熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉便り・・・フラワーセンター大船:牡丹が咲き始めた

2016年04月18日 | 鎌倉・湘南日記
   わが庭の牡丹は、一輪だけ豪華に咲いているのだが、フラワーセンターの牡丹園は、丁度、半分くらいの株が咲き始めて、華やかである。
   その前に、芍薬園に行ったのだが、台湾芍薬1本だけ、2~3輪咲いていたが、ほかの芍薬は蕾がかたかった。
   木の牡丹とは違って、芍薬は、牡丹の台木となるしっかりとした草花でありながら、牡丹が終わる頃に、華やかに咲き、豪華に咲くと添え木をしなければならないのだが、私は、この方が好きである。
   

   牡丹の鑑賞には、気が向くと、上野の東照宮や鎌倉の鶴岡八幡宮の牡丹園に行くのだが、関西にいた頃は、石光寺や長谷寺などに出かけて素晴らしい時を過ごしていた。
   オープンで大らかな雰囲気のなかで、豪快に咲く牡丹の風情が心地よかった。
   歌舞伎や文楽では、芝居の中や襖絵などで牡丹を見ることが多いのだが、能の舞台では、石橋で、舞台正面に一畳台と牡丹が据えられるのを記憶しているが、あまり、見る機会が少ないように思う。
   あの世との関わりが主体の夢幻能の所為であろうか。

   牡丹は、あまり、種類や名前に拘らないし、名前を覚えるのが煩わしいので、美しいなあ、奇麗だなあ、で見ていて、見る度ごとに印象が違っている。
   牡丹で面白いのは、花弁の美しさも鑑賞の目的だが、私は、真ん中の蕊の複雑な造形が好きで、特に、色合いの妙に、創造主の凄さを感じている。
   
   
   
   
   

   藤の花が、咲き始めた。
   まだ、ちらほら咲きなので、藤棚には、殆ど変化がないのだが、気の早い熊ん蜂が、花を渡り始めたので、もうすぐ、見頃になるであろう。
   ハナズオウは、鮮やかに咲き続けている。
   
   
   

   フラワーセンターの園内も、色々な花が咲いていて、非常に美しい。
   欧米で冬のバラである椿も、遅咲き種が、まだ咲いていて、バラの咲く前座として、輝いている。
   温室の中では、相変わらず、カラフルな花が咲いている。
   
   
   
   
   
   

   木陰の間を、忙しなく渡っているのは、メジロとシジュウカラであり、遠くで、鶯が囀り続けている。
   
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする