クリスマス週間。辰巳ジャンプは他チームからの練習試合のお誘いもお断りして、3連休を地元体育館でたっぷり練習をしました。金曜日7時間、土曜日5時間、日曜日6時間半。練習時間からすれば、ほぼ合宿状態の3日間でした。金曜日のスタート時と、日曜日の午後では、まるで別チームと言えるくらいバレーボールらしいプレーをするようになってくれました。このような急成長を目にできた時に、指導をしている幸せ感を味わえます。これだから小学生バレーボールの指導者をやめられないわけです。
3日間の目標は、(1)サーブの強化 (2)トスとスパイクの強化 (3)フォーメーションで動くことの徹底 という3点に絞り込みました。長い時間をかけてしっかり説明し、くりかえし練習をすることで、子どもたち自身の記憶に動きのイメージができあがりました。このことがよく分かる発言がたくさんありました。
「あっ!しまった!走らなくっちゃいけなかったんだ!」
「そうだ!センターにもどらないといけなかったんだ。」
「レシーブでポジションを間違えた。」
「あっ、また開く位置を間違えた。」
こうした言葉が練習中に出るということは、その子が「自問自答」をすることができているからであり、最高レベルの学習環境が生まれている証拠なのです。今から4年前の2012年12月8日に当時の辰巳ジャンプの先輩たちにも「自問自答」について教えました。その記事をコピーします。
【2012年12月8日の記事】***********
今日の練習前に教えたことのひとつは「自問自答」ということです。自分に問いかけ、自分で答える。どんなことに対しても、まずは「本当にそうなんだろうか?」と疑問に思うこと。それがたとえ学校の先生が言っていることだとしても、まずはじめに「本当にそうなんだろうか?」と問いをおこし、「なぜそういうことになるのか?」「なぜそういうことをする必要があるのか?」「それをやったらどうなるのか?」「そのことを言ったのは誰なのか?」など、様々な問いかけをし、自分なりの答えを必ず出す。そして出した答えが正しいのかそうか、先生や先輩、親、大人、友達などに確かめてみる。納得がいかなかったら自分で調べてみる。このような習慣を身につけることだけで、学校の成績などは一気に良くなります。
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バレーボールでも同じだと思うのです。プレー中に常に「自問自答」をしている子は必ず伸びます。自問自答をしているかどうかは、プレー中のつぶやきに表れます。今、一番つぶやいているのは、センターブロッカーの7番さんです。プレーするたびに「ああ、こうだった」「これはよかった」「こうすればよかった」「もどっていなかった」「よし!強く打てた」などと必ず言葉にしています。ですから技術の伸び方のスピードが確かに早いのです。
明後日は9チームが集っての年末練習試合に参加します。今日の成果がどのくらい発揮されるのか楽しみでもあり、また新しい課題を突きつけられる1日にもなるでしょう。すべてはミカサ杯教育大会の都大会に出場するためのステップです。自問自答しながら、なにかひとつでも成長しましょう。
※12月24日(土)には、私の大好きなスイーツである「バウムブリュレ」を子どもたちにご馳走しました。東京駅構内でしか売っていない、と~っても美味しいものです。わざわざ東京駅まで行って買ってきたんですよ。皆さんも一度召し上がってみてください。
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