手術を施すような気持ちで指導する

新チームは辰巳ジャンプの過去にかつてないチーム編成です。経験の浅い5年生キャプテンというのも初めて。その下は1~3年生になります。バレーボール経験値は最低水準、ただしモチベーション(意欲)は最高水準にあります。新チームの子どもたちは、「私たちはすべての試合に勝ちますっ!!!」といつも答えてくれます。これまで、おとなしい子だと思っていた子まで、強くて前向きな発言をくり返しています。

昨日、今日と、私自身の時間に少し余裕が出たので、これまで録画していた医療ドラマをたくさん視聴しました。「医龍」「バチスタ」「ドクターX・大門未知子」「白い巨塔」「JIN」と。プロフェッショナルな技能をモデルにして教員生活を送ってきたのが私です。教育は情熱だけではどうにもなりません。プロの技術が必要なのです。今、目の前にいる辰巳ジャンプの新チームの子どもたちは、ほっておけば勝てるようにはならないとても未熟な技術状態でありますから、細かくていねいな指導が必要になります。そこで指導する心がけとして、まるで医者が手術を施すような気持ちで指導していこうと思いました。手術は失敗したら命がなくなります。必ず成功させなくてはなりません。ドラマの大門未知子が「私、失敗しないので」と言うように、「辰巳ジャンプ、負けないので」と言えるように、短い時間で子どもたちを伸ばしていくための指導法の勉強を今再び始めました。

2015年(現3年が4年になる)は、都大会に出られたら200点満点の合格点。

2016年(現3年が5年になる)は、都大会3連続出場を目標。

2017年(現3年が6年になる)に、辰巳ジャンプ史上最高成績を勝ち取る。

2019年(現1年が6年になる)に、日本中に注目をあびるチームになる。東京オリンピックを盛り上げられる存在感のあるチームとなる。

これが現時点での辰巳ジャンプの長期ビジョンです。こうした活動をしながらも、子どもたちには学業成績も学校内のトップクラスを目指してもらいます。「全校児童の模範たれ」が辰巳ジャンプのモットーだからです。すべてに優秀な児童を育てるということが辰巳ジャンプ結成の精神です。
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