れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ハダカホウズキ(裸酸漿)

2014-11-10 07:07:36 | 草の実

ハダカホウズキ(裸酸漿)
<ナス科ハダカホウズキ属>
昨日、
野川の自然観察会があった。
前回、初めてハダカホウズキの花を見ていたので、
今回の目的はあの赤い実を見たいと思っていた。
しっかり、赤い実がついていて嬉しかったね♪




果実が袋に包まれず、
裸であることからこの名がある。
晩秋、
林のふちや谷沿いに真っ赤に熟した果実を多数ぶら下げる。

葉は広い楕円形で、先はとがる。


花は葉のわきから淡黄色で8ミリほどの
短い釣鐘形、先は5裂して反り返る。

下は花

葉が枯れると
一見、ヒヨドリジョウゴに見える。




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ムラサキエノコロ(紫狗尾)

2014-11-09 05:17:59 | 野の花日記

ムラサキエノコロ(紫狗尾)
<イネ科エノコログサ属>
乾燥して痩せた土地にはえる1年草。

よくみるエノコログサ(ネコジャラシ)より
穂の色が濃い紫を帯びている。

エノコログサによく似るが、
全体に小形でやせたものが多く、
小穂の芒が紫色を帯びる。



エノコログサは花穂が犬の尾に似ていることから
「犬っころ}草と呼び、
それが訛ってエノコログサとなった。



別名ネコジャラシの方が親しみがあるかもしれない。
ちなみに
英語ではFoxtail grass 
狐の尾だ。

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ササリンドウ(笹竜胆)

2014-11-08 02:51:09 | 野の花日記

ササリンドウ(笹竜胆)
<リンドウ科リンドウ属>
普通にリンドウ(竜胆)と言う。


湿った野山に自生する多年草。
名前の由来は、葉が笹ににていることから。




葉は対生し、卵状披針形。
青紫色の4~5センチの花を茎の先や、
葉のわきにつける。
花は昼間開花して夕方になると閉じる。



薬草として知られ、苦味健胃作用がある。
苦味が強く「まるで竜の肝のようだと言うことから、
「竜胆(りんどう)」と名づけられた。

 

 

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ナナカマド(七竈)

2014-11-07 03:57:46 | 木の実

ナナカマド(七竈)
<バラ科ナナカマド属>
信州では赤い実と言えば、
ナナカマドだ。
東京近郊で見るのはガマズミが多い。


山地にはえる落葉高木。
白樺湖にて。


葉は奇数羽状複葉。
小葉は4~7対あり、
披針形で先がとがる。


6~7月、
枝先に複散房花序をだし、
直径6~7ミリの白い花を多数開く。
花弁は5個、雄蕊は20個。


果実は
直径5~6ミリの球形で赤く熟す。

ナナカマド(七竈)は燃えにくく、
かまど(竈)に七回入れても
まだ焼けのこると言うのでこの名がついたそうだ。


 

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スズメウリ(雀瓜)の実

2014-11-06 05:40:12 | 草の実

スズメウリ(雀瓜)の実
<ウリ科スズメウリ属>
水辺や平地のやや湿ったところに
生える1年草のつる草。


いつも通る道から少し外れて
歩いたら、スズメウリを見つけた。
今年はまだ里山で見ていなくて、
石神井公園にて。

おかげで、私のGパンには、
ひっつき虫(アレチヌスビトハギの実やイノコズチ、
センダングサやチカラシバ)までびっしりついていた。


ときには、つるの先が地下に潜って越冬する。


雄花、雌花とも
同じ株の葉のわきにつく。

下はスズメウリの花

花に小さな実をつけている。




果実は径1センチほどの球形で白く熟して
吊り下がる。

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アキチョウジ(秋丁字)

2014-11-05 04:34:45 | 野の花日記

アキチョウジ(秋丁字)
<シソ科ヤマハッカ属>
山地の木陰にはえる多年草。

青紫色の細長い唇形の花が
特徴的。


葉は対生し柄があり狭卵形。

花冠は長さ1,7~2センチ。
萼の上唇は3裂し、
裂片の先は鈍い。
下唇は2裂する。


和名は秋丁字で、
秋に丁字形の花を開くことによる。

 

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キミズミ(黄実酢実)

2014-11-04 06:29:42 | 木の実

キミズミ(黄実酢実)
<バラ科リンゴ属>

信州の姫木平付近のズミ(酢実)は、
ほとんど黄色い実のズミ(酢実)ばかりだった。


小枝は堅く、しばしば棘に変わる。
葉は楕円形で互生するが、
長枝の葉は3~5裂するものがあり、
若い若葉のではじめは二つ折り。


落葉小高木~高木
春に白色または淡紅色の5弁花を
散形状に咲かす。


果実は直径6~10ミリの球形で
黄色に熟す。



赤く乾いた実を食べてみたが、
なかなか美味だった。

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イチイ(一位)とキャラボク(加羅木)の実

2014-11-03 06:29:56 | 木の実

イチイ(一位)の実
<イチイ科イチイ属>

晩秋の信州では、真っ赤なこの実が
目立っていた。

深山に生える常緑高木。
雌雄異株。
葉は線形で、らせん状につくが
横に伸びた枝では左右に二列に並ぶ。

実は
熟すと肉質の赤い借り種皮が種子をおおうが、
先端は開いている。

赤い部分は食べられる。

下はキャラボク(加羅木)の実

キャラボク(加羅木)の実
<イチイ科イチイ属>

実はそっくりだが、
葉の並び方で違いが解る。

イチイのように葉は二列にならず、
輪生状に並ぶ。





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ヒカゲノカズラ(日蔭葛)の胞子のう穂

2014-11-02 07:05:02 | 野の花日記

ヒカゲノカズラ(日蔭葛)の胞子のう
<ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属>

始め見つけた時は、
杉苔の花(胞子のう)かと思った。
調べてみたらシダ類だった。



茎から直立する黄色の棒のような部分が
胞子のう穂。

胞子を石松子(せきしょうし)と呼び、
水分を吸収しないことから、
丸薬や果実の受粉などに利用される。

 

 

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ヤマブドウ(山葡萄)

2014-11-01 08:21:07 | 木の実

ヤマブドウ(山葡萄)
<ブドウ科ブドウ属>
山地に普通に生え、
葉に対生して巻き髭を出し、ほかの木に絡みつく。


葉は互生し、
五角状の心円形で、ふちに浅い鋸歯がある。



6月頃、葉と対生して円錐花序をだし、
黄緑色の小さな花を多数開く。




果実は直径約8ミリの球形の液果で
房になって垂れさがる。

 



ワンコと一緒に姫木平のペンションに泊まった。
ここらへんにはよくヤマブドウが見られた。
ただし、つる性なので木のてっぺん当たりに
たくさんなっていてなかなか手元では見られない。
3日目に違うペンションに泊まったところで、
オーナーから、
おみやげにヤマブドウを沢山いただいた。
高切り鋏で採ってくれたのだ。

さっそく、果実酒を作った。

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