型の大事さ

NHKのドラマで松本清張さんがしゃべっていた内容を書きとめておきたかったので起きてしまいました。
「天城越え」という推理ドラマ(昭和53年放送)の最後に出てくる御辺土参りの僧侶が殺人現場をがけの上から見る場面での「参度傘を、手で上にあげさせるかどうか」という、たったこれだけの場面で、清張さんとディレクターの和田勉さんとで2~3時間討論したということ。
和田氏「清張さんのやり方は古い」
清張氏「古い型には歴史を乗り越えてきた力がある」
その論議の内容は計り知れませんが、日本を代表する人間描写の推理小説家にして、ここまでのこだわりをする。何か日ごろ接している強豪チームの指導者の皆さんにも通じる感じがしてならず、ここに書き残しました。
なるほど!と感じても、書かないと記憶の彼方に行っちゃいますからね~。
「思想は書き残せ!」とは我が教育上の師匠の教えです。
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