今日はコロナウイルスの予防について話します。インフルエンザの予防と同じですから、難しいことではありません。
人類の歴史は原始人の時代から、集団で協力して暮らすことで力を付けてきました。
しかし、人数が集まると、それまでは隠れていたウイルスなどの病気の元が、伝染するようになったのです。病気からの「挑戦」です。
人類史は、「挑戦に対する応戦の歴史」とも言われます。
この100年くらいの間にも、様々な病気が人類に挑戦してきました。
天然痘。スペイン風邪では1000万人以上が亡くなられました。
江戸時代に流行ったコレラ。町で人が次々に亡くなっていくので、コロリとも呼ばれていました。
明治時代や大正時代、結核も不治の病と言われていました。
これに対して、人類は、命と健康を守るために知恵を集めて「応戦」してきました。
不治の病と言われていた病気も治せるようになってきました。
こうした「応戦」を学校でも続けていきます。
合い言葉は、「スキあらば手洗い、うがい」です。
ここで、「文部科学大臣からのメッセージを紹介します。(文部科学省公式サイトより転載)
新型コロナウイルス感染症について、不安を感じておられる方も多いことと思います。
新型コロナウイルス感染症対策では、通常の風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、お一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。
子供たちには、外から帰った時などに、必ず手洗いをしっかりするとともに、正しい知識に基づいて冷静に行動するよう指導してください。
保護者の方や教職員の皆さんにおかれては、国や地方公共団体が発表する正確な情報を収集・把握していただくようお願いいたします。
また、新型コロナウイルスを理由としたいじめや偏見は、決して許されることではありません。
今後も、中国から多数の子供たちが帰国することが予想されます。
住み慣れた地域や学校を離れてつらい思いをしている子供たちや、感染拡大の防止に向けて懸命に働いているご家族を持つ子供たちを傷つけるような、心ない言葉や態度がとられることがあってはなりません。
教職員の皆さんにおかれては適切な対応をとっていただくとともに、保護者の方におかれてもご配慮をお願いいたします。
令和2年2月7日 文部科学大臣 萩生田 光一
中国の学校が閉鎖されているところもありますから、これから矢口小学校にも、中国から帰国してくる子がいるかもしれません。
そんな時に、コロナウイルスを理由とした、いじめや悪口は、絶対にあってはならない。
一番苦しんでいる人を、どん底に落とす行為です。
校長先生は、そういういじめや悪口は、断じて許しません。
もし、中国から帰国してきた転入生があった場合は、優しく受け入れてあげてください。
さて、ウイルスの挑戦に対して応戦するために、これから手洗いの仕方を練習します。
ここに首相官邸ホームページから印刷してきた手洗いの仕方がありますから、みんなでやってみましょう。
(1)水道から水を出して、石鹸をつけて、手のひらをよくこすります。
(2)次に手の甲をのばすようにこすります。
(3)指先やつめの間をこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手のひらをねじり洗いします。
(6)手首もよく洗います。
ウイルスの挑戦に対する矢口小学校の応戦のための合い言葉は「スキあらば手洗い、うがい」です。
学校ではよく手を洗うでしょうが、塾ではどうでしょう。
バスケットや野球、サッカーなど、スポーツチームは新人戦や卒業大会のシーズンでしょうから、人がたくさん集まります。
手洗い、うがいをたくさんしてください。「スキあらば手洗い、うがい」で、みんなでしっかり予防していきましょう。
◎この直後、1年生の教室を見に行きますと、みんなで一生懸命、手を洗っていました。こういう素直さが矢口魂をもった本校児童の姿ですね。1年生のみんな、偉いです。