最近東武関連で熱いコメントを頂きましたので、ゴソゴソと昔のネガを取り出して、日本最後の本格派釣掛式電車として製造され、今でも下回りは5000系列に流用されている名車・7800系の画像をスキャンしてみました。ええ……小学生時代から好きだったんです、この電車 (爆)。小学校低学年の頃までたまに乗った国鉄73系をそのまま思い出させる4扉ロングと、如何にもゴツい面構えの組み合わせは、10代はじめにして半鋼製釣掛式電車に狂っていた私の心をわしづかみにしました (^^;)。しかし、小遣いの少ない中学時代、結局訪れることが出来たのは3~4回ほどだけでした (T_T)。しかも、ネガは今や劣化しまくりで、そもそも撮影技術もヘタクソの極み (-_-;)。その中から辛うじて選り抜いたカットです。
これらの画像をご覧の方はもうお気づきだと思うのですが、当時まだ中学生の私でも「あれ?」と思ったのは、同じ東武でも伊勢崎・日光線系統と東上線系統では7800・7300系 (7300系は運輸省から割り当てられた国鉄63系を7800系と同じ車体にしたもの。但しグロベンのままでした) の正面サボが全然違うということです。東上線の独立性の強さ (未だに使われているあの独自ロゴは好きです ^^;) と本線系への対抗心 (?) はこんなところにも現れているのかもなぁ~と思うのですが (^^;;;)、より無難な解釈としては、東上線は行先が少ないので「パタパタサボ」で十分対応できるのに対して、本線系は行先が何しろ多いため、個別の行先を記した差し込みサボで対応しなければならない、ということだったのでしょう。
個人的には、本線系において見られる周辺部が紺色のサボ (行先だけを記した白サボだと気が抜けました ^^;) と準急HMの組み合わせが一番好きだったのですが、東上線系統の「池袋-川越市」も非常に独特のインパクトがあって好きでした (^^)。
ここでご紹介している東上線系統の画像は寄居駅で撮影したものでして、折角長い折り返し時間があるということで、勇気をふるって車掌氏に「サボめくって撮影しても良いですか?」と伺ったところ「あ~良いよ! 最後は小川町~寄居に戻しといてね」という有り難い許可を頂きました m(_ _)m そこで、大急ぎでレアな行先を含めて (例えば上福岡行 ^^;) 撮影しまくったものです。へっぽこな中学生にもこんなに優しいなんて……東武はのんびりとおおらかで良い私鉄だなぁ……と思った私はそれでなおさら東武ファンになって今日に至るわけですが (^^;)、今だったらいろいろ難しい問題もあって、こういう美味しい経験はまず不可能でしょうね (そもそもそういう電車自体が消えてしまいましたし……)。