
有楽町で時間があったので、富士フォトサロンに立ち寄った。
このフォトサロンは、富士フィルムのサロンなので、大体、ニコンのような社会派の暗いイメージの写真ではなくカラフルな写真が展示されていて、同時に3箇所で写真を見られるので、よく訪れる。
今日は、珍しい写真を見た。
清武喜生子写真展「魚の変身アートの世界」と言う、謂わば、魚を素材にして、身体の部分を切り貼りして造型を作り写真に撮る、そんな写真である。
写真をNHK文化教室で勉強して10年だと言うことだが、発想の素晴しさもそうだが、写真の技術も相当である。
おかずに買って料理していた魚が美しいので、何か絵にならないかと考えて始めたそうだが、最初に目に入った写真は、沢山の伎楽の面のような写真で、アジアの何処かの国のものなのかなあと思って近づいて良く見ると、魚のうろこが光っていて魚の大きな目が睨んでいる。
左右対称の人間様の面や動物の顔のような鮮やかな造型が実に美しい。
魚の皮を鱗つきで剥いで、それに、ひれや目玉、口や歯、等を上手く使って形を整えて造型し、白い紙の上に敷いたセロファンの上に置いて光を当ててて写真を撮るのだと言う。
恐らく、写真を写す時には、おかず用以上に魚を買うのであろうが、鮮度が命なので処理を急ぎ、その日には一枚しか写真が撮れないと言う。
主婦の感覚の所為なのか、実に造型が繊細でカラーの使い方が上手い。
お面のような写真の他に、海や森、沼などの写真の上に、動物やキャラクターを貼り付けて物語を創った写真や、河童の生活をあしらった写真や、コケティッシュな乙女の姿やお伽話風の写真など、結構バラエティに富んでいて面白い。
どうも、作者は河童が好きなようである。
隣では山下茂樹写真展「フルパノラマの世界」が開かれていて、スーパーワイドの富士山や北の大地を写したパノラマ写真が美しい。
横に広がる自然の造型は迫力抜群で、富士の勇姿が季節と時刻の変化で変転する素晴しい瞬間を捉えている。
メインの会場は、「第8回日本風景写真家協会展」で、沢山の意欲的な風景が写真のオンパレード。
逆光に反射する棚田の写真が印象的であった。
この富士サロンでは、やはりフィルム会社で、デジカメの影響など微塵も感じさせないのが面白い。
このフォトサロンは、富士フィルムのサロンなので、大体、ニコンのような社会派の暗いイメージの写真ではなくカラフルな写真が展示されていて、同時に3箇所で写真を見られるので、よく訪れる。
今日は、珍しい写真を見た。
清武喜生子写真展「魚の変身アートの世界」と言う、謂わば、魚を素材にして、身体の部分を切り貼りして造型を作り写真に撮る、そんな写真である。
写真をNHK文化教室で勉強して10年だと言うことだが、発想の素晴しさもそうだが、写真の技術も相当である。
おかずに買って料理していた魚が美しいので、何か絵にならないかと考えて始めたそうだが、最初に目に入った写真は、沢山の伎楽の面のような写真で、アジアの何処かの国のものなのかなあと思って近づいて良く見ると、魚のうろこが光っていて魚の大きな目が睨んでいる。
左右対称の人間様の面や動物の顔のような鮮やかな造型が実に美しい。
魚の皮を鱗つきで剥いで、それに、ひれや目玉、口や歯、等を上手く使って形を整えて造型し、白い紙の上に敷いたセロファンの上に置いて光を当ててて写真を撮るのだと言う。
恐らく、写真を写す時には、おかず用以上に魚を買うのであろうが、鮮度が命なので処理を急ぎ、その日には一枚しか写真が撮れないと言う。
主婦の感覚の所為なのか、実に造型が繊細でカラーの使い方が上手い。
お面のような写真の他に、海や森、沼などの写真の上に、動物やキャラクターを貼り付けて物語を創った写真や、河童の生活をあしらった写真や、コケティッシュな乙女の姿やお伽話風の写真など、結構バラエティに富んでいて面白い。
どうも、作者は河童が好きなようである。
隣では山下茂樹写真展「フルパノラマの世界」が開かれていて、スーパーワイドの富士山や北の大地を写したパノラマ写真が美しい。
横に広がる自然の造型は迫力抜群で、富士の勇姿が季節と時刻の変化で変転する素晴しい瞬間を捉えている。
メインの会場は、「第8回日本風景写真家協会展」で、沢山の意欲的な風景が写真のオンパレード。
逆光に反射する棚田の写真が印象的であった。
この富士サロンでは、やはりフィルム会社で、デジカメの影響など微塵も感じさせないのが面白い。