天才的な頭脳をもつ子どもとの出会い

先週、小学4年生学級で目標設定をするための授業をした際に、子どもたちの意見をマインドマップで板書していきました。
それがこの写真です。



翌日にマインドマップの理論やワークを通して、かき方の入門編を指導することになったわけですが、なんとその指導をする前に、私がマイインドマップを板書していった過程を見ただけて、そのしくみを直感的に理解し、すぐにかけるようになってしまった子が現れました。食事についてこの子なりにまとめあげたものです。私にこのマップを見せに来る前に、この子からある質問を投げかけられました。
「先生、食事って主食、主菜、副菜のほかに何がありましたっけ?」
この子がなぜこの質問をするのかと不思議に思いましたが、いちおう答えておきました。
「汁物とか、デザートとかがあるよね。」
本人は、
「ふーん。」
とすまし顔で聞き、すぐに自席にもどって、黙々と何かをかきはじめました。

しばらくして持ってきたのが、ほぼ完成系の「食事を表現したマインドマップ」でした。
私は驚きました。何も教えていないのに、マインドマップを見ただけで理解してしまう子がいるんだと。これまでたくさんの小学生にマインドマップを教え、その子どもたちは学習やスポーツに成果をあげてきましたが、これだけいとも簡単にマップをかけるようになった子は初めてです。持ってきたマップはブランチの上に言葉だけがのっているものだったので、
「ここに絵でイメージを入れていくと、もっと分かりやすいマインドマップになるからチャレンジしてみよう。」
とすすめました。その結果、「先生、できました。」と持ってきたのが下の写真のものです。



初めてかいたマインドマップでここまでかける子がいるんですね。
私の評価方法として、「このマインドマップはすごすぎるから、世の中に紹介してもいいかな?」という言葉かけをしました。どうやらその評価は本人にとってすごく嬉しいことだったようで、それまでとても冷静に受け答えしていたこの子が、目を輝かせ、笑顔で「はい!ぜひお願いします!」と言うものですから、ここに紹介をしました。

10歳でこれだけのことができる子は、将来どれだけすごい人間になるのだろう? とても楽しみです。
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