富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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富貴蘭の増やし方④

2011年07月12日 | 作について
ようやく最後となりました。

ついでにパイナップル芽の作り方についてです。
これはちょうど花芽が出来つつある時期に
ドンピシャのタイミングで植え替えてエチレンの影響を受けると
たぶん花芽のような仔が出来てしまうのではないかと思います。
そういえば2年連続してパイナップル芽を出した羆は
2年続けて夏に植え替えています。
この羆の現象からふと、どうしてかなと思い、
増やすにはどうすればという理屈に無理やり結びつけたわけですが・・・。

ただ、せっかく仔が出ても育たなければ意味がありません。
出たらそのまま続行でスッと伸ばすためには
真夏でも生育を止めさせないことが肝心となります。
葉が成長していることの目印は根先が半透明のまま伸びていることです。
ここにもちょっと書いてありますが、夏も旺盛に生育させるためには花芽を摘むこと。
(開花させると根先の成長がいったん止まります。)
それと根の伸びを止めないよう鉢回りを冷やすために素焼き鉢を使うこと。
その鉢も汚れたら通気が悪くなって冷えなくなりますからこまめに換えること。
冷えるためには気化熱が必要ですから真夏でも完全に鉢を乾かさないこと。
そして気化熱を得るため風通しを良くすること。
また、成長を続けさせるためにはそのエネルギー源となる光合成が必要です。
よって、なるべく日陰には置かないことです。
でも、いきなり強い日に当てると、てきめんに葉焼けしますから
春先から、場合によっては前年から徐々に慣らし
耐えられる日の強さを自分なりに見つける必要があります。

こうやって書くといろいろ面倒ですが
夏の植え替えだけで増殖面でのブレークスルーとなれば
栽培の楽しみも増えるわけですから
これが富貴蘭を栽培する皆さんの一助になればと思っています。
でも、あくまで、もしこれで仔が出たらの話ですからね~
それと、上の棚環境については説明不足な面も多々ありますから
もしビギナーな方が見られていましたら他サイトや栽培書でも十分ご研究ください。

ということで、これにて終了です。
ちょうど良い時期ですから皆様も挑戦してみてくださいな。

あ、棚にメロン下げることも忘れずに~
でもいいです。


コメント (2)
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