昨日のことです。授業中に私の実家の母から学校に電話が入りました。何事かと話を聞いてみると、どうも振り込め詐欺らしき電話が入ったので確認のため学校に電話をしたとのことでした。
「蒲田警察のものですが、実はお宅の井上先生が今、蒲田駅付近で車の事故を起こしまして連絡を差し上げました。」
という内容だったそうで、変だと思った母は機転を利かせて
「私はお手伝いの者なのですが・・・」
と返答し、
「それではまた後でご連絡します。」
という対応を引き出し、直後に私の職場に連絡をくれたようです。
我が母ながら、知恵深い対処に大変感心しました。
と同時に、まさか自分の名を使って振り込め詐欺が行われるとは思いもしませんでしたので、本当に油断ならない時代なんだということを実感させられました。
どうやら私が新任の時に勤めた「城南養護学校」時代の名簿が使われているようです。なぜなら、私の実家の連絡先がわかる名簿は、城南時代の1年目の名簿以外にはないからです。
教員をねらった振り込め詐欺は最近頻繁に起こっているそうです。教員名簿というのは困ったことに簡単に流出するようになっています。いろんな勧誘の電話がかかってきますし。
私は時間に余裕のある時には、
「どうして私の個人情報を知っているんですか?どこの誰が情報を流出したんですか?個人情報保護が叫ばれる時代に教員の個人情報が簡単に流出するのはおかしい。責任者を電話に出してくれませんか?」
と、勧誘業者につっかかります。すると、
「あなたのようにこんなことで文句を言う先生はいませんよ。おかしいですよ。」
とか、
「非常識ですよ。」
などということを言われたこともあります。
「何を言っているんですか!個人情報を勝手に使われることがおかしいと言うことが非常識なわけないじゃないですか!」
と問い詰めると、失礼なことに電話を切られる場合がほとんどです。
話がそれてしまいました。もどしましょう。
「振り込め詐欺」を防ぐ最大の手段は、住んでいる地域が遠く離れていても、家族同士の連携がきちんと取れることが大事なんだと今回の事件で学びました。我が母の勝利だったなぁと感じます。最近、両親はこの掲示板を楽しみに読んでくれているようですので、もっとほめちゃいましょう!
「お母さん!すごいです!!!殊勲賞ものでした!!!」 V(^_-)