昨日の有明コロシアムでの東京グレートベアーズ対堺ブレイザーズの試合観戦を受けて、今日の練習にはグレートベアーズのユニホームを着て参加してきた子がたくさんいました。
こうした機を敏感に察知し、練習を楽しくするのが小学生バレーボール指導者だと思います。対人パス練習している景色を見て、即座にアイデアが浮かびました。
(ちょうど半分くらいの子がグレートベアーズユニホームを着ているから、今日は矢口タートルズ対東京グレートベアーズの試合にしてしまおう。)
基本の練習を早めに切り上げ、
「はい、今から名前を呼ばれた方のコートに入るように。」
何をするのかは、まだ言いません。両コートに分かれてみると、片方は全員が東京グレートベアーズのユニホームを着ていることが分かります。ここで、
「今日は矢口タートルズ対東京グレートベアーズの試合をします。」
と伝える。昨日、素晴らしい試合を見たばかりですから、子供たちのプレーイメージも高くなるはずです。予想通り、いつもよりレシーブは上がるし、スパイクも決まるし、ナイスプレーの連続でした。
このような場の設定をしかけたことで、小学生の子供たちはVリーグ選手になりきる「東京グレートベアーズごっこ」をしていたのです。
試合は白熱し、セットオール。
3セット目も21点制で行い、21対19でグレートベアーズチームが勝ちました。