初出場の東京新聞杯 都大会二次予選

東京新聞杯混合の部で、初出場での都大会出場を目標に、これまでがんばって練習してきましたが、今日の二次予選で結果を出すことができず、予選敗退となりました。今日は14名のメンバーのうち、6年生は体調不良で休み、4,5年生のメンバー6人だけで試合をしなくてはならないという状況だったので、試合に勝つことをまったく期待していなかったため、朝3時に起きて、ラグビーの日本対イングランドをテレビで応援し、バレーボールの試合は2回負けて、午後3時ころにはさっさと自宅に帰り、早く寝ようと計画していました。

第1試合で、我々が対戦する2チームの試合の主審をしながら、どちらもなかなかよい試合をするな、これはかなわないなと感じ、今日は早く帰ることができるという思いはますます強くなりました。
ところが、今日の急造矢口4,5年生チームは、私の考える以上に面白いチームでした。まあ12,3点取れればよいだろうと思っていた第1試合が始まりました。案の定、サーブで走られ0-3。その後1ー5。完全に負けペースかと思いましたが、なんと今日の矢口はサーブが良かった。4年のサービスエースで5-5。9-7。9-9。と接戦状態。12-12。ここでエースにサーブの順番が来る。このサーブが走って17-12。この点差を守り抜いて21-17。あれあれセットを取ってしまいましたね。
第2セットがさらにすごかった。小さな小さな矢口の子供たち。相手チームも落ち着いてプレーすれば、どう考えても矢口が不利。どんどん点を取られて5-15。ところがここで、去年のアンダー10優勝の立役者である10番さんが、次々とサービスエースを決めて11-16と追い上げる。次のエースのサーブも連続で決まって15-16。なんと10点差を一気に1点差にする。相手のサーブを1本でしのぎ、次の天才4年生がサーブ。効果的なサーブと、エースアタッカーのスパイクも連続で決まり、20-17とマッチポイントまで行ってしまう。オドロキモモノキです。このあと相手の頑張りもあって20-20。今日のメンバーでここまでやれればもう100点満点中の300点です。最後は25-23と競り勝ってしまいました。
素晴らしい粘りに、きっと会場で見ていた他チームの方も、驚いていたことでしょう。3位決定戦で戦ったKチームの大先輩指導者からも、「下級生チームなのによく頑張ったね。来年が楽しみだね。」とほめていただきました。私からも次の話をしました。
「今から話すことは、君たちの人生にとても大切なことだから、よく聞いて記憶に残しておきなさい。5-15から逆転して勝つという試合は、一生の中でも2回か3回しかない。それがどんなレベルの試合でも関係ない。今日の君たちは、そんな何年かに1回しかないすごい試合をした。自分は小学生の時に、今日の大逆転勝利をしたということを忘れないようにしなさい。それがこれから生きていく中で、君たちの大きな力になる。一生忘れない試合として、今日の逆転勝ちを覚えておきなさい。」

ということで、実は今日は2試合して早帰りしようと思っていた私なので、まさかの3試合目、3位決定戦があるなんて考えていなかったため、3試合目のメンバー表を持ってきませんでした(苦笑)

このあとの2試合は、けっきょくサーブレシーブが崩壊し、さらに高身長男子アタッカーの打つ強烈スパイクを、ノーブロックで思いきり打たれて完敗。うちのように誰もブロックに手が届かないチームが高身長チームに勝つためには、すべての技術を基本通りに徹底して身につけないと難しいです。対人パスなどは、500回くらい普通にできて当たり前。

今日の二次予選で6年生の大会はひと区切りになりました。明日からは1月のミカサ杯教育大会に向けて、新チームの練習が始まります。

(今日の個人成績)
【サーブ成功率】チーム88.5% まあまあ、この成功率があったから勝つことができた。
1位 N.A 93.3%
2位 N.S 90.9%
3位 T.H 90.5%
4位 I.H 86.7%
5位 F.Y 83.3%
6位 T.A 80%

【サーブ得点率】
1位 T.H 61.9%
2位 T.A 60%
3位 N.A 53.3%
4位 I.H 46.7%
5位 N.S 27.3%
6位 F.Y 16.7%

【サービスエース率】チーム30.8% 矢口チームで30%を超えるのは初めてか?
1位 T.A I.H 40%
3位 T.H 38.1%
4位 N.A 26.7%
5位 F.Y 16.7%
6位 N.S 9.1%

【スパイク成功率】
1位 I.H 67%
2位 T.H 25%
3位 N.A 14%
コメント ( 0 ) | Trackback (  )