先日書いたように、3年生の孫娘に読書習慣を付けたくて、インターネットで本を検索していたら、「10歳までに読みたい世界名作」という恰好のタイトルが出てきた。ほかにも参考になる資料もあるのだろうが、学研の記事なので信用に値する。先に選択した「小学館 世界の名作」で、本を選んであるので、追加資料として、参考になればと思ったのである。
口絵写真は、その第一期の8冊である。
学研の説明では、「10歳までに読みたい世界名作」シリーズとは、
時代を超えて世界中で読みつがれてきた名作。
長い間、読みつがれてきたということは、それだけたくさんの人々が、「これはおもしろい!」と太鼓判を押した証拠。そこには、生きるために必要なエッセンスがつめこまれています。
それ以降で小学館のとダブっているのは、アルプスの少女 ハイジ、西遊記、ふしぎの国のアリス、シンドバッドの冒険、フランダースの犬、家なき子、十五少年漂流記
ほかで私でもよく知っているのは、ロビンソン・クルーソー、巌窟王、三銃士、海底2万マイル、長くつ下のピッピ、宝島、などであろうか。
これを見ていて気付いたのは、私の子供のころから、丁度、70年以上も前のことになるのだが、子供への推薦図書世界の名作のタイトルが、ほとんど変わっていないと言うことである。
あの頃は、終戦の直後で日本は貧しくて学制や教育も激変期で、子供が世界の名作に勤しむと言った雰囲気はなかったと思うのだが、その後の印象だとしても、日本の教育が、それほどぶれていなかったと言うことであろうか。
古典の揺るがぬ価値というべきか、子供の世界においても、良いものは良いのである。
子供を取り巻く環境は激変して、子供の価値観も問題意識も感性も様変わりしてしまったが、世につれ人につれ、新世代の子供たちが、どのように世界の名作に対応するのか、興味津々である。