熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・日向の酔芙蓉

2021年08月11日 | わが庭の歳時記
   先日、雨模様の中の酔芙蓉につて書いたが、今日は良い天気で、朝、白い花の酔芙蓉に気づいたので、シャッターを切った。
   昼過ぎに、庭に出たら、酔芙蓉は、もう、ほろ酔い機嫌で、ピンクに染まっている。
   わが庭の芙蓉は7月に咲いたが、この酔芙蓉は少し遅くて8月に咲き始めて、まだ、蕾を沢山つけているので、当分、咲き続けそうである。
   芙蓉は一重が多くて、酔芙蓉は八重が多いという。
   酔芙蓉の花色が変化するのは、勿論酒の影響などでではなく、アントシアニンの合成によるもので、日照によってアントシアニンを合成する酵素が増え、花弁部分に蓄積されて赤みを増して行くのだという。
   気温が25度以下で低いとアントシアニンの合成が進まないので、花弁の色は変化せず、曇りの日や、日の当たりにくい日陰などでは白い花が、白いまま残るようで、今日は、炎天下で30度を超えているので、一気にピンクに染まってしまった。
   花の命は短くて・・・の典型で、華麗な花ながら、アサガオのように一日にして萎んでしまう。
   塀や木立に蝉の抜け殻が残っているが、その側の道ばたに、蝉の死骸が転がっている。長い間、地中生活をしていて、やっと、地上に出たと思えば、ほんの束の間のランデブーに鎬を削って、命をつないで儚く消えて行く。ミーンミーンミンミンと鳴き続ける蝉が愛しい。

   
   
   


   
   


   
   
   


   
   
   


   庭には、大きなヤマボウシの木が植わっていて、風に吹かれて、沢山の実を落としている。
   ほんのりと甘い柔らかい実なのだが、小さな芯のある種が口に残って、気になる。
   このヤマボウシとアメリカハナミズキが緑陰をつくって雰囲気があって良いのだが、残念ながら、陽が当たらないので芝生が消えてしまった。
   
コメント
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