れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

トキリマメ(吐切豆)

2014-11-20 06:20:26 | 草の実

トキリマメ(吐切豆)
<マメ科トキリマメ属>

この時期、
里山にトキリマメのあの目玉おやじみたいな実を
探しに行くのが楽しみなのだ。

つる状の多年草。


茎は長く伸び植物に絡む。


葉は互生し、
長い葉柄を持った3出複葉。
小葉は卵形で、質は薄く裏面にややまばらな伏毛がある。



茎の脇から、
葉より短い総状花序をだし、
黄色の蝶形の花をつける。

これは、
我が家の庭に植えて咲いたトキリマメの花だ。
しかし・・豆は残念ながら見られなかった。


トキリマメ(吐切豆)によく似たものにタンキリマメ(痰切豆)があるが、
これがまた悩む。

<タンキリマメとトキリマメの違い>

☆トキリマメの小葉は卵型
(葉の基部の方で幅が広くなる)
タンキリマメの小葉は倒卵型(葉の先の方で幅が広くなる)~菱形であることで区別

☆トキリマメの葉は先端が伸びて尖るが、タンキリマメは先が丸みを持つ。
トキリマメの葉はまん中よりつけ根に近いところが最も幅広なのに対し、タンキリマメは先端に近いところが最も幅広。

☆タンキリマメの葉の方が肉厚で全体に毛深い。

それでも悩みますが・・。

タンキリマメ(痰切豆)

実はあまり自信が無いのだが、
葉の肉厚さと、毛深さでそうではないかと思うもの。

豆はトキリマメより小さかった。




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スダジイ(須田椎)の実

2014-11-19 06:13:00 | 木の実

スダジイ(須田椎)の実
<ブナ科シイノキ属>

画像はまだ殻斗全体に覆われているが、
成熟すると3裂する。

常緑高木。
樹皮は黒褐色で、
大木になると縦に深く裂け目ができる。

残念ながら、
実が零れたあとだった。

実は小さくて、
先がとがって少し曲がっている。

食べられる。



葉は互生し、
広楕円形で厚い革質で、
裏面は灰褐色で鱗片状の毛が密生する。

 

 

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イスノキ(柞)の実

2014-11-18 07:14:12 | 木の実

イスノキ(柞)の実
<マンサク科イスノキ属>

イスノキは不思議な木だ。
葉には多く、虫こぶがついている。
この虫こぶが”ひょんの実”だ。
虫が出た後の穴を吹くとひょうひょうと音が出る。
このことからひょんの実と言う。



葉は互生し、長さ5~8センチの長楕円形で革質。

大小の虫えいが多くできる。



葉のわきに総状花序をだし、

花弁の無い赤い蕊のような花を咲かす。

私はまだ花を見たことが無いのだが、
咲いている時期が短いのだと言う。


俳句で瓢の実(ひょんのみ)
は、晩秋の季語だ。
聞いたことがあったが、
イスノキの虫こぶの実のことだとは初めて知ったことだ。

虫こぶがいっぱい。

果は広卵形で、
黄褐色の毛が密生し、熟すと2裂して黒い種子を出す。

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シロダモ(白椨)の実とキミノシロダモ(黄実白椨)

2014-11-17 07:57:23 | 木の実

シロダモ(白椨)の実
<クスノキ科シロダモ属>
山野に生える常緑高木。

モチノキの実にそっくりなので
間違えそうだが、葉が長くて革質。



樹皮は帯緑暗褐色。
果実は長さ、1,2~1,5センチの楕円形で、
翌年に赤く熟す。



葉は長さ8~18センチの長楕円形で革質。
3脈がめだち、裏面は白色。

黄褐色の花を散形状に開く。
下は花

雌雄異株。

下は、果実が黄色の
キミノシロダモ(黄実白椨)



タモ(椨)はタブの転訛したもの。

別名シロタブ(白椨)、タマガラ





 

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クスノキ(楠)の実

2014-11-16 04:56:23 | 木の実

クスノキ(楠)の実
<クスノキ科クスノキ属>

クス(樟)とも言う。
枯れた葉を嗅ぐと、樟脳の匂いがする。
常緑高木。
巨木になる。


樹皮は暗褐色で短冊状に縦に裂ける。
葉は互生する。


春に
葉のつけねから円錐花序をだし、
黄白色で直径5ミリの花を多数つける。


果実は直径8~9ミリの球形で
黒く熟す。





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クヌギ(橡)の実

2014-11-15 04:50:06 | 木の実

クヌギ(橡)の実
<ブナ科コナラ属>
山地に生える落葉高木。

団栗の種類は色々あるけれど、
クヌギの実は一番、丸くて帽子(殻斗)もかわいらしい。



樹皮は灰褐色で厚く、縦に不規則な裂け目がある。

下は8月のまだ青いクヌギの実
葉は互生し、
長さ7~15センチの長楕円状披針形で、
ふちに針状の鋸歯がある。



まだ青いクヌギの実


春に、本年枝の下部から黄褐色で
長さ7~8センチの雄花序を垂らし、
上部の葉腋に雌花序をつける。

下は春の花


堅果は翌年の秋に成熟し、
直径2センチと大形で、
下半部は椀形の殻斗に包まれる。




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クロガネモチ(黒鉄黐)

2014-11-14 04:43:22 | 木の実

クロガネモチ(黒鉄黐)
<モチノキ科モチノキ属>
暖地の山野にはえる常緑高木。


樹皮は帯緑灰白色でなめらか。
葉は互生し、楕円形または広楕円形。
革質で表面は光沢があり、
裏面は淡緑色。



春に淡紫白色の花を咲かす。
雌雄異株。

果実は直径5~8ミリの球形で赤く熟す。



クロガネモチの名前の由来は、
苦労し努力して、
(クロうしてカネモチ)こそお金持ちになれるから
きているとか。




 

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センボンヤリ(千本槍)

2014-11-13 08:49:16 | 野の花日記

センボンヤリ(千本槍)
<キク科センボンヤリ属>
山野にはえる多年草。

実は・
とても不思議に思っていた。
花は確か春に咲くはずなのに、
秋に沢山の蕾を持っていて、
咲くのかと思って期待していたら、
花はいつも終わっていて?
綿毛の状態だったからだ。

秋に何本もの花茎を伸ばして
花をつけることなく、
褐色の冠毛のある実を結ぶのだ。



センボンヤリ(千本槍)の名前は
この姿からきている。


上は雨後のセンボンヤリの冠毛。


春に
ロゼッタ状の葉の間から、
裏が紫色を帯びた
白色の花を咲かす。

上の花は、高尾山にて。

この花後はまた、
冠毛をつけるのかどうかは
来年のお楽しみに・・。

 

 

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シラカシ(白樫)の実

2014-11-12 05:12:30 | 木の実

シラカシ(白樫)の実
<ブナ科コナラ属>

団栗に関しては
まだまだ覚えられない。
落葉樹と常緑があって、
殻斗のシマシマ模様とうろこ模様とひげ状で
なんとか区別している。


下は9月のシラカシのまだ青い実。


山地にはえる常緑樹。
葉は互生し、長楕円状披針形。
やや皮質で裏面は緑白色。


下は花
春に雄花序を垂らし、
上部の葉腋に雌花序を直立させる。



堅果は秋に成熟し
長さ1,5センチの球形または広楕円形。
殻斗は浅い椀形で6~8個の総萼片の輪がある。





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イイギリ(飯桐)

2014-11-11 07:26:24 | 木の実

イイギリ(飯桐)
<イイギリ科イイギリ属>

去年、
見事だったイイギリの赤い実を期待して
H公園に行ったら・・
全く成っていなかった。
そういえば・イイギリって、一年おきに
実が多くついたりする。



山地に生える落葉高木。
何と言ってもこの赤い実が見事だ。

太い枝を車輪状に広げる。
樹皮は灰白色。
葉は互生し卵円形で裏は白っぽい。


葉柄の先端に2個の腺体がある。

下は花で、
春に枝先に円錐花序で
花弁の無い緑黄色の5個の萼片をつける。
雌雄異株。




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