【6年生への思い(1)】辰巳ジャンプ復活の申し子たち

辰巳ジャンプの6年生たちが最後の都大会をかけて1週間後に勝負をします。最後の大会で現時点で江東区2位となる成績を残した6年生。ここまで本当によく成長してくれました。

今から4年前、2008年に今の6年生の初期メンバーが入ってきました。その最も古い記事がこれです。

『部員増加の流れ』2008年12月21日
12人の仲間で練習をしたのはいったい何年ぶりでしょうか?
1年前には5人しかいなかった。2年前には9人、3年前には23人もいましたね。

今日は2年生の新入部員が3人の友達を連れてきてくれた。みんな入部してくれれば新チーム6名で試合に出る最低人数にはなります。夏の大会には出場できると思います。
しかし、やはり最低でも12人は必要です。私の心には20名を超える部員復活がイメージされています。さらに男女両チームの復活もありかなと思っています。

保護者の皆様には何かとご苦労をかけることになりますが、見る見るうちに成長していく子どもの姿を見るのは楽しいものです。どうぞご協力よろしくお願いいたします。

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この頃は小学校2年生だった子どもたちが2012年の今、チームの中心になって戦っているのです。


『辰巳ジャンプ2009 再生!』2009年1月5日
今日から辰巳ジャンプの練習を始めました。

今年4月にはチームのメンバーがいったん初心者状態になるので、何から何まで作り直しになります。しかし、それは大きな意味があります。
私が異動してからのこの2年間はチーム運営が混乱状態で、私自身、チームの解散まで考えていました。実はこの私が感じていたイメージがチーム力を引き下げていたことを昨年の10月に気づきました。

気持ち切りかえ!切りかえ!

辰巳ジャンプの今年のイメージは「再生」で行こうと思います。
生まれ変わるのです。
チームも監督の私自身も。
そう決めたとたんに、新しいメンバーが増えてきましたから、やはり監督の考えるイメージの影響は大きいと言えましょう。

さて、新しく入ってきた子どもたちのために、バレーボールの練習について少し書いておきます。
今はバレーボールを始めたばかりですから、じょうすにアンダーハンドやオーバーハンドができるなんてことはありません。それがすぐにできると思ってはいけません。バレーボールは「ボールを床に落としてはいけない」という、むずかしいスポーツです。ふつうに練習できるようになるまでに時間がかかります。

これは自転車に乗れるようになることと同じです。
自転車に始めからスイスイ乗れる子はいません。みんな何度も何度も転んで、何度も何度もチャレンジして、転ばない距離を伸ばし、ある日とつぜんスイスイと乗れるようになるのです。脳の神経がつながる瞬間です。

お手玉を使ったジャグリングも同じです。
右左右左というリズムを頭で理解していても、自分の手は思うように動いてくれません。声に出して数えたり、何度も失敗をくり返しながら、だんだんできるようになります。

バレーボール技術も同じで、はじめは全然できません。
半年もがんばれば、かなりできるようになります。

じょうずになるために一番良いことは、自分の家で毎日ボールをさわって練習することです。みんなとバレーボール遊びをすることです。そうしていると知らないうちにじょうずになります。

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こうして「再生」「再建」に向けてスタートしてから4年。今回の東京新聞杯で、ひとつの大きな節目を迎えます。東京新聞杯は、この4年間の集大成なのです。

6年生は辰巳ジャンプ復活の申し子たちです。いっしょに新しいチームを作り上げてきた信頼できる仲間です。来週、6年生たちの最高の笑顔とガッツポーズを見るために、この1週間はシリーズ「6年生への思い」を書いてみるつもりです。
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