ロシアのウクライナ進行など領土問題のために、欧米など自由主義諸国が行っている経済制裁が、どのように、ロシアの経済に影響を与えているのか、特に、消費財など品不足に困っているのではないかと言うことに、多少関心があった。
NHKのワールド・ニュースでは、困っているのは、輸出が出来なくて苦しんでいるフランスの農家やドイツの工業などの報道はあったが、ロシア国民の生活を圧迫していると言った報道はなく、私にわかることは、ウクライナ問題と石油価格の低落などによって、ロシア・ルーブルが大幅に下落しているくらいであった。
今回、ロシアに来て、真っ先に感じたのは、8年間暮らしたEU,特に、イギリスやオランダでの生活と、殆ど異質観がなく、ロシアも、ヨーロッパの一員だと言うこと、そして、サンクトペテルブルグとモスクワの街を歩いていて、大変な大国であると言うことである。
日本で我々が接するロシアに関する情報なり知識は、プロアメリカ過ぎると言うか、正確なロシア情報が入っておらず、どうも一面的なような気がしたのである。
今回、私が行ってみたのは、モスクワの国営百貨店グムとガレリア風のショッピングセンターと4個所のスーパーだが、商品は、どの店にもふんだんにあって、品揃えも、日本の店と、全く遜色がない。
スーパーなど、日本よりダイナミックで、
外国製なのかどうかは、外国企業がロシアで製造販売しているのもあるので銘柄だけでは分からないのだが、私がオランダで愛飲していたハイネケンやアムステル・ビールなどが並んでいて、500ミリ缶が250円くらいであったから、まずまずの価格だし、フランスやイギリスの高級酒も並んでいて、ロシアで良いと言われているグルジア・ワインの影が薄いくらいなのである。
野菜や魚、肉などと言った生鮮食料品から、加工品まで、食料品はないものがない程で、外国人への入場料や土産物品など外国人価格のものは異常に高いが、普通のロシア市場の商品の価格は、日本並のような気がした。
多少違いがあるとすれば、日本のスーパーよりは、客が少ないような気がするのだが、一般的な商店の状況を見ていないので、庶民の生活実態は分からない。
キャッシャーのところは、次の通りで、サービスの感覚は多少希薄かも知れないが、それ程悪くはない。
一方、ショッピングセンターは、細長い4~5階建てで中央吹き抜けのビルなのだが、一階の一部がスーパーになっていて、電気関係の量販店や外国の専門店などが並んでいる。
スターバックスやマクドナルドなどレストラン階もあって、一応、買い物が出来るようになっている。
この日は、スーパー以外は、客数が少なかった。
さて、昔から、よく知られている国営百貨店グムは、赤の広場のレーニン廟の対面にあって、夕刻には電飾で飾られていて、ロビーや吹き抜けには、クリスマスの飾りつけがなされていて華やいである。
ロシア人ガイドが、ここは非常に高いので、買い物は、スーパーなどでやれと忠告していた。
パリやロンドンの百貨店や高級ショッピング街と全く同じ雰囲気で、出店しているのは、殆ど海外のブランド店である。
KENZOやSONYの店舗があった。
ロシアでは、免税店などがないので、空港の店が貧弱なので、外国のブランド品を買いたければ、このグムで買うべきなのであろう。
街の中心に、歩行者天国のショッピング街アルバート通りがあるようだが、行けなかった。
店舗には、殆ど客が入っていなかったが、簡易なレストランコーナーなどは、かなり混んでいたので、モスクワ中心街には、適当に寛げるレストランが少ないのであろう。
この日、制裁問題で閉鎖されていたマクドナルドの1号店が、オープンしたとモスクワ・タイムズが報じていた。
さて、EUなど欧米の経済制裁問題だが、閉鎖されればされるほど、私は、むしろ、ロシア経済にとっては、自国経済の近代化や高度化のためには、千載一遇のチャンスだと思っている。
広大な国土を有し、天然資源は何でもあるのだから、豊かな潜在力と、かなり高い人的資源をフル活用して、現在導入可能な科学技術を駆使して、これまで、手を抜いていた経済成長政策を果敢に推進すれば、国力を一気に引き上げられるのではないかと思っている。
NHKのワールド・ニュースでは、困っているのは、輸出が出来なくて苦しんでいるフランスの農家やドイツの工業などの報道はあったが、ロシア国民の生活を圧迫していると言った報道はなく、私にわかることは、ウクライナ問題と石油価格の低落などによって、ロシア・ルーブルが大幅に下落しているくらいであった。
今回、ロシアに来て、真っ先に感じたのは、8年間暮らしたEU,特に、イギリスやオランダでの生活と、殆ど異質観がなく、ロシアも、ヨーロッパの一員だと言うこと、そして、サンクトペテルブルグとモスクワの街を歩いていて、大変な大国であると言うことである。
日本で我々が接するロシアに関する情報なり知識は、プロアメリカ過ぎると言うか、正確なロシア情報が入っておらず、どうも一面的なような気がしたのである。
今回、私が行ってみたのは、モスクワの国営百貨店グムとガレリア風のショッピングセンターと4個所のスーパーだが、商品は、どの店にもふんだんにあって、品揃えも、日本の店と、全く遜色がない。
スーパーなど、日本よりダイナミックで、
外国製なのかどうかは、外国企業がロシアで製造販売しているのもあるので銘柄だけでは分からないのだが、私がオランダで愛飲していたハイネケンやアムステル・ビールなどが並んでいて、500ミリ缶が250円くらいであったから、まずまずの価格だし、フランスやイギリスの高級酒も並んでいて、ロシアで良いと言われているグルジア・ワインの影が薄いくらいなのである。
野菜や魚、肉などと言った生鮮食料品から、加工品まで、食料品はないものがない程で、外国人への入場料や土産物品など外国人価格のものは異常に高いが、普通のロシア市場の商品の価格は、日本並のような気がした。
多少違いがあるとすれば、日本のスーパーよりは、客が少ないような気がするのだが、一般的な商店の状況を見ていないので、庶民の生活実態は分からない。
キャッシャーのところは、次の通りで、サービスの感覚は多少希薄かも知れないが、それ程悪くはない。
一方、ショッピングセンターは、細長い4~5階建てで中央吹き抜けのビルなのだが、一階の一部がスーパーになっていて、電気関係の量販店や外国の専門店などが並んでいる。
スターバックスやマクドナルドなどレストラン階もあって、一応、買い物が出来るようになっている。
この日は、スーパー以外は、客数が少なかった。
さて、昔から、よく知られている国営百貨店グムは、赤の広場のレーニン廟の対面にあって、夕刻には電飾で飾られていて、ロビーや吹き抜けには、クリスマスの飾りつけがなされていて華やいである。
ロシア人ガイドが、ここは非常に高いので、買い物は、スーパーなどでやれと忠告していた。
パリやロンドンの百貨店や高級ショッピング街と全く同じ雰囲気で、出店しているのは、殆ど海外のブランド店である。
KENZOやSONYの店舗があった。
ロシアでは、免税店などがないので、空港の店が貧弱なので、外国のブランド品を買いたければ、このグムで買うべきなのであろう。
街の中心に、歩行者天国のショッピング街アルバート通りがあるようだが、行けなかった。
店舗には、殆ど客が入っていなかったが、簡易なレストランコーナーなどは、かなり混んでいたので、モスクワ中心街には、適当に寛げるレストランが少ないのであろう。
この日、制裁問題で閉鎖されていたマクドナルドの1号店が、オープンしたとモスクワ・タイムズが報じていた。
さて、EUなど欧米の経済制裁問題だが、閉鎖されればされるほど、私は、むしろ、ロシア経済にとっては、自国経済の近代化や高度化のためには、千載一遇のチャンスだと思っている。
広大な国土を有し、天然資源は何でもあるのだから、豊かな潜在力と、かなり高い人的資源をフル活用して、現在導入可能な科学技術を駆使して、これまで、手を抜いていた経済成長政策を果敢に推進すれば、国力を一気に引き上げられるのではないかと思っている。