男子善戦、女子は涙

今日は男女とも教育大会の予選でした。

まずは男子。メールで送られてくる試合結果に正直驚き、喜びました。この日に1位となった金○さんに 1{21-14、14-21、21-23}2 という大善戦。10点取れないんじゃないかなと予想していた上○さんに 0{14-21、16-21}2 とこれまた善戦。3試合目は2-0で勝利。2次予選3位で最終予選に進みました。

サポーターのママさんからのメールでは、「1試合目は選手自ら、勝てる試合だったと悔し泣き。セッターAは大泣き」というメールも届く。さぞかし見るものを感動させる試合をしていたのでしょう。悔し泣きをするなんて初めてのことなので、良い経験をしましたね。
最終予選に向けてモチュベーションも一気に高まったことでしょう。


女子は思いもせぬ1敗を食いました。まさか!?です。

子ども達を送った後、少々イノッチ車内で休みながら1日を振り返ってみると、「あ~、自分自身の気持ちの中に慢心があったなぁ・・・」と大きく反省の念が湧いてきました。

この日に向けて、子ども達には「すべてのセットを21-0で取るつもりでやる」と指導し続けてきました。これは私の卓球選手経験から来る考え方でした。
東京都ベスト16~32くらいの高校、毎回の練習に来てくれる指導者に恵まれなかった私は、いつも21-0の完全試合をねらって試合をすることによって、自分を追い込んで鍛えていくという練習をしてきました。

この指示を子どもたちは意識しすぎて、逆境に耐える精神状態にはなれなかった。

今日の試合もほぼ圧勝で終る勢いでした。負けた3試合目も1セット目は21-5で勝っているのです。ここで完全に気持ちがゆるんだ。「2セット目こそは21-0だ」とスタート。しかし早くもミスによって1-1。そしてリードを許す。ほんの少しリードされただけで泣き出す子ども達。完全に自分を見失った姿に私もどうすることもできずセットを失う。

まさか3セット目は大丈夫だろうと思っていましたが、一端崩れたチームを修正していけるリーダーはこのチームにはいなかった。これから続く厳しい試合のために子ども達を追い込んでおこうと思った私のやり方も間違いだった。去年とメンバーが変わっていないチーム。去年からそんなすぐに心が強くなるはずがなかった。

今日の試合で身に染みて分かりました。この子たちは追い込んでも、それをはねかえしていける精神力は持っていない。ベンチで必死に乗せていかないと力を出せない集団だと。

もう2度と今日のような試合はしたくありません。
今日よりは、監督としての私が心を入れかえて、細心の注意力で指導をしていきます。

辰巳っ子たちよ、ごめんなさい。すべては監督が悪いのです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )