44日ぶりの練習なのに子供の技術が上がっている!

4月24日以来、東京都に緊急事態宣言が発出されて体育館使用が禁止になり、それがやっと解除になりましたので、今日は44日ぶりに練習をすることができました。
月曜日の午前中練習となったのは、土曜日に運動会を行い、今日の月曜日が振替休業日になったからです。
男子が14名中9名、女子が8名中5名、計14名の参加でした。

練習メニューは、子供たちの人間関係を深めるための「てんか」というボール当てゲームをたくさん取り入れました。
この「てんか」は、私が徳持小学校の高学年担任だった時(1996年)に、学級の子供たちの中で流行していたボールゲームです。
この頃の私の学級は、休み時間になると、学級のほとんどの子が屋上に上がり、男女関係なく「てんか」を楽しんでいました。
その時の、本当に仲の良い子供関係が、私の教師生活の原点となって、「てんか」で人間関係を深めていく実践を続けてきました。
今日も、子供たちは「てんか」を楽しんでくれました。
これをやらせると、子供たち一人一人の運動特性が分かります。
年齢に関係なく積極的にボールを取りに行く子、広い視野をもって効果的に動く子、思いやりのある子など、バレーボール練習だけでは見えてこない特性が把握できるのです。
そしてこの特性を参考に、アタッカーが向いているのか、セッターがよいのか、レシーバーとして育てるべきなのか考えるというわけです。

今日一番目覚ましい動きをしたのは、女子3年生M.Aさんのスペシャルな動きでした。
高学年に対しても怖がらずに果敢に挑んでいく姿、ボールの動きを見て一番有利な場所に動いていく姿は、エースアタッカーの素質に満ちていると見えてくるわけです。


一方、今日は4年生男子2名に、チーム結成以来初めてという厳しい指摘をしました。
低学年の女子をからかうような言葉かけをしていたため、二度とそういう行動をしてはならない、そういうことを言う人は、今すぐ退部してもらいたいくらいだと伝え、本人たちからは反省の言葉がありました。しかし、その直後にまったく同じようなことを繰り返したので、全員に聞こえる大声で𠮟責しました。
本人たちがマイナスな行動をやめる意識が低いため、全員の問題として、心に刻んでもらうための「大声指導」をしたつもりです。

本当は、こういう指導を学級で徹底してもらえると習慣化するのですが、教員も、私が指導するようにはなかなかできませんから、バレーボール指導の中で厳しくやらせてもらおうと思います。もう半年くらい指導を重ねていけば、相当良くなることをお約束しておきましょう。バレーボール技術的には、本人たちも自覚するほどの向上をしていて、練習するたびに自分自身の成長を感じていることは間違いないですから、行動面の指導は長い目で見て、立派なスポーツマンに育てていきたいと思います。

次回の土曜日練習には、また新しい部員が4名参加する予定です。
ますます仲の良いバレーボールチームにしていけるように、慎重に指導をしていくつもりです。
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