地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

西武顔の生き残り (1) 駿豆線1100系

2005-12-02 21:41:00 | 地方民鉄 (東海道)


 今年も早いもので師走ですね。と言いつつ、まだ先月上旬のネタが残っていますので (汗)、順次取り上げて行きます~。
 東海道線の三島から、温泉郷や西伊豆への玄関口にあたる修善寺まで、地元の通勤通学や観光の足として多くの客で賑わっているのが伊豆箱根駿豆線ですが、以前も取り上げた通りこの路線の最大の主力はオリジナルのセミクロス車3000系 (まさに私鉄版113・211系) と転クロ豪華車7000系となっており、昔からのオリジナル車1000系 (赤電) は今年の3月を最後に廃車になってしまいました (T_T)。したがって、一時は元西武501系の譲受車も含めて西武顔天国だった感のある駿豆線もだいぶ様変わりしてしまいました……(昔は大雄山線ばかり通っていたため、気が付いたら駿豆線赤電の走行シーンを撮ってない!! -_-;;)。
 そんな中、伊豆箱根ブルーながらも、残り少ない西武顔で快走しているのが1100系です。一応、これの入線によって元501系が廃車になったのですが、その1100系も元701系らしく大きなモーター音とビシバシ揺れる豪快な走りによって、昭和のよき時代を伝え続けています (^^)。

 しかし、やはりロングシート&コイルバネ台車では3000・7000系よりも圧倒的に見劣りするためか、伊豆箱根としてはラッシュ時以外1100系を出来るだけ使いたくないようで、訪問時は3本中1本しか運用に入っていませんでした (待つのが退屈 ^^;)。まあ、撮影名所の三島二日町~大場間でうまく決めることが出来たので良いのですが……(↑冒頭の画像)。
 とはいえ、そんな日でも大場車庫の入り口でウロウロしていれば、ごくたまに庫内入換の都合上、昼寝中の1100系がヌッと顔を出すかも知れません。私の訪問時も本当にラッキーなことに姿を現してくれました。
 ちなみに、この日は結局撮るだけで乗っていませんので、いずれまた訪問して、元701系らしくデンジャラスな高速走行を楽しんでみたいと思っています (流山線では大いに揺れてくれますけど、飛ばさないので……^^;)。