ジャカルタの新顔として203系が数ヶ月後にデビューするのは非常に楽しみなことですが、103系の活躍が今後も続くことも103系ファンの端くれとして非常にうれしいことです。そんなジャカルタの103系のうち、低運編成が現在入場していることにつきましては、リンク頂いている『Asian Railway Plaza』様にて紹介されている通りですが (結局滞在中に出場試運転シーンを拝むのは難しそう・・・T_T)、高運編成は低運編成と入れ替わりに入場するのを控え、青塗装時代最後の活躍を続けています。高運編成は基本的に現在ボゴール電車区に常駐しているようで、東急8000・8500系やメトロ5000・7000系、そして都営6000系8連と完全に共通運用されており、2年前の初訪問時は概ねどの運用に入るか決まっていたのに対し (毎日同じ車両が同じ運用に入るため、終日運用に一旦入ると疲弊が激しいことに……)、今やどの運用でやってくるのか、はたまた車庫で朝から寝ているかは (最近の立て続くメトロ車の増備により、冷房車の車両数には余裕が生じている雰囲気)、毎日朝から見張っていなければならないという状況です。
そんなボゴールの冷房車8連運用のうち、最も注目に値するのは下町・ドゥリの線路市場にやって来る運用でしょうか。線路市場は、ブカシ・スルポン・タンゲラン線運用車であれば朝夕やって来ますが (これはこれでスゴい光景ですので、そのうち改めてご覧に入れます)、ボゴール線運用車は1日1往復のみ。朝7時半頃に客を満載してボゴール方面からマンガライに到着し、ジャカルタ・コタ到着後デポックまで折返し、さらにデポックで入庫せずそのまま折り返してマンガライ→タナ・アバン経由アンケ行きとなるのがその運用に当たります。現在のボゴール所属車は東急のスペシャルな編成 (8003・8039・8604・8613F)、そして103系高運といった垂涎の顔触れが揃い、まさにこれらの編成を目当てに訪れている私としては、どうしてもこの運用を毎朝見張らずにはいられないのですが……何故かメトロ7000系で来ることが多いという印象が (汗→まぁそれはそれでいずれ見てみたいですが)。
しかし……去る水曜日の朝にマンガライで観察していたところ、何と!103系がこの運用に入っているではありませんか!!\(^O^)/ そこで、9時30分にマンガライを出る「チリウン号」(環状運転列車) に乗っていざドゥリへ!! 7月ダイヤ改正後のKCJは余程のことがない限り遅れても10~15分程度で済むため (その「余程」に当たることもありますが……爆)、約10数分後には103系が来るだろうと見込み、強烈な臭いに耐えながら手ぐすね引いて待っていたところ……ほぼ定刻通りに103系がタナ・アバン方面から登場!! しかも、猛烈に爆走しながら……(滝汗)。通常、この線路市場に列車がさしかかりますと、安全上の理由からそれなりに徐行するものですが、今回の103系に限っては一切の妥協なくかっ飛ばして来まして、激しくホコリや紙屑・ビニール袋を巻き上げながら接近する光景は、私自身が物心ついて以来数限りなく眺めて来た103系の走行シーンの中でも最もワイルドなものとなったのでした……(@o@)。タナ・アバン方面からの到着シーンに比べれば、アンケで折り返して来たボゴール行の発車シーンははるかに穏やかなものでしたが、車両スレスレに迫るパラソルは見ていてヒヤヒヤしますね……(笑)。
とまぁこんな感じで103系を追いかける滞在となっていますが、勿論このような混沌とした光景ばかりではありませんので、他のカットはまた改めて (笑)。