ここに入れると、もう春まで水遣りも含めて手間要らず。
というのも仕事で泊まりもあるし
小屋が雪に埋もれて何日か行けないこともあるからです。
それでサーモで換気扇も回るし温度も入るようにしています。
水は春までやりませんが棚下にこんな容器を置いて
熱帯魚用のヒーターとブクブクをセットしています。
これで暖も取れるし湿度も高めになって一石二鳥。
ヒーターを一晩作動させてもぬるま湯になる程度ですが
それで小屋の中は凍らないくらいの保温になっています。
水苔はカリカリにならずしんなりした感じにとどまっていますので
風蘭はそんなにひどく皺を引かずに冬を越します。
天井には攪拌扇を設置してみましたがこれがなかなかの優れもの。
柔らかい風がゆっくり上から降りてきます。
ただそれでも始終くまなく回していたのでは木が疲れますから
自動タイマーで何分おきに何分という具合に回したり止めたりしています。
首振りの扇風機は春に水をやった後、葉の水を早く飛ばす為のものです。
水苔の空洞植えというのは冬眠したい虫たちの絶好の棲家のようで
ナメクジは元よりダンゴ虫、ヤスデ、ムカデなどよく入り込むもの。
ダンゴ虫は集団で住み着き水苔や根をボロボロにされたことがありました。
棚の足の部分に水を貯めているのはその対策。
これで虫は一匹も上がってこなくなりました。
手が掛からないから退屈というわけでもなく
じっくり手に取って眺めながら今年の反省と
来年はああしようこうしようと考えるのもなかなか楽しいものです。
なにしろ春まで時間はたっぷりあります。
いずれ夏は枯れることが滅多になくても
冬の間に何鉢か痛めてしまいますので万全を期したいものですね。