梅雨明けで、急に夏空が顔を出すと、一挙に暑くなる。
木陰でひっそりと涼しげに咲いているのは、ツユクサ。
朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたというのだが、私には、梅雨に咲く鮮やかなブルーの綺麗な花だと言うイメージの方が強い。
夏の草には、朝に咲いてその日に萎む Dayflower が多いのだが、暑さに抗して咲く花であるから、大変なエネルギーである。
ところで、世の中は、オリンピックが終ってパラリンピックまでの中休み、
しかし、相変わらず、コロナコロナで、それに、アフガニスタンを制覇したタリバンの話ばかり、
陰に隠れて低空飛行か、日本にとって一大事の筈の自民党総裁選挙と衆議院議員選挙は影が薄く、国民の期待も大してなさそうである。
横浜に市長選挙など、政治の迷走としか思えない。
さて、7月初旬からの6週間、私にとっては、大変な戦いの6週間であった。
降って湧いたような楽天モバイルの携帯基地局建設に対する反対運動である。
学校が犇めく閑静な住宅街に、9月に基地局を建設するという。
日本の電磁波規制が緩くて欧米の趨勢に遅れていることもあって、基地局からの電磁波による健康被害が危惧されていて、日本各地で熾烈な建設反対運動を惹起して問題を起こしているが、楽天にしてみれば、国策に沿った合法的な建設工事であるから、携帯3社に遅れをとらないためにも、必死に推進しようとする。
運動して思い知らされたのだが、電磁波の健康被害には、殆どの人が無知で無関心であり、楽天から、政府が認めている事業であり益々便利になりますよと説得されて、スマホにさえも縁のない町内会の重鎮達を抱き込む。原発反対という運動さえ、国民の無知無関心に遭遇して、世論を盛り上げることが如何に難しいか、身に染みた戦いであった。
流石に鎌倉で、民度が高い。
インターネットを叩いてください、危険情報が無数に出ますから、と御願いした御陰か、携帯基地局の電磁波被害の深刻さに目覚めた隣人達が、ことの重大性を知って、積極的に反対運動をもり立てようと運動の輪が広がっていった。EUの電磁波による健康被害を糾弾するThe 5G appealの高度な知見など、感動的でさえある。
こんな時に役に立ったのが、大袈裟に言えば、ビジネス・スクールで学んだ戦略・戦術、そして、欧米人を相手に切った張ったの熾烈な戦いなどで体得したビジネス経験で、協力者の知見と経験を総動員して、大波を起こして対抗しない限り、良識ある住民の反対を押し切って何百何千と無線基地局を建て続けてきた百戦錬磨の楽天と対峙することなど到底無理で、我々素人集団に勝ち目などある筈がない。
この基地局の真下を小中学生が通学路として学校に通い、小学校が至近距離にある。
無邪気に遊ぶ我が孫達の明るい笑顔を眺めながら、最後のご奉公と、これらの小市民の健康と命を守ろうと、とにかく、必死であった。
8月中旬 楽天は、役所に、「携帯電話等中継基地局設置等計画廃止届出書」を提出した。建設計画を取り下げたのである。
差し障りがあるので、これ以上詳細には触れられないが、久しぶりにビジネス戦士として戦っていた懐かしい日々を思い出した。
(追記)このブログの2021.9.12に、詳しく経緯等を「楽天モバイル基地局撃破:黒塗りの行政文書の公開」で記している。

木陰でひっそりと涼しげに咲いているのは、ツユクサ。
朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたというのだが、私には、梅雨に咲く鮮やかなブルーの綺麗な花だと言うイメージの方が強い。
夏の草には、朝に咲いてその日に萎む Dayflower が多いのだが、暑さに抗して咲く花であるから、大変なエネルギーである。
ところで、世の中は、オリンピックが終ってパラリンピックまでの中休み、
しかし、相変わらず、コロナコロナで、それに、アフガニスタンを制覇したタリバンの話ばかり、
陰に隠れて低空飛行か、日本にとって一大事の筈の自民党総裁選挙と衆議院議員選挙は影が薄く、国民の期待も大してなさそうである。
横浜に市長選挙など、政治の迷走としか思えない。
さて、7月初旬からの6週間、私にとっては、大変な戦いの6週間であった。
降って湧いたような楽天モバイルの携帯基地局建設に対する反対運動である。
学校が犇めく閑静な住宅街に、9月に基地局を建設するという。
日本の電磁波規制が緩くて欧米の趨勢に遅れていることもあって、基地局からの電磁波による健康被害が危惧されていて、日本各地で熾烈な建設反対運動を惹起して問題を起こしているが、楽天にしてみれば、国策に沿った合法的な建設工事であるから、携帯3社に遅れをとらないためにも、必死に推進しようとする。
運動して思い知らされたのだが、電磁波の健康被害には、殆どの人が無知で無関心であり、楽天から、政府が認めている事業であり益々便利になりますよと説得されて、スマホにさえも縁のない町内会の重鎮達を抱き込む。原発反対という運動さえ、国民の無知無関心に遭遇して、世論を盛り上げることが如何に難しいか、身に染みた戦いであった。
流石に鎌倉で、民度が高い。
インターネットを叩いてください、危険情報が無数に出ますから、と御願いした御陰か、携帯基地局の電磁波被害の深刻さに目覚めた隣人達が、ことの重大性を知って、積極的に反対運動をもり立てようと運動の輪が広がっていった。EUの電磁波による健康被害を糾弾するThe 5G appealの高度な知見など、感動的でさえある。
こんな時に役に立ったのが、大袈裟に言えば、ビジネス・スクールで学んだ戦略・戦術、そして、欧米人を相手に切った張ったの熾烈な戦いなどで体得したビジネス経験で、協力者の知見と経験を総動員して、大波を起こして対抗しない限り、良識ある住民の反対を押し切って何百何千と無線基地局を建て続けてきた百戦錬磨の楽天と対峙することなど到底無理で、我々素人集団に勝ち目などある筈がない。
この基地局の真下を小中学生が通学路として学校に通い、小学校が至近距離にある。
無邪気に遊ぶ我が孫達の明るい笑顔を眺めながら、最後のご奉公と、これらの小市民の健康と命を守ろうと、とにかく、必死であった。
8月中旬 楽天は、役所に、「携帯電話等中継基地局設置等計画廃止届出書」を提出した。建設計画を取り下げたのである。
差し障りがあるので、これ以上詳細には触れられないが、久しぶりにビジネス戦士として戦っていた懐かしい日々を思い出した。
(追記)このブログの2021.9.12に、詳しく経緯等を「楽天モバイル基地局撃破:黒塗りの行政文書の公開」で記している。
