千雨エンドが描かれることになったのだろうけど、しかし、やっぱりこれは、このUQHという枠組みの中では、蛇足でしかない。
まぁねー、
要するに、続編、ってむずかしいね、ってことなんだな、きっと。
二匹目のどじょうは、そうそういないってことだよね。
あーあ。
なんか、ネギま!本編まで汚されてしまったようで、ホント、残念だよ。